島全体が寺領。神秘の湖島!!琵琶湖・多景島(たけしま)
こんにちは。ドクターリトーです。
今回の記事では、滋賀県の琵琶湖に浮かぶ島の一つである、多景島(たけしま)について扱いたいと思います。
多景島、先日訪れてきましたが、実に神秘的で印象深い島でした! 結構マイナーな島ですが、是非訪問されることをお勧めします。
◾️琵琶湖の四つの島
琵琶湖は言わずと知れた日本最大の面積を持つ湖ですが、実は琵琶湖には四つの島(正確には三つの島と一つの岩)があります。
沖島(おきしま)、竹生島(ちくぶしま)、多景島(たけしま)、そして沖の白石(おきのしらいし)です。
この地図がわかりやすいので、参考にしてください。
このうち沖島は、日本国内で湖にある島で人が住んでいる唯一の離島です。竹生島と多景島は人は住んでいませんが訪れることができます。沖の白石は岩なので、もちろん上陸不可能です。
沖島については以下の記事をご覧ください。
→http://ritou-navi.com/2015/08/24/秘境中の秘境!!琵琶湖に浮かぶ日本唯一の有人/
◾️多景島へのアクセス
さて、多景島ですが、多景島は彦根市の沖に浮かぶ島。多景島に行くためには、まず彦根港へ行く必要があります。
こちらが遊覧船ターミナル。この港からは、多景島と竹生島の両方へ行くことができます。
多景島へと渡る船です。「わかあゆ」という名前。いかにも琵琶湖らしいネーミングです。
琵琶湖なので波もわずかで揺れることもほぼ無く、とても快適な船です。ただ風は強いので注意してください。
◾️まるで軍艦のような風貌
こちらは、琵琶湖の湖岸から眺めることができる多景島です。
彦根あたりの湖岸からは、多景島がどこでも見えます。静かな湖面と遥かな多景島のシルエット。そしてその奥に窺える湖西の山並み。
この景色のみでも、神秘的な装いがあります。そしてどこか軍艦のように見えます。
この島のシルエットは、長崎県の軍艦島に似ている。私はそんなことを思いました。軍艦島も見に行ったことがありますが、本当に似ているんですよー。
◾️角度によって色んな風貌を見せるから「多景島」
しばらくすると、多景島が近づいてきました! 何かのモニュメントと鬱蒼とした樹々の茂る、実に不思議な風貌の島です。
遊覧船は、多景島の周囲を一周してくれます。船の向きが変わると、島の見た目も変わっていきます。島を見る方角によって見た目が変わっていくので、「多景」島。つまり、景色の多い島であるというのが、多景島の名の由来だそうです。
この日は曇っていたので、多景島の神秘的な雰囲気に磨きがかかっていたように思います。
巨大な岩が湖から生えているよう。実に面白いですね。多景島は、周囲約600メートルの小さな島です。
◾️念仏を刻んだ大きな岩もあった
何か文字が岩に刻んであるのが見えます。「南無妙法蓮華経」と念仏が彫ってあります。実は多景島は、島全体が日蓮宗見塔寺の境内なんです。島全体が寺領という珍しい島です。
◾️島からは、琵琶湖と対岸が見渡せる
船を降りて上陸してみると、こんな感じ。多景島ツアーは、島の周囲を回るだけで帰るコースと、実際に上陸するコースの2種類があります。私が参加したのは、上陸コースでした。
仏教関係の施設が多くあります。
◾️浮世離れした雰囲気
無人島なので人の暮らしの気配もなく、実に秘境という雰囲気。俗世間の外にやってきたかのようです。
静かな湖面の先には、琵琶湖の岸の景色が見えます。しばらく佇んでいたくなるような、そんな場所です。
多景島。是非訪れてみてください。もう一つの無人島、竹生島と合わせて訪れるのも良いと思います。私は二島一緒に行きました。
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