伊是名島:歴史と絶景の薫る、尚円王の島(その2)


 

こんにちは、ドクターリトーです。

 

今回の記事では、いよいよ伊是名島の大スター、尚円王(しょうえんおう)にまつわるスポットを紹介していきたいと思います。

 

(前記事についてはhttp://ritou-navi.com/2016/04/18/伊是名島:歴史と絶景の薫る、尚円王の島(その/ をご覧ください。)

 

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こちらは、尚円王御庭公園にある、尚円王の銅像。フェリーに描かれていた絵と同じポーズを取っています。槍も片手で、実に格好良い。

 

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この銅像の尚円王は沖縄本島を指差しているらしいです。伊是名島から、いよいよ沖縄本島へ向けて旅立とうとしている姿を表現しているのでしょうか。前途に広がる希望に燃える、若き尚円王。

 

尚円王は、若き頃の名を金丸(かなまる)と言いました。金丸は普通の農民の子でしたが、仕事に精を出す好青年で、島の女子からも人気が高かったと言います。そのために金丸は嫉妬を買い、伊是名島から追放されることになったとか。

24歳の時、金丸は妻と弟を連れて、沖縄本島へと向かいます。そして琉球王朝に仕えるようになり、有能さと人望を買われ、異例のスピード出世を遂げ、ついに貿易長官という要職にまで上り詰めます。

金丸は一度は公職を離れて隠居したのですが、やがて琉球王朝の内部抗争が起こります。人徳のある金丸を国王にして混乱を収めようという動きが広がり、金丸は国王に推挙されました。

ついに金丸は56歳の時、琉球国王となったのでした。そして尚円王と名乗ります。農民が国王になるという、豊臣秀吉ばりのサクセスストーリーが沖縄にもあるのですね。尚円王、実に壮大な方であったに違いありません。

 

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こちらは、尚円王が若かりし頃耕作したとされる、田です。

 

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王様が耕した伝説の田んぼですので、現在でも稲作が行われています。稲作の盛んな伊是名島にふさわしい風景でもあります。

 

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王様の田んぼは、「逆田(さかた)」と呼ばれています。なぜ逆田と呼ばれているのか、それはこの田にまつわる不思議なエピソードが残されているからです。

 

尚円王の耕作した田は、どんな干ばつの際にも決して水が涸れることはなく、いつでも豊かに水をたたえていたと言います。ある時、妬ましく思った下の田を耕す者たちが水が下に流れるように畦を切って開いたところ、翌日下の田には水はなく、やはり尚円王の田だけが水をたたえていました。「これは水が下から上に、逆さに流れたのではないか」と思った島の人たちは、「逆田」と呼んだということです。

 

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さて、尚円王の銅像が島にはもう一箇所あります。それは尚円王通水節(かいみじぶし)公園です。

この公園は尚円王生誕600年に当たる2015年に作られた、非常に新しい公園です。こちらの尚円王は、なんと馬にまたがっています。

 

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こんな公園です。

 

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この銅像の尚円王は後ろを振り返っています。尚円王に視線の先には、勢理客(せりきゃく)の集落があります。

勢理客の集落は、今でも古い建物が残る素敵な集落ですが、かつては島の若者たちが仕事を終えた後、夜に集まるスポットであったらしいです。尚円王は朝になって恋人の女性と別れた後、名残惜しむように集落の方角を眺めているという姿を表現しているそうです。楽しそうで羨ましい笑 ドクターリトーとしては、こちらの銅像の方が好みかも知れません。

 

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さて、その 勢理客の集落ですが、最近伊是名島の新スポットというべき、「太陽食堂」という食事処がオープンしました。外装も洒落ています。

 

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この太陽食堂では、伊是名島のお米を使った「米麺」を使った料理を食べることができます。伊是名島はお米の生産が盛んな島なのですが、規格外の不良米などはこれまで売り物にならないので廃棄されていました。その廃棄されていた米を利用して作られているのが、この太陽麺なのです。そういう意味でも、話題になっています。

 

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こちらは、塩辛のペペロンチーノ。米麺なので、歯ごたえがなかなかあり、そして腹持ちします。

 

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こちらは、肉味噌豆乳麺。本当に美味しかったです。なにしろ、美味しいので二日連続で行ってしまったくらいですから。伊是名島を訪れた際には、是非足を運んでください。

 

 

伊是名島の記事、まだまだ続きます。次は伊是名島の海、そして集落の魅力について。
http://ritou-navi.com/2016/04/27/伊是名島:歴史と絶景の薫る、尚円王の島(その-3/ 


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