オロンコ岩、カムイワッカの滝。秘境・知床半島を探検しよう!!
こんにちは、ドクターリトーです。
今回の記事では、北海道の知床(しれとこ)半島、その名所について扱いたいと思います。知床は離島ではなく、半「島」ですが、日本有数の秘境ということで特別記事として扱うことにしました。とても面白いところでしたよ。
◾️オロンコ岩
知床半島を観光する上で、ウトロ地区が観光基地になりますが、ウトロの外れにあるのがこのオロンコ岩。実に大きな岩で、貫通しているトンネルが小さく見えるほどです。高さは60メートルほどもあります。すごい迫力でした。
オロンコ岩とは、アイヌ語で「そこに座っている岩」という意味のようですが、見事に体を表しているように思われます。突然巨岩が鎮座しているという感じ。
◾️カモメの巣窟
このオロンコ岩には、白い点々がたくさん見受けられたのですが、これはカモメ。このオロンコ岩は、カモメの繁殖場所になっているのです。鳴き声もやかましく、これもすごい光景です。
オロンコ岩は、なんと頂上まで登ることもできます。頂上は雑草がたくさん生えていて、かなりの高さがあるのでウトロの街並みの眺めもなかなかなもの。
◾️知床半島クルーズ
知床半島クルーズを利用すれば、海の上からも絶景を眺めることができます。クルーズの会社は複数あり、船の大きさやカムイワッカの滝までか、それとも知床岬まで行くかなど選択の幅も大きいのでどれに乗るかよく選んで乗りましょう。→https://www.shiretoko.asia/list_cruise.html
クルーズに乗り込むと、知床半島の迫力のある岩壁が広がっています。さすが世界遺産という圧巻の光景。
◾️岩から滴り落ちる滝
草木も生えない険しい岩場。岩壁の隙間から、水が滴り落ちてちょっとした滝のようになっています。これは地面に染み込んだ水が長い時間をかけてここから流れ出しているのです。かなりロマンのあるスポットだと思いました。岩の色合いが緑かがったり、赤茶けていたり、白っぽいところもあり、色とりどりで眺めていて飽きません。
これほどワイルドな景色は、本州あたりだとあまりみかけなさそう。とにかく知床の自然の迫力に圧倒されてしまいます。
◾️カムイワッカの滝
こちらは、有名なカムイワッカの滝。かなり高低差のある滝です。30メートルほど。
「カムイワッカ湯の滝」というのが近くにありますが、それは別物。湯の滝は温泉みたいに暖かいらしいですが、こちらは冷たい水の滝です。しかし硫黄の匂いが漂ってきます。
カムイワッカの滝の方は、海からしか眺めることができません。カムイワッカの滝コースでは、この滝を見た後ウトロに向けて引きかえしていきます。
◾️知床五湖に入るには?
お次は陸の知床半島の観光。陸の名所といえば、やはり知床五湖、ファイブ・レイクスです。
知床五湖に行くには、まずビデオを見たり、手身近なレクチャーを受けなければなりません。知床五湖は世界遺産であるくらいなので大自然そのもののエリアで、そしてなんとヒグマが出没することも多いです。
それだけ注意事項が多く、そういう決まりになっているそうです。ヒグマに襲われた時の対処法など、ビデオで学びます。食料を持ち込んだり、騒いだりするとだめらしいです。
その上でようやく立入認定証を手にすることができます。立ち入るのにこういう厳しい制限のある名所って、日本国内でもなかなかないように思います。知床の秘境っぷりが伝わってくるシステムです。
◾️知床五湖、入場!
そして、いよいよ知床五湖に。
湖面に周辺の樹々が映り込んでいて、とても美しい光景。直前に雨が降っていたので、霧がかかって神秘的な様相になっています。
知床の湖にはそれぞれ固有名がつけられていず、一湖、二湖・・・と数字で表されています。開拓の遅かった北海道特有の仕様。
林道の雰囲気は、同じく世界遺産の熊野古道にどことなく似ているような感じもしますが、人の匂いがしないことと、生えている木が白樺が多いところが違うかと。自然そのものといった感じです。実に秘境感たっぷりの湖畔。
◾️高架エリア
五湖巡りの後半は、ご覧のように高架の上を歩く感じになります。短い設定のコースだと、ほぼこの高架を歩くだけになります。これは、ヒグマとの接触を避けて五湖を観光するために設置されたとか。
高架は歩きやすいので、とても助かります。高架であることを利用して、展望台も設置されています。
■野生の鹿に出会う!
五湖エリアからは出ましたが、付近には野生の鹿も普通に歩き回っている自然たっぷりな知床。
奈良公園の鹿とは違って、ツノが立派に生えたままです。とてもワイルドな姿で走り回っています。
◾️まさかの鹿肉バーガー
売店では鹿肉バーガーというものも売られています。鹿を眺めた後に食する鹿肉バーガーは、なんとも言えない生々しさがありました。
知床半島、他にも名所多数なのでぜひいってみてください。
離島ナビ