世界遺産,  温泉,  山間秘境

日本最古・開湯1800年!!熊野の秘湯「湯ノ峰温泉」に行ってみよう。

こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、和歌山の熊野地方の湯ノ峰(ゆのみね)温泉について取り上げたいと思います。

 

◾️日本最古の温泉、湯ノ峰温泉

 

湯ノ峰温泉はアクセスの難しさもあり、あまり有名ではないのですが、非常に効能も高く、パワーにあふれる温泉なので、是非行ってみてほしいと思う限りです。もちろん離島ではありませんが、面白い秘境なので特別に取り上げることにしました。

 

 

こちらが、湯ノ峰温泉街。狭い山あいに開かれた秘境の温泉街です。風情がある街並みだと思いませんか? 建物は十数軒くらいしかない、静かなところです。

 

温泉街をつっきって小川が流れています。川沿いの施設では、温泉水を利用して温泉卵が作れたりします。なかなか面白いです。

 

湯ノ峰温泉は、実は日本最古の温泉であり、なんと開湯1800年が!!というから驚きです。

 

 

山深くて鉄道など当然通っていないので、車で直接行くか、田辺からバスで向かうことになるでしょう。

 

私は数年前にこの温泉で数週間ほど住み込んで働いていたことがあったので、この湯ノ峰温泉については結構よく知っているんです。

 

◾️お肌ツルツルになる湯

 

 

こんな感じの良い温泉です。湯ノ峰温泉は、肌が非常にツルツルになる効能があるようで、私も毎日入らせていただいているとかなり肌の調子がよくなりました笑

 

◾️すぐそばには熊野本宮大社も

 

 

湯ノ峰温泉は熊野地方にあるのですが、熊野と言えば、熊野三山などがあり古来から信仰を集めてきた土地柄。「紀伊山地の霊場と参詣道」として、ユネスコの世界遺産指定もされています。

 

実際に訪れてみると、熊野は自然のパワーが絶大に強いことがひしひしと感じられます。

 

森の勢いがとにかく圧倒的に強いように思われます。京都の森とはなんかもう空気が違います。溢れ出るエネルギーというか。温泉のみならず、この熊野の山々の力強さに触れると、限りなく力が湧いてくるような感じです。

 

熊野本宮大社にも、是非足を運びましょう。まあメジャースポットなので当然行くことだと思いますが。

 

 

よく整備された、味のある本殿。かなり外国人の姿が多いです。

聞いた話ですが、外国人からすると京都などは都会(近代的)すぎて、熊野くらいの田舎の方が古来の日本の雰囲気が感じられて満足するそうです。彼らの持つ日本イメージにマッチするそうです。外国人が日本に対して持つロマンというのは、あの「ラストサムライ」的な感じだそうな。

 

◾️熊野古道のウォーキングもおすすめ

 

 

また温泉の近くには、有名な熊野古道があります。熊野は古来から霊場として開かれ、熊野古道は参道として伝統を持っています。江戸時代には「蟻の熊野詣」と表現されるほどに参拝者が多かったそうです。

 

江戸時代にタイムスリップした感覚で、散策をしてみるのが良いかも。これは、熊野古道中辺路(なかへち)。他に小辺路(こへち)というものもあります。

 

 

森林浴がてら、歴史の深い道を歩いてみましょう。江戸時代には参詣叶わずこの道すがらで行き倒れた人々も多かったようですが。昔はこの山の中で力尽きたら、生きては戻れなかったようです。そういう意味では命がけの熊野参拝だったのですね。

 

 

新緑の季節だったので緑も青々として、本当に良いところでした!

 

◾️小栗判官伝説

 

 

湯ノ峰温泉には不思議な伝説があり、小栗判官伝説というものです。

 

小栗判官という人が、照手姫(てるてひめ)という人と恋に落ちたのですが、それをよく思わない人物から毒を盛られ、五体不満足になってしまいます。

 

照手姫は小栗判官を車に乗せて、関東からはるばるこの湯ノ峰まで連れてきたといいます(なんという体力!)。

 

 

そして湯ノ峰温泉の効力を得て全快して、元の姿にめでたく戻ったということです。

 

これはただの物語ですが、実際にも湯ノ峰温泉の効能はそれだけ凄まじいということを暗示しているようにも思います。

 

これは、一度くらいは行かないと損だと思います。是非訪れてみましょう。

 

離島ナビ

http://ritou-navi.com

Translate »