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猫まみれの楽園!映画のロケにも使われた漁村の真鍋島。

こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、岡山県の笠岡からフェリーで向かう島、真鍋島(まなべしま)について扱いたいと思います。

真鍋島は、笠岡諸島の方では南の方に位置する島。そのため岡山県の島ではありますが、岡山と香川の中間、つまり瀬戸内海の中ほどにあります。

 

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http://www.pref.okayama.jp/seikatsu/sizen/hyakusen/hyakusen/033kasaokashotou.html

 

◾️笠岡からのフェリーで、島々を案内してくれる老人に出会う

 

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このあたりには島が非常に多く、真鍋島まで航海中は、瀬戸内海の多島美を象徴するような風景に出会うことができます。船で出会ったご老人に解説していただいたのですが、遠くにうっすらと眺めることができる島が、香川県の佐柳島だそうです。

 

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上の写真の遠くに小さく写っているのは、瀬戸大橋。

また違う方向には、仙酔島や走島なども見渡すことができます。笠岡諸島は瀬戸内海のほぼど真ん中に当たるので、色んなものが見渡せるのですね。

 

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1時間以上も乗船すると、ようやく真鍋島が近づいてきました。結構小さめの島ですが、瀬戸内海の島としては平均的なサイズでしょうか。

 

◾️ようやく真鍋島へ到着

 

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真鍋島に上陸しました。漁業が盛んな島のようで、漁船が係留されています。

 

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瀬戸内海なので海も穏やかで、実にのどかな島のように思えます。

 

◾️猫の楽園! 真鍋島

 

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そして港近くで出迎えてくれたのは、この方たち。

 

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猫。猫。猫。さすが猫島として有名な、真鍋島だけあります。

瀬戸内海にはあちこちに猫島と呼ばれる島がありますが、真鍋島の猫は特に人馴れしていて、動じる気配がありません。

 

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車のバンパーでお昼寝。この無防備さがたまらない。

 

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子猫はさらに人馴れしていて、ひざに乗ってきました。

 

◾️昔ながらの面影を残す漁村

 

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港を離れて、本浦(真鍋島の最も大きな集落)を少し探検してみましょう。

伝統的な漁村らしい、味わいのある狭い路地があります。

 

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円福寺という寺の境内からは、本浦集落全体が見渡せます。一面が瓦の建物。狭い平地を有効利用してぎっしりと建物がひしめき、建物の間を路地が縫うように通っています。

 

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実に風情のある風景。そして、とても静かです。

真鍋島ではかつては賑わいのある離島でしたが、瀬戸内の離島あるあるで、人口減少がかなり昔から止まらないそうです。

このまま人口減少が進むと、こういった美しい街並も維持できなくなるのでしょうか。それが不安ではあります。100年後も無人島にはならないでほしいなーと思います。

 

◾️岡山らしい、ぶどう園

 

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小さな島ですが、ちょっとした畑などはあります。

 

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これは!! 岡山県の離島だけに、マスカットを作っているのでしょうか。絶対にぶどうですよね、これ。

 

◾️謎の鬼瓦の並び

 

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円福寺の近くには、謎の鬼瓦も並んでいました。つくづく興味深い島です。

 

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これは魔除けのアイテムなのだろうか。除けなければならないものなど、この楽園のような島にはなさそうですが。

 

◾️味わい深い真鍋島の集落

 

何度眺めても感動的に風情のある、真鍋島の本浦集落。江戸時代の面影を残しているような感じです。

 

 

現役の小中学校の校舎。歴史を感じさせる木造建築で、こちらもいい感じ。かつては映画のロケにもつかわれたそうな。

「獄門島」や「瀬戸内少年野球団」といった映画だそうです。内容については知りませんが。

 

◾️墓場に居座る猫

 

墓場にも猫の姿が。「ジバニャン」かな。といっても、真鍋島の墓地は開放的で、陰気くささは感じられないですが。

◾️島の食堂で活け造り(?)の鯛を食す

 

せっかくなので、島の食堂に寄ってみました。

漁業の島だけあって、刺身を注文すると、鯛のお造りが。

尻尾がまだピクピクと痙攣していて、つい先ほどまで生きていたことが伝わってきます。まるで活け造りのような感じ。こんな豪勢なものが出てくるとは思わなかった。

 

◾️もう一度来たくなる真鍋島

 

わずか2時間しか滞在できませんでしたが、もっともっと長居したくなる所でした。

真鍋島。またお邪魔したいなあと思います。実に良いところ。楽園島です。

離島ナビ

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