絶景・秘境!!世界遺産を目指す、教会と隠れキリシタンの中通島!!


 

 

こんにちは、ドクターリトーです!!

 

今回の記事では、長崎県は五島列島に所属する、中通島(なかどおりじま)を扱いたいと思います。

 

この島は、ひときわ秘境と絶景に満ちていますよ!!

 

坂本龍馬と中通島についてのこちらの記事もご覧ください。
http://ritou-navi.com/?p=1825 

 

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http://tkohara.la.coocan.jp/gotourettou2b.html

 

中通島、地図で見ると、こんな形をしています。十字形でしょうか。

この離島が、キリスト教の教会群で有名なことを考えると、因縁めいたものを感じます。

 

中通島は、五島列島の中では2番目に大きな島です。そして北部において頭ヶ島と、南部において若松島(わかまつじま)という島と、それぞれ橋でつながっています。

 

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港に着くと、さっそくこんな風景が広がっていました。山が湖に写り込んでいて、美しいことこの上ない。

秘境感たっぷりです。

中通島は山がちな離島です。南の福江島(ふくえじま)が平坦であるのとは対照的です。

 

ちなみに中通島にアクセスするには、船を使うのが一般的。長崎県の長崎港や佐世保港から、フェリーや高速船で向かいます。

詳しいアクセスはこちらをご覧ください

http://www.pref.nagasaki.jp/sima/island/gotou/access/

 

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こちらが青砂ヶ浦(あおさがうら)天主堂です。島の北部にあります。レンガ造りの立派な聖堂です。ここが中通島が属する上五島の、中心的な教会だそうです。

 

1910年に建造された教会なので、築100年を越しているということですね!!

 

 

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16世紀にキリスト教が日本で布教が始まってから、九州地方では、キリスト教を信仰する大名が多く存在するようになりました。特に長崎県では、領民までがキリスト教徒になるように大名自らが勧めたのです。

 

その結果、キリスト教は急速に人々の間に広まりましたが、江戸時代に入って一転、キリスト教徒は弾圧されるようになります。西洋の宗教を受け入れた者は、日本の伝統的な体制を揺るがすと見なされたからです。その結果、キリスト教への信仰を捨てることができない人々は、隠れキリシタンとして、密かに信仰を維持していくことになります。

 

隠れキリシタンは独自の文化を築いていきました。何しろ西洋人の宣教師たちも去り、200年以上も日本で隔離されたキリスト信者だったため、その信仰も徐々に変質していきました。

 

「オラショ」と呼ばれる祈祷の言葉であったり(オラショの言葉としての意味はいつしか忘れられ、呪文のようになっていったようです)、紙で作った十字架であったり、もしくは「マリア観音」と呼ばれる、マリア像と観音が混じり合った不思議な像であったり。もともとのキリスト教文化とは、かなり隔たったものになっていたのです。

 

明治になってキリスト教の布教が許されるようになっても、カトリックに入信することなく、隠れキリシタンのままでいた人たちが大勢いました。なぜならもはや彼らの信仰はキリスト教とは異質な宗教と化していて、相入れなくなっていたのですね。

 

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小さな島(岩?)です。中通島の風景は、本当に魅力的だなと、思います。この離島の自然風景は、人を引き込むようなところがあります。自然に溶け込むように各地に散らばる教会群もいい味を出しています。

 

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頭ヶ島(かしらがしま)天主堂です。

青砂ヶ浦とは、また違う、石造りの教会です。こちらは1917年に完成した教会です。まさに、隠れキリシタンの如く、隠れた雰囲気を醸し出しています。

 

この島に散らばる教会たちは、すべて明治の世になって後に集中して建築されたものです。数百年にわたる弾圧の後に、ようやく教会を建てることが許される時代が到来したのです。信徒たちはどれほど嬉しかったでしょうか。

 

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教会の隅に、ひっそりとたたずむ、マリア像です。どこの教会でも、こんな風にして岩陰にマリア像が設置されています。

 

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近くの墓地です。十字架が墓石の上に据え置かれているのが特徴。日本の墓のような、西洋の墓のような、不思議なお墓です。

 

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湾内の風景。なんでしょう、この素敵さは。平凡な日常の風景のはずなのですが。

 

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中通島と架橋されて繋がっている、南の若松島(わかまつじま)へとやってきました。

ここにあるのは、土井ノ浦(どいのうら)教会という教会です。

 

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山肌に立てられた、まるで砦のような教会です。かっこいいです。

 

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湾と港沿いの家々を見下ろすようにして置かれている、キリスト像。何を考えているのでしょうか。

 

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キリストと名前が似ていますが、別の人物である「カリスト」の殉教顕彰碑が、教会の隣には立てられています。

 

カリストは宣教師でしたが、西洋人ではなく日本人で、ここ若松島でキリスト教が禁止された後も布教を続けていたので、処刑されました。信仰心というものは、生命よりも重んじられる場合があるという意味なのだと思います。

 

 

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若松島の展望台から眺める、五島の多島海の風景。瀬戸内海とはまた雰囲気がどこか違い、神秘的な趣です。

隠れキリシタンが自らの信仰を秘めてきたのと同じように、この五島列島、そして中通島も、歴史的に秘められてきた島々なのでしょう。ある種の秘境感が、五島列島からはいつも感じられます。

 

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最後は晴れてきました。文句なしの絶景です。五島列島が、世界文化遺産に登録される日を、私も心待ちにしております!! その価値は十分にあると思いますので。

 

さあ、島旅に出ましょう!!

ritou-navi.com(離島ナビ)

 

 


2 comments on 絶景・秘境!!世界遺産を目指す、教会と隠れキリシタンの中通島!!

  1. 中通島、私も感動しました。
    人生の中でまた行きたい場所ベスト3に入っているかな。

  2. ベスト3っていうのは、すごいですね!!

    中通島は、五島の中でもベストな離島だと思います。

    世界遺産登録可能だと思うんだけどなあ。

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