秘境!!鍾乳洞を抜けると、そこはニライカナイでした


 

11066062_2052226774_241large

 

 

こんにちは、ドクターリトーです。

 

今日は、「ニライカナイ」について書いてみたいと思います。

 

ニライカナイ・・・多くの人は一度は耳にしたことがある言葉かも知れません。

 

ニライカナイは、南西諸島において、伝統的に「あの世」だと考えられていたところです。

 

前回の記事では鍾乳洞について書いてみましたが、ニライカナイは鍾乳洞を抜けた地下の世界にあるとされていたりします。

 

確かにあのひんやりとした静かな鍾乳洞の中を歩いていると、この先には何か違う世界が待っているような気がして仕方なくなってきます。

 

それは昔の人にとっても同じだったのでしょう。

 

しかしニライカナイは、他にも海の下にある都だとされていたり(竜宮城!?)、また海の遥か向こうにある幻の島であると言われたりと、色々な説があります。

 

11066062_862905496_59large

 

 

結論から言うと、ニライカナイがどこにあるのか誰も知らないということなのでしょうね・・・笑

 

それは当然のことでしょう。ニライカナイはあの世ですから、あの世に行ってしまった人間はこの世の人間にニライカナイがどこにあるのかについて教えてくれませんからね。

 

はっきりと分からなくても、ニライカナイは南西諸島の人たちにとって、とても重要な場所でした。

 

なぜならニライカナイは、あの世であると同時に、全てのものが満ち満ちており、あらゆる恵みをこの世へと運んでくる場所であったからです。

 

たわわに実った稲穂も、海で釣れる魚も、島の豊かな自然、平和な暮らし・・・全ての恵みはニライカナイからやってくると考えられていたのでした。

 

そしてまた、ニライカナイはあの世であるので既に死んだ人々、先祖たちが暮らしている土地でもあります。

 

先祖というものは、沖縄においては特に、現世を生きる私たちを励まし、支えてくれる存在です。

 

それゆえにニライカナイに感謝の祈りを捧げることが、豊かで平和な生活の基盤を作る上で大事であったのです。

 

またニライカナイは善きものだけでなく、疫病や災害や凶作といった悪しきものすら運んでくるところでした。

 

だから、ニライカナイに祈ることは災厄を避ける上でもまた必要だったのです。

 

 

発音が似ていること(「に」と「ね」)もあり、ニライカナイは本土における「あの世」である「根の国」と近い概念であると言われたりします。

 

 

根の国とは、あの「古事記伝」でイザナギが妻であったイザナミに会いにいったところです。いざ会ってみると死んだイザナミは変わり果てた姿になっていて、恐怖に憑かれたイザナギはひたすら逃げていく。それを知ったイザナミは怒って追いかけてくる・・・と言う話ですね。黄泉の国とも言います。

 

ニライカナイも、根の国も洞窟の奥にあったとされている。

 

そんなところからも、本土と南西諸島のつながりを感じることができたりします。

 

ニライカナイという全てが美しく、楽しく、幸福が満ち足りている世界。

 

そういう世界を南西諸島の人たちは、ある時に洞窟の向こうに、ある時は海の彼方に思い描いてきたのでしょう。

 

そしてニライカナイという世界は、きっと実際に存在する。

 

私はそう思います。

 

存在するからこそ、本土においても南西諸島においても、また海外においても人々はそういった「あの世」を共通して思い描いてきた。

 

きっとそうなのに違いありません。

 

 

 

・・・・記事を書いていると、本当に鍾乳洞に入りたくてたまらなくなってきました。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)