絶景!!高さ26mの日蓮上人像!!そして両津の街:佐渡島
こんにちは、ドクターリトーです!!
今回の記事では、佐渡島を扱いたいと思います。
「佐渡金山跡」について扱った、以下の記事もご覧ください→http://ritou-navi.com/?p=894
佐渡と言えば、古来、多くの罪人とされた人が島流しにされてきた土地です。
島流しにされた人々の一人に、日蓮(にちれん)上人もいました。
日蓮といえば、日蓮宗の開祖です。現在でも信者は非常に多いです。
その日蓮上人が、「開目抄」、「観心本尊抄」という2冊の本を書き、そして日蓮宗を一つの宗派とした確立した土地が、この佐渡島だとされています。
黄金に輝く日蓮像です!! 絶景です。
この像、あたりは田んぼの中に突然ドンっと建っているので、少し驚きます。
茨城県の、あの牛久大仏と少し雰囲気は似ているかも知れません。
高さ26m、重さ25トンという、圧倒的なボリュームを誇ります。
この銅像は、日蓮宗750年を記念して、全国の信徒たちが協力して建てたものらしいです。
像を建てる場所として佐渡島が選ばれたことからしても、いかに日蓮にとって佐渡島が重要な場所であるかが分かります。
私が佐渡島を訪れたのは、5月ごろでしたが、まだ山には雪が残っていました。
稲の苗が植えられた田んぼと、そして雪の残る山。
とても美しい風景でした。絶景です。
佐渡は、日本の原風景を残している土地なのかも知れない。そう思えてきました。
森の雰囲気も少し北国の様子を漂わせていて、不思議な豊饒さを醸し出しています。
山の上から眺める、佐渡一の都会、両津(りょうつ)の街です。
両津湾(写真では左側の海)と、汽水湖である加茂湖(右側)に挟まれた小さな土地に、街ができています。狭い土地に、びっしりと建物が密集しています。
珍しい構造の街です。
日蓮上人は、佐渡に三年ばかり暮らしていましたが、やがて許されて鎌倉へと戻りました。
この日本海のどことなく寂しさを漂わせた離島にて、日蓮上人はどのような心境で暮らしていたのでしょうか。
私には分かりかねますが、彼が日蓮宗をこの土地で確立したことから考えても、自己の内面と静かに向き合うには適した土地であったのかも知れません。
加茂湖のほとりです。本当に風情のあるところです。
佐渡の自然は、静かに佇んでいるようなところが魅力です。南西諸島の自然の華やかさとはまた別の魅力です。
そうそう、私が佐渡にいった5月は、ちょうど湊(みなと)祭りというお祭りの最中で、両津の街は賑わっていました。
この祭りのことは全く事前には知らなかったので、偶然出会ってしまったのでした。
どことなく、京都の祇園祭を想像しないでしょうか?
佐渡島では、京都から島流しにされた人物が多かったので、古くから京文化が伝わってきました。
佐渡と京都では距離はありますが、文化的には非常に似通ったところがあるのは、そのためです。
日蓮上人にとって重要な場所である佐渡。そして歴史ある街並みの、両津の街。
是非、佐渡に足を運んでみてください!! 文化、自然共に、深い魅力に引き込まれるかも知れません。
そしてボリューム感たっぷりの日蓮像も、是非見てきてください・・・笑
さあ、島旅に出ましょう!!
ritou-navi.com(離島ナビ)