日の丸展望台!開拓地・南大東島の風景を眺めてみよう。
こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、南大東島の日の丸(ひのまる)展望台について取り上げたいと思います。
【南大東島】
《アクセス》那覇「とまりん」からフェリーで15時間。名物「クレーン下船」のおまけ付き。もしくは那覇空港から飛行機。
《宿泊》民宿数軒あり。「民宿金城」は食事が美味しくよろしかったです。
《食事》「富士食堂」など。名物大東そばや、八丈島伝来の「島寿司」が名物
◾️南大東を一望できる展望台
日の丸展望台は、南大東島が一望できる素晴らしいスポット。名前の由来は、「日の丸の旗を掲揚して一日の活動の合図とした」ことらしいです。
「日の丸」ってなんだか開拓地風の地名ではないでしょうか? 開拓地って、こういうとってつけたというか、概念的な地名が多い感じがします。北海道でも「緑」とか「希望」とかそんな地名が多い。
そして確かに南大東島は北海道と似ていて、20世紀から開拓された、新しい開拓地なのです。
こちらが展望台の建物。隆起サンゴ礁の島であるので高い山などない南大東島では、ここだけが島を見渡せるスポットであります。
そしてこちらが展望台からの風景!! 整然と区画されたサトウキビ畑が並んでいます。
周囲に海がほとんど見渡せないこともあって(それは大東諸島の特殊な地形が影響しています、後述)、北海道の田園地帯にやってきたかのような錯覚を覚えます。
見事な景色です。畑以外、余分なものはほとんどない。本島や石垣宮古などにありあちなリゾートホテルなど一軒もなく、観光地化されていないことが南大東島の特色の一つ。
◾️空から眺めると、さらに面白い南大東の地形
こちらは、南大東、北大東間の飛行機に乗った時に撮った写真。
島の外縁付近が、緑のリングのような帯で覆われているのがわかるでしょうか。これは幕(はぐ)といって、数10メートルくらい盛り上がっているところです。ここには、一面防風林が植えられているので、緑になっています。
http://www.jma-net.go.jp/daitou/climet/map.htm
断面図で見ると、こんな地形になっています。
島の集落は、幕の中の窪地にあります。だから島の集落にいると、海が全く見えないのです。
そして島の外側は、断崖絶壁が覆っています。この世界的にも珍しい実に不思議な地形が南大東島、北大東島の特色の一つです。日の丸展望台ではわかりませんが、飛行機からは見えました。
南大東島へと行った際には、是非この不思議な地形についても御覧ください。