船を知りたきゃ大学へ!東京海洋大学と神戸大学の海事博物館を回った話。
こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、船舶について調べに東京海洋大学と神戸大学の海事博物館を巡回してきたので、その記録的な記事を作ろうかと思ってます。とても面白いところだったので、是非行ってみてほしいなーと思いました。
◾️明治丸と遭遇!
作品の取材で船舶について調べておこうと思ったので、海事についての専門的な大学、東京海洋大学へと向かうことにしました。越中島というところにあります。
キャンパス内に展示されているのは、なんと廃船になった明治丸。
これは歴史的に重要な船舶で、なんと重要文化財に指定されています! 天皇の乗る御召し船であったり、小笠原諸島で領土問題が発生した折に、いち早く父島に派遣され、日本の領土保全に貢献した船でもあります。
ここに来る直前にちょうど父島に行っていたので、とてもリアルに感じました。この明治丸が小笠原を守護した船なんだなーと思い。
三本マストの壮麗な船です。ロープを這って、檣楼(トップ)に登ってみたくなります。
舵輪もアンティーク感に満ちていて、よし。
御召し船なので、天皇が使うお部屋もあります。さすがに豪華な造りで、まるで地上のホテルのよう。
◾️百周年記念資料館へ!
お次は、船舶にまつわるいろんな器具が展示されている、隣の百周年記念資料館へ!
こちらは六分儀。天測航海にて使う器具です。
エンジン船で使うスクリュー。
二本マストの、スクーナー船の模型なども展示されていました。ちなみにボランティアの船員OBの方がいて、丁寧に質問に答えていただけます。とっても助かりました。
◾️久しぶりの学食へ
こちらは学食。その名もマリンカフェとか。扉のデザインが海洋を象徴していて、楽しいです。
海軍カレーにちなんで、カツカレーを注文してみました。さすがに海事大学だけあって、ひときわ美味なカレーでした。やっぱり関係あるのかなあ。
◾️神戸大学の海事博物館にも行ってみた。
日本で海事系の大学と言えば、二つ。
東の東京海洋大学に対して、西の神戸大学です。神戸大学は、昔は「神戸商船大学」という別の大学でしたが、後に合併したようです。
東の「越中島」に対して、西の「深江」なんても呼ばれていたそうです。キャンパスが深江にあることから。
こちらの博物館にも、やはり六分儀。天測航海の基本中の基本のアイテムなので、当然ですが。
こちらはクロノメーターという器具。正確に時間を測ることができる時計です。今では電波時計などがあり極めて普通ですが、19世紀頃までは、長期に渡って海上で正確な時間を知るのがとても難しい時代でした。
クロノメーターで正確な時間が分かると、自船の経度を割り出すことができます。緯度に関しては太陽や北極星の高度を測定すれば簡単に知ることができますが、経度を知るのはかつては不可能であるともみなされていました。ですので、クロノメーターの発明は航海史において画期的だったと言えます。
こちらの博物館では、西洋風の船だけでなく、日本の伝統的な和船についても展示が多いのが特徴です。
こちらもスクーナー船。見た目がカッコ良いですよね。
神戸大学でも、やはりカレーを注文してみました。海事大学で食べるカレーは、やっぱり絶品やなあ・・・笑
日常ではあまり訪れないレアスポットだと思いますが、是非一度足を運んでみてください。面白い上に、いろいろと勉強になります。
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