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まるで天空の城。12世紀の沖縄最古のグスク「勝連城」から絶景を眺めよう!

こんにちは、ドクターリトーです。

今回の記事では、沖縄本島の眺望の極めてよいグスク、勝連城(かつれんグスク)について取り上げたいと思います。

 

◾️勝連城

 

 

こちらが勝連城。勝連半島にあります。

 

沖縄の城なので、「城」と書いて「グスク」と読みます。

 

城跡なので残っているのは石垣だけですが、壮麗な造りになっています。

城壁を眺めていると、なんだか少し西洋の城っぽい趣を感じました。ちなみに勝連城は「沖縄最古の城」と言われていて、建造は12世紀とされています。

 

◾️阿麻和利(あまわり)の城

 

このような大きな造りになったのは14世紀、琉球王国が成立した後も、うまく国が治らずに沖縄が戦乱の最中にあった頃のようす。

 

勝連城には、「阿麻和利(あまわり)」という有力な豪族が居住していました。

 

阿麻和利は国王の首里城を攻め滅ぼそうとしたほどの勢力があったそうですが、逆に攻めこまれて滅ぼされてしまいました。

 

 

こちらは、勝連城の模型。山の地形を巧みに利用した、不思議な構造の城です。そしてとても美しいです。

 

◾️美しい石垣

 

 

実に美しい石垣の眺め。

沖縄の城は本土の城と違って、稜線がなめらか。本土の城の石垣は、角が直角だったりとがっているのが常ですが、沖縄の石垣は丸みを帯びています。今帰仁城もこんな感じです。

これはガイドの人に聞いたところ、沖縄文化の角を避ける性質を表しているそうです。

沖縄人は結構小さなコミュニティーの中で生きているので、人間関係の角が立つのを極端に嫌うそうです。しかし城にまでその性質が表れてしまうなんて、なんか面白いです。

 

◾️三の曲輪

 

 

城の階段を上っていくと、こんな広場に行き着きます。これは、「三の曲輪」というエリア。頂上ではないですが、かなり広々としています。

 

 

三の曲輪は、城の中で一番重要なところだったらしく、大きな建物がそびえていた跡が残っています。

 

 

生活の痕跡がたくさん残っています。

 

 

こちらは三の曲輪に隅にある洞窟。

別のところに通じていて、緊急時に避難できるようになっているようです。よく設計されているようです。

 

◾️いよいよ、一の曲輪へ!

 

 

さて、三の曲輪を離れて、「一の曲輪」へ。一の曲輪は、城の頂上。いよいよ城の最頂部へと向かう訳です。

 

こちらの階段を上っていきます。狭い階段と、その脇には石垣の壁という構図。

 

これは城に敵が攻め込んできた時に、狭い通路に誘導して上から攻撃ができるように設計されてるためです。沖縄の戦国時代ならではの、実践的な工夫と言えるでしょう。

 

しかしなんだか天空の城っぽい感じで、テンションが上がってきます。

 

◾️絶景広がる一の曲輪!

 

 

こちらが一の曲輪からの眺め。

ふもとの街並みや海中道路も見渡せる絶景ポイントでした。

 

 

この景色を眺めるだけでも価値があると思います。

 

勝連城、是非とも訪れてみてください。那覇市街からは結構距離がありますが訪れる価値は十分にあると思います。

 

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