エキゾチックで奥が深い!!那覇商店街「まちぐゎー」を歩いて回る。
こんにちは、ドクターリトーです。
今回の記事では、那覇のまちぐゎー(商店街)について紹介しようと思います。
◾️まちぐゎー(商店街)
「まちぐゎー」というのは、沖縄言葉で「市場・商店街」という意味だそうです。「まち(街)」+「ぐゎー」。
「ぐゎー」というのは、小さいものなどにつける接尾語だそうな。
よって、「まちぐゎー」というのは、どこか特定の場所を指す固有名詞ではないのですが、国際通り沿い、平和通りやパラソル通りなどのあたりが、那覇最大のまちぐゎーだそうです。
「那覇まちまーい」という取り組みがあり、今回ツアーをしてもらいました。その様子を少しだけ紹介します(あまり詳しく書くと、ネタバレになりますので)。詳しくは、実際に参加してみてください。
那覇まちまーいのHP(町巡りだけでなく、那覇の魅力を伝える様々なツアーを開催しているようです)
◾️国際通りの由来
国際通りは、沖縄でもっとも大きく賑わっている有名な通り。
「国際」通りって、グローバル時代にふさわしい名前な感じですが、そういう意味ではなく、もともと「アーニーバイル国際劇場」という劇場が戦後ここに建てられ、「国際」はそのことに由来するそうです。
◾️アメリカ輸入品を扱う店
アメリカから直輸入された商品を扱う商店。
沖縄はアメリカ統治の時代が長かったので、こういったアメリカ文化を感じさせる商店は、逆に沖縄県民の郷愁を誘うそうです。これは本土の人間にはわからない感覚なのだと思います。
「米軍放出品」のミリタリーグッズなども扱われている店もあるよう。
◾️水上店舗
水上店舗。ここは昔建物の下に川が流れ、その上に建物が並んでいたそうです。だから「水上」店舗。
建築法的に今はダメらしいですが、当時は基準がゆるかったのでしょう。何事も基準だらけの今の世の中は窮屈なものです。
◾️天井のモニュメントたち
商店街の天井には、動物とか虫のモニュメントがあちこち取り付けられています。これは、与那国島の有名な蛾、「ヨナグニサン」。
よく分からない甲虫。
天井のモニュメントたちは、子供たちへの教育をかねたサービスなのだとか。
昔は商店街の二階にも商店が並んでいたそうですが、今では一階だけになり閉鎖されています。今よりも賑わっていたんだろうなあ。
◾️第一牧志公設市場
こちらは、那覇の公設市場、「第一牧志公設市場」。1950年に開設されたので、かなり歴史は深いです。戦後すぐから。
築地市場みたく、移転問題が浮上しているよう。建物が老朽化しているようです。
公設市場には、沖縄ならではの珍しいものも。
こちらは、ヤシガニ。もちろん生きています。
乱獲されて数を減らしたので、最近はとても珍しいらしいです。結構美味しいらしいですよ。
◾️イラブチャー
南国特有の、色鮮やかな魚たち。売り物から、エキゾチックな雰囲気が漂ってきます。
こちらの鮮やかな色合いの魚は、「イラブチャー」。
イラブチャーは、沖縄を感じさせる魚。
刺身、唐揚げ、マース(塩)煮と、いろいろな料理でいけます。観光客受けがよいので並べられていますが、地元の人はあまり食べないそうですが・・・。時間が立って鮮度が落ちると臭くなるらしいです。
こちらは島バナナ。普通のバナナに比べて房が短く、そして太いのが特徴。
甘みが強くて美味しいです。
◾️昔は「島」だった(!)那覇
見せてもらった昔の那覇の地図。昔は、実は那覇は「浮島」といって島だったのです。
今では埋め立てが行われたりしてすっかり地続きになっていますが。意外や意外。
沖縄では、海藻をよく食べます。ノリだけではありません。沖縄の長寿の秘訣かも。
◾️ソーキそばの店、田舎
こちらは、「田舎」という、390円でソーキそばが食べられる名店。麺がしっかりしていて、ソーキも大きく、とてもコスパが良い店です。
他にも見所がたくさんで、奥が深くて分からないことがたくさん。建物が密に重なっていますので、まるで密林のよう。
私もまだまだ探検したい那覇のまちぐゎーです。是非行ってみてください。