物忌奈命神社と「水配り神話」の残る神秘の島、神津島!!
こんにちは、ドクターリトーです!!今回の記事では、伊豆諸島は神津島(こうづしま)について取り上げたいと思います!
◾️神秘的な神津島
神津島は、伊豆諸島の中でも神様の伝説があったり、どこか神聖な雰囲気を漂わせている、懐の深い島だと私は思います。本当に雰囲気の良い離島なので、絶対に行ってみるべきだと思います。
伊豆諸島は、南北に延びている島々の連なりですが、神津島はそのほぼ中間の位置にあります。
アクセスは、東京竹芝港からフェリー、または高速船に乗船。
もしくは東京の調布飛行場から飛行機ですね(飛行機だとたったの45分!!)
http://www.orion-tour.co.jp/izu/kouzushima/
◾️雨と風の中、島にたどり着く
私が神津島に行った時は、少し雨降りだったのですね。
雨の中の神津島港。雨降りの時ならではの風情があります。
晴れている時もいいんですけど、雨が降っている時って、独特な風情がありますよね。秘境感たっぷりです。
◾️竜神様
港には大きな岩があって、そこには「龍神様」が祀られています。
岩を住処としている、ということなんでしょうか。
岩の上には、祠と鳥居が設置してあります。港についた段階で、神様スポットがあるのが、神津島です。
◾️晴れてきたので港周辺を巡る
そして、いつしか天気も晴れてきました。
◾️物忌奈命(ものいみなのみこと)神社
物忌奈命(ものいみなのみこと)神社です。
この神社は、神津島の鎮守とされています。この神社、雰囲気がたまらなく素敵なので、是非行ってみてください。
こんなに味のある神社、なかなかないよな〜という感じの神社です。
境内に生える樹々もいい感じ。
不思議な儀式場(?)もあります。
◾️多幸湾
神津島の、神津島港と反対側には多幸湾(たこうわん)という、非常に美しい湾があります。
絶景です!!
海の色が、綺麗なエメラルドです!!
本当に幸が多そうな、そんなところです。
朝日に照らされて、輝く湾内。港側からは少し遠いですが、是非足を伸ばしてみてください!!
◾️神津島の「水配り神話」
こちらは、神津島港のそば、前浜の方に設置された、「水配り神話の像」です。
これは、「神津島」の由来の関係のある像なんですよ。
神津島は、昔は「神集島」という字を当てていました。「神様が集まる島」です。
こんな神話があります。
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はるかに昔、伊豆七島を神々が作りました。そして島ごとに神様が住みました。
伊豆七島ができたところまでは良かったのですが、問題がありました。
島ごとの水の配分はどうするのか、ということです。
七島に配分する水が貯められた池には、水は一定量しかありませんでした。
そこで、神津島に神様が集まり(だから神集島)、会議が行われました。
結果、会議の翌日の先着順で、池の水を配分することになりました。
一番早く来たのは御蔵島の神様。(確かに御蔵島は森林も多く、とても瑞々しい離島です・・・笑)
二番目は新島の神様。
三番目は八丈島、四番目は三宅島。五番目は伊豆大島でした(三宅島、伊豆大島は、かつては水に不自由する離島でした)。
そして最後に来たのは、利島(としま)の神様でした。
利島の神様は寝坊をしてしまったのでした。そして配分されるべき水は、池にほとんど残っていませんでした。
利島の神様は、これはもう怒ってしまい、池に入って暴れまわったのですね。
そして水は神津島に飛び散りました。
だから、神津島はあちこちで水が湧き出る、水の豊か離島となった、という話のようです。
(そもそも池に残った水はほとんど残っていなかったはずなのですが・・・そこは問わないでおきましょう)。
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面白い神話ですよね。
神津島、他にもまだまだ魅力が多いのですが、私がまだ十分に知ることができていないので、機会を改めてまた記事を書きたいと思います。
神話でも取り上げられている、伊豆諸島の他の島々の記事もごらんください!!
http://ritou-navi.com/category/伊豆諸島/