沖縄創生神話の島!!アマミチューとシルミチューの浜比嘉島。
こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、沖縄県の浜比嘉島(はまひがしま)について取り上げたいと思います。浜比嘉島は琉球誕生の島と呼ばれる神聖な島なんです!!
◾️橋で繋がった島、浜比嘉島(はまひがしま)
浜比嘉島は、沖縄本島の勝連(かつれん)半島の沖合にある島です。
現在は本島と橋で繋がっているので、正確には「離島」ではありません。しかし個性あふれる魅力的な島であることに変わりはありません。
上の写真の橋で、平安座島と繋がっています。そして平安座島が沖縄本島と架橋されているので、二つ橋を渡る必要があります。美しいエメラルドの海を眺めながらのドライブはとても良いですよ。
遠くから眺めると、こんな感じです。海の上を走っているような気分になります。
◾️アマミチューの墓
上の写真は、アマミチューの墓のある岩場。浅瀬がエメラルドに輝き、南国気分満々です。
「アマミチュー」とは、琉球を作った女神のこと。
琉球を創生したとされるアマミチュー(アマミキヨ、とも)とシルミチュー(シネリキヨ)が暮らしたのがこの島だとされていて、浜比嘉島は琉球創生神話において重要な島なのです。
アマミチューは女神、シルミチューは男神。二人でセットの神様で、キリスト教のアダムとイブとどこか似ていたります。
ちなみにこのアマミチューは「奄美」の語源とされています。
奄美地方は現在鹿児島県になっていますが、琉球文化圏に属していることを示すエピソードの一つではないでしょうか。
アマミチューの墓は奥まったところにあるので、こんな海際ぎりぎりの道を通らなければなりません。
海にはまり込ま無いかスリルがあって、なかなか楽しいです。
きのこのような奇岩がにょきにょきと生える海辺。
ここからの眺めは抜群によく、お墓のロケーションとしては非常にふさわしいかと思います。
こちらがアマミチューの墓。
神話の場所だけあって、なかなか威厳のある静かな雰囲気の場所です。
墓といっても、おそらくアマミチューもシルミチューも架空の人物なので、骨などは中に入ってないはずです。
◾️シルミチュー
こちらは、シルミチューというスポット。
鳥居が設置され、いかにも御嶽の聖地の雰囲気を醸しています。
階段を上ったところにあるのは、このような洞窟。檻のようになっているので、中には入れません。
こちらの洞窟は、アマミチューとシルミチューが暮らしたとされる洞窟。つまり二人の愛の巣であります。
洞窟の奥まったところに、鐘乳石がぶらさがっている姿が見えます。中に入ってみたくなる。
◾️アガリ(東)の御嶽
こちらは、また別のスポット。アガリの御嶽。「シヌグ堂」とも言われます。
この御嶽は、シヌグ祭りの祭場でもあるみたいです。
◾️壮大なガジュマルの樹
このスポットで目につくのは、壮大なガジュマルの木!!
聖地にふさわしい神々しい姿を見せています。
樹齢何年くらいでしょうか。おそらく数百年はいっていると思います。
島の歴史の深さを感じるガジュマルです。
浜比嘉島、神話の島にふさわしい「琉球」を感じる島なので、是非訪れてゆっくり探索してみてください。