ザ・沖縄の住居建築「中村家住宅」。琉球民家の伝統を感じよう。
こんにちは、ドクターリトーです。
今回の記事では、沖縄の伝統建築、中村家住宅(なかむらけじゅうたく)について取り上げたいと思います。
◾️中村家住宅
中村家住宅は、北中城村(きたなかぐすくむら)にある琉球の建築様式を全て備えた珍しい民家で、国の重要文化財にも指定されています。ここまで綺麗に民家が残っている例は、非常に珍しいようです。
どっしりとした構えの石垣の奥に、赤瓦がのぞいています。この家が非常に格式のある家であることを示しています。
◾️ヒンプン
こちらは「ヒンプン」。魔除けの意味合いもありますが、目隠しの役割を果たしています。これで民家の中は外から見えなくなっています。
中に入るとこんな感じ。赤瓦と青空のコントラストが非常に美しいです。
◾️開放的な風通しの良い住宅
住宅の外側は縁側になっていて、開放的。玄関のない沖縄の家特有の造りです。風が吹き込んで涼しいです。
部屋はこんな感じ。畳の部屋と、掛け軸。広々としています。
芭蕉布の着物なども展示されていて面白いですよ。
◾️カマド
こちらは、炊事場。カマド、鉄の鍋などが置いてあります。
さらに奥の方は、こんな感じになっています。
◾️ヒヌカン(火の神)
こちらは、「ヒヌカン」。火の神を祀っているところです。「FIRE GOD」とありますがGODは唯一神なので、訳として若干間違っている気もします。
ヒヌカン(火の神)は沖縄の昔話にも登場したりする、身近な神様だそうです。
◾️井戸
こちらは、井戸。
沖縄を代表する植物の一つである、オオタニワタリがたくさん生えています。そして防風林のフクギの木も。
◾️フール(豚小屋)
こちらは、豚小屋。沖縄では豚を多く飼っているので、豚小屋も家には備え付けられているようです。石造りの立派な造りになっています。
沖縄の昔がしのばれる、中村家住宅。
琉球建築ってこんなもんなんだと、よく理解できるので是非訪れてみてください。おすすめスポット。