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実は世界遺産!?北渓井坑の高島へ行ってみよう。軍艦島が見える丘も!!

こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、長崎の離島、高島(たかしま)について扱いたいと思います。

【高島情報】

《アクセス》長崎港から旅客船。便数1日8便程度。

《宿泊》島の宿五平太など。キャンプ場あり

◾️世界遺産、高島

 

 

高島は長崎県の離島。端島(軍艦島)の少し北に位置しています。

軍艦島がすごい有名ですが、実は高島は世界遺産に登録されている、名実ともに「世界遺産の島」なのです。

2015年に世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成史跡があるからです。

でも、軍艦島の知名度に隠れて、なかなか表に出てきません笑

 

 

軍艦島は無人島ですが、高島は今でもご覧のように人が結構住んでいます。高島には昔は炭鉱がありましたが、今ではもちろん閉山しています。それでも人が住んでいるのは、いったい何をされているのか結構気になったりしました。人口は現在400人弱程度のようです。

◾️北渓井坑(ほっけいせいこう)

 

 

高島の世界遺産の構成史跡が、こちら北渓井坑(ほっけいせいこう)。

見た目にはそんなにすごい施設には見えないかも知れないですが、これは実にすごいところなんです! なぜなら、日本初の近代炭坑だから!

 

 

あの有名なトーマス・グラバーの事業も絡んで、イギリス人モーリスを招き、1869年(明治二年)に開坑されたのがこの炭坑。日本初の蒸気機関による竪坑(たてこう)がこちらです。

私はこういう方面の知識がないのですごさがよく分からないのですが、とにかく貴重な史跡らしいです。

 

 

昔のこのあたりの模型。当時は海が近くまで迫っていたようで、採掘した石炭を海から船で運び出していたようです。

海の近くにあるため、海水の侵食を受け1876年に閉坑する羽目になったようです。しかしここで培われた技術が後の軍艦島などの炭坑に応用されたので、まさに近代日本の出発点とも言うべきスポットです!

 

◾️グラバー別邸

 

 

高島には、グラバー別邸跡もあります。長崎市街に有名なグラバー邸がありますが、それとは別にここにもあるんです。

グラバー氏は高島の炭坑に関係していたので、直接高島に住み込んで仕事をしていたそうです。

 

 

こんな感じでグラバーの銅像もあります。グラバー氏イケメン!!

 

◾️軍艦島が見える丘

 

 

ちなみに高島の南の端には、その名も「軍艦島の見える丘」というスポットがあり、展望台から軍艦島が一望できます。

本当に近い位置に浮かんでいます。

軍艦島をツアーで直接訪れるのも良いですが、こうして少し遠くから眺めるのも良いと思います。本当に軍艦に見えます。

高島と軍艦島、ダブル世界遺産制覇しましょう!!

 

 

離島ナビ

http://ritou-navi.com

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