大昔の海賊たちが住んでいた!?女木島、鬼ヶ島洞窟に潜入してみた!!
こんにちは、ドクターリトーです!
今回は、瀬戸内海は香川県、女木島(めぎしま)という離島について書いてみたいと思います。
◾️女木島と男木島を結ぶフェリー「めおん」
女木と漢字で書いて「めぎ」と読みます。
実はこの島の少し北には男木島(おぎしま)というよく似た名前の離島があり、高松港ー女木島ー男木島とフェリーが繋いでいます。
南の細長い島が女木島、北の楕円形の島が男木島です。
高松港ー女木島ー男木島を就航しているのは、「めおん」という、少し変わった名前の船です。
この船です!! 「めおん」って、何だか可愛らしい名前ですよね。
「めぎしま」と「おぎしま」の、「め」と「お」を取って、「めおん」という名前です。
◾️「めおん」というタイトルの映画もあるらしい?
実はこの船の名前に由来した映画があるらしいのですよ。ずばり、映画「めおん」です。
→http://meonmovie.com/#/story/
僕は実際に観たことはないのですが、船に設置されたテレビで少し作品紹介がされていたことを覚えています。ほのぼのとした恋物語なのだとか。女木島を舞台にした作品らしいです。
女木島、男木島・・・島の名前もそうだし、それに離島は海に囲まれた閉ざされたスペースなので、恋物語などにはかなり向いている土地なのかも知れません。
◾️女木島に伝わる「鬼ヶ島伝説」
この女木島、映画「めおん」の中でも取り上げられているようなのですが、実は女木島は、「鬼ヶ島伝説」でも有名です。鬼ヶ島伝説とは、キジや猿が登場する、おなじみの鬼退治の伝説。
女木島は、またの名を「鬼ヶ島」とも呼ばれているほどです。
それには理由があり、女木島の山頂の近くには、「鬼ヶ島洞窟」という洞窟があるのです。知られざる秘境です。
発見されたのはなんと20世紀、1914年のこと。
ちょうど百年前で、そう昔のことではありません。
◾️鬼ヶ島洞窟へを探検してみる
上の写真のように、洞窟の近くには鬼の石像とか、鬼のレプリカが置かれているんですよ。いい味出してます。
鬼ヶ島洞窟は、鍾乳洞のように自然にできた洞窟ではなく、人が掘り進んで作った洞窟のようです。なんでも紀元前一世紀に作られたのだとか(二千年以上前!)
要塞のように複雑な構造をしていて、しかも入口と出口が用意されています。そして牢屋も作られています。財宝を隠すスペースも作られています。
いったいどんな人々が、何の目的で作ったのでしょうか。もしかしたら当時の海賊(水軍?)のような集団かも知れないです。
そして、海賊が周囲を荒らしまわっていたのが、いつしか「鬼」が住んでいるという伝説に変化していった。
そしてそれが、鬼ヶ島伝説として伝えられてきた・・・もしかするとそんなところなのかも知れません。
◾️洞窟に佇む鬼のレプリカ
これが洞窟の内部の写真です。薄暗いのでちょっとした探検をしている気分になります。
洞窟の中にも、鬼のレプリカが周到に置かれています・・・笑
この洞窟、頼めば地元の方にガイドもしていただけるようです。珍しい話が聞けるかも知れません。
◾️山頂の展望台からは、瀬戸内海の多島美が堪能できる
鬼ヶ島洞窟を楽しんだ後は、ついでに山頂にも行ってみましょう。山頂まで行けば、瀬戸内海の多島美を楽しむことができます。
私が行った時には夕方でちょうど日が沈む頃で、空が赤みがかったなんとも趣深い写真を撮ることができました。
なんとも言えない味のある絶景です!
瀬戸内海は静かに水をたたえていて、そしてほかの島々が見えます。写真の手前側に写っている島の群れは大島(おおしま)という島で、その右手に伸びているのは屋島(やしま)です。屋島は離島ではなく、四国と繋がっています。屋島の戦いという、源平の戦いが行われたところですね。
女木島。是非行っていただきたい、ワクワク感のある魅力的な離島です。
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/2108.html(フェリー「めおん」の時刻表です)