こんにちは、ドクターリトーです!!今回の記事では、滋賀県は沖島(おきしま)について取り上げようと思います。
あれ・・・でも、滋賀県って海に面していない「内陸県」ですよね!?
海がないのに、離島!?
滋賀県には海はないですが、代わりに日本最大の湖、琵琶湖があります。
ということは、まさか・・・そう、沖島は、なんと琵琶湖に浮かぶ離島だったのです!!
http://mainichi.jp/area/news/20140906ddf001040005000c.html
琵琶湖のほぼ真ん中にあります。位置としては近江八幡市に属していて、アクセスは近江八幡の堀切新港から船に乗ってすぐです。
どちらかというと、堀切新港までのアクセスの方が大変です。
詳しくはこちらをご覧ください。http://www.biwako-okishima.com
その船というのがこれですね。よく洗練された、小型の船です。
そして、船に乗るとすぐに沖島が見えてきました。・・・というか、港にいる段階で見えてるんですけどね・・・笑
こうしていると、まるで海のようです。
磯の香りが全くしないので、違和感がありますが。
ちなみに沖島は、日本唯一の有人島で、人口は350人ほどもいます。非常に珍しいです。
港に着きました。おびただしい数の船が港に浮かんでいます。
実はこの沖島という島は、車は一台もなく、その代わりに一家に一艘船をお持ちなのですね。
この狭い離島の中では、車は役に立ちません。
時代は一家に一艘、マイシップ・・・という感じです。
ちなみに沖島の主要産業・・・というか、ほぼ唯一の産業は漁業です。フナだったり天然うなぎだったり。
近頃は例によって、ブラックバスの被害に悩まされているようです。ブラックバスが他の国産魚たちを駆逐してしまうので、伝統的な漁業が難しくなっているとか。
http://namibuncho.at.webry.info/201407/article_11.html
その代わり、なんと「三輪車」が、地上での輸送手段として活躍しています。
こんな三輪車がたくさん置いてあって、三輪車の後ろには大きなカゴが備え付けられていて物を運ぶことができるのです。
この写真の中には猫も写りこんでいますが、「猫の島」としても有名です。猫がごろごろ港近くにはいます。
人に慣れているので、あまり逃げません。
猫好きの方には、とても嬉しい島だと思います。
(猫好きな方は、男木島の記事もご覧くださいhttp://ritou-navi.com/?p=1204)
沖島は、簡単にいうと二つの山(小さな山と大きな山)の間のわずかな平地に、集中的に人が住んでいる状態なのですが、そのせいで平地の家の密集具合は本土の基準からすると、常識離れしています。
屋根と屋根が密着していますね。
家と家の間を歩くと、こんな様子です。迷路のようで面白かったりします。
山に登ってみました。ここが湖の中の離島だということを忘れてしまいそうです。
山腹から仰ぎ見るは・・・海ではなく、やはり湖です。
やはり海じゃなくて湖だと、感覚で分かります。
海の離島とは雰囲気が全然違います。・・・波が立たない水面。
これこそ「絶海の湖島」なのかも知れません。
海から断ち切られた、湖の島です。
http://www.80000.jp/sekoujirei/okishima_syou.html
この立派な建物は、何かわかるでしょうか。・・・小学校です。
沖島にはなんと小学校まであるのですね。本格的な離島です。
中学生以降は船に乗って、「本土」の学校に通うようです。
湖の島の小学校なんて、なんだか素敵ですね。
http://www.city.omihachiman.shiga.jp/~okisyo/ (沖島小学校のHPです。是非ご覧ください。現在10人以上生徒さんがいらっしゃるようです)
沖島、日本唯一の湖島。少しは雰囲気を伝えることができたでしょうか?
おきしま通船に乗って、本土に帰ります。実に興味深い離島でした。またもう一度詳しく探索したいです。
是非、一度日本唯一の湖の有人島、沖島へと足を運んでみてください!!