御嶽の秘境!宮古島の巫女、ユタに会う。


 

こんにちは、ドクターリトーです。

 

今回の記事では、宮古島のユタについて紹介したいと思います。

 

宮古島には伝統的に、霊能力のある人がユタとして、神の意志を伝えるシャーマンの役割を果たしてきました。

 

ユタは未来のことを知ることができたり、また「口寄せ」と言って神様を自分に乗り移らせて、神様の言葉を代弁して話したり、占い、もしくは悪霊の除霊など、様々な仕事を担っています。

 

そしてユタと言うのは、自分でなろうとしてなれるものではなく、神様に選ばれたらいやでもなってしまうのですね。

ある人がユタになる時は、錯乱状態になったり、色々と大変な事が起きるらしいです。

そして選ばれてしまうと宿命から逃げることもできません。

 

ユタは南西諸島各地にいるのですが、時代の流れと共に数を減らしています。

 

しかし宮古島は、信仰心が非常に厚い土地であるため、ユタの文化が今でも盛んなのですね。

 

宮古島が一番ユタが多くいる土地です。もっとも宮古島とはユタと言わず、カンカカリャ(神に仕える人)と表現する方が多いのですが。

 

実はドクターリトーは昨年、ユタに会いに宮古島に行ってきました。

 

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宮古島神社です。

 

実は私は少々文筆をやっていまして、ユタを主人公にした作品を書こうと思ったのです。

ユタを主人公にする以上は、実際にユタに会って取材させていただくのが一番だと思い、お盆の時期に遥々宮古島に行ってきた訳です。

 

ユタに取材するといっても、誰にコンタクトを取れば良いのか分からず、なんと市役所に電話しました・・・笑

 

するとなんと、市役所の職員の方に対応していただけました。ユタに会うことができるようです。

 

 

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これは御嶽(うたき)の一つです。これは宮古神社のすぐそばの御嶽ですが、宮古島には数多くの御嶽があります。

 

御嶽とは、沖縄における聖地です。森の中の何もない聖なる空間のことを、沖縄では御嶽と呼ぶのですね。

(御嶽についての関連記事:http://ritou-navi.com/2015/08/15/イザイホーと神の島:久高島/

 

市役所の方に電話してみると、何と宿まで迎えに来ていただき、そしてユタの根間さんという方のところまで連れていってくださいました。

 

根間さんはまさかの男ユタ!

 

私は、少しばかり驚きました。

 

ユタは、大抵は女性がなるものなのですが、たまに男性もいます。(実は根間さんのお姉さんは根間ツル子さんと言って、この方もまた有名なユタ

だそうです)。

 

比較的年配の、明るくて親しみやすそうな方です。それで安心することができました。

 

実は大学の先生たちも取材に来たり、シンポジウムに呼ばれるほどの、有名なユタだそうです。

 

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(宮古島の道路の上を覆うガジュマルの樹。神秘的な姿が宮古島によく似合う)

 

 

家では狭いからと言われ、集落の集会所のようなところに場所を移しました。

そこには根間さんの連れの方達もいらっしゃり、なんとご飯とお酒までご馳走になりました。・・・なんとも申し訳ない限りでした。

 

いよいよ、取材開始です。

要点ごとに分けて、取材の結果教えていただいたことを記していきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

根間さんがユタになるプロセス

根間さんが、初めて神懸かりを経験したのは、20歳の時。

当時沖縄本島の大学に通っていましたが、突然宮古島に帰らざるをえなくなったそうです(勝手に身体が宮古島を目指す)

わりばしや刃物で自分の手を突き刺すなど、大変なことを当時は経験されたそうな。

宮古島に帰って、年上のユタに弟子入りしました。

 

 

ユタとしての不思議な仕事

1600年頃の戦国武将の供養をさせられたそうです。「させられた」というのは、道を歩いているといきなり白髪の老人(神様の化身だそうです)に出会い、供養をするように仰せつかったからだそうな。

また根間さんは、未来を予知する力があり、イラン・イラク戦争の知らせが神様から来たり、鳥インフルエンザの流行も事前に予知できたそうです。

海の神である龍宮へと祈りを捧げ続けると、宮古島では鳥インフルエンザが流行することはなかったそうな。

本当ならば、すごい話です・・・!!

 

 

人一人を救うということ

人間の運命というものは、決まっているそうです。それは国の運命であったり、世界の運命もしかり。

決まっている運命を変えたければ、多くの神々に働きかけて、神々の力を借りなければなりません。

人一人の運命をを変える、救うためには、非常に多くの神々の力を頼る必要があるということです。

 

 

辺野古の問題

根間さんは、沖縄の米軍基地、辺野古移設の問題にも関心をもっていらっしゃいました。

辺野古の神に問うてみると、小さな神の力では、政治には勝てないと言われているそうな。

この問題を解決するには多くの神の力を借りることが大事だとおっしゃっていました。

戦争につながらない祈りをすることも大事だそうです。

 

 

本土(ヤマト)と琉球

沖縄ではまだユタや巫女の活動が盛んですが、本土においては巫女は本来的な意味においては、息をひそめるか、消滅しています。

その理由は、本土においては信仰の文化がシャーマニズムから仏教に移り変わり、そして経済優先で心の文化が失われたことが原因としてあるそうです。

本土においては先祖崇拝の気風を失っていることもあるそうです。

 

 

神懸かりの状態

ユタは神の言葉を伝える役割があります。

その時は、意識が普段の状態から離れ、移り変わっているそうです。(トランス状態?)

根間さんの場合は、神懸かりの状態にある時も、意識は残っているそうな。

実際に神懸かりの状態を見せてもらうことはできませんでした(根間さんの身内の方がなくなり喪に服していたため)

 

 

取材はこんな感じでした。

私には理解することが難しい話もあったのですが、底知れないユタの深い世界。やはり魅力的に思えます。

非常にためになりました。本当には根間さんにはお世話になりました。

 

 

いくらかでも、宮古島のユタについて、伝わりましたでしょうか?

 

是非宮古島に行った時には、関心の強い方可能ならばユタに会ってみてください。紹介がないと難しいのですが、市役所に電話するのも一計かと思います・・・笑

 

あと、ユタについて知りたいという方がいましたら、こちらの本がおすすめです。

「ユタの黄金言葉(くがにくぅとぅば)」

http://www.aritearu.com/Influence/Native/NativeWorld/Books/Yuta.html

 

よろしければ、宮古島のパーントゥ祭りについて書いた記事も合わせてご覧ください。
http://ritou-navi.com/?p=934 

 

さあ、島旅に出ましょう!!

ritou-navi.com(離島ナビ)


4 comments on 御嶽の秘境!宮古島の巫女、ユタに会う。

  1. いきなりのメールですいません。
    私は宮古島市に住んでいますが、根間さんの事を初めて知りました。
    最近、仕事も続かず、母子家庭で経済的にも精神的にも悩んでいます。
    ぜひ、根間さんにお相手してお話ししたいと思ってます。
    助けて下さい。

  2. コメントありがとうございます。私は、根間さんを宮古島市役所の方に紹介していただきました。宮古島市にお住まいなら、連絡をとれば会うことは可能だと思います。

  3. 沖縄に生まれ育ち現在も本島に住んでいますが
    宮古島が一番ユタが多くいる土地です
    とは初めて聞きました(驚)

  4. 数で言うと本当の方が多いかも知れませんが、ユタの伝統が生活に沿う形で受け継がれているという意味では、宮古島はすごいようです。

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