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瀬戸内海に中国の桂林?「北木石」で世界に名を馳せた北木島!!

こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、岡山県は笠岡諸島の石で有名な島、北木島(きたぎしま)について取り上げたいと思います。

 

◾️笠岡諸島最大の島! 北木島

 

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北木島は、笠岡諸島最大の島。面積は7㎢あります。人口も笠岡諸島最大で約1000人。

そこまで大きな島ではありませんが、小さな島の多い瀬戸内海ではそれなりの規模があります。よって集落や港もこの島には複数あります。

北木島へのアクセスはこちらを参照にしてください!

http://www.kasaoka-ferry.com/link.html

 

◾️北木島に上陸

 

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港に上陸すると、同じく笠岡諸島の真鍋島と似た漁村の街並がありました。真鍋島の方が、若干風情はある気がしましたが。

 

◾️次々と切り出した石材に出くわす

 

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しかし北木島にはあって、真鍋島にないもの。それはこちら。石です!!

北木島は、石の島として有名。良質の花崗岩を産出し、石材を供給してきました。現在では石材業は衰退していますが、かつては全国、そしてなんと海外にまで「北木石」の北木島として名を轟かせていたようです。

 

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◾️石を加工した石像や表札も多く見かける

 

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石を切り出して作られた招き猫。こんな石のモニュメントもちらほら見受けられます。

 

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石材の会社も島内には多くあるようです。

 

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石材会社だけに、石を使った洒落た表札になっています。面白い趣向だと思いました。

 

◾️加工工場も立ち並ぶ

 

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石を加工するのに使う工場もあります。

 

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少しばかり、外から工場の様子を撮らせていただきました。

 

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島の岩壁から花崗岩を切り出すようで、北木島のあちこちには、このように切り立った崖のようになっている部位が多くあります。

 

◾️まるで中国の桂林を思わせる絶景に遭遇

 

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こちらなんか大規模で、なんか神秘の土地みたいじゃないですか? RPGとかにも出てきそうな感じ。

 

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少し狭くなったところを抜けると、丁場(石を切り出す現場)だったところが広がっています。

 

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良質の石を切り出すために深くまで掘り、その時にできた穴が未だに残っているらしいです。その穴に雨水がたまって池になっています。本当に秘境感抜群の隠れスポットです。

 

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北木島内だけにとどまらず、海の中にも、いくつも花崗岩の出っ張りが見えます。小さな島のようで、可愛らしい風景ですね。

 

◾️石まみれの離島

 

島の沿岸を反時計回りに歩いていくと、北木島最大の集落、豊浦が近づいてきました。道沿いには、大きな石材が無造作に積まれています。

豊浦の近くには、なかなかすごい景色があります。丁場跡ですが規模が大きく、かつてどれだけ大量の石材が切り出されたのでしょうか。そんなことを考えると、より一層ロマンあふれる風景に思われています。

 

◾️石を使った洒落た時計台

 

 

いよいよ豊浦の集落の港に到着すると、石のモニュメントが見えてきました。こちらは、石の時計台!

 

 

石のメビウスの輪も見かけました。メビウスなので、裏表がつながっています。北木島のシンボル的存在でもあります。技術的な話は分かりませんが、どういう風に切り出せばメビウス状になるのかが本当に不思議。

島の神社にも、もちろん石塔などがたくさんあります。島中どこを歩いても、花崗岩を目にしない事はありません。

北木島にいるとあまりにも石をたくさん見ることになるので、石酔いしてくるようです。北木島以外でこれだけ石を目にすることって、ありませんから。本当にエキセントリックな島です、北木島。

北木島。ちょっと他では出会えない趣深い島なので、足を運んでみてください。

 

離島ナビ

http://ritou-navi.com

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