まるでドールハウス!?可愛いお墓が面白い志々島。樹齢1200年の大クスも見ものです。
こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、香川県は塩飽諸島の志々島(ししじま)について。志々島はとても小さな島で、人口も約20人ととても少ないですが、見所に満ちた魅力的な離島です。楽しみに読んでいってくださいね。
◾️志々島へ行く!
志々島へと向かうには、三豊市の、須田港または宮の下港からフェリーが出ています。
https://www.city.mitoyo.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=595
(詳しくは、粟島汽船のHPです)。
まずは隣の粟島へ。粟島の方が志々島よりも遥かに大きいです。だから志々島は粟島の属島という感じ。
粟島でさらに小船に乗り換え、志々島へといよいよ向かいます。
いよいよ志々島が近づいてきました。建物の数も少なく、こじんまりとした島です。
◾️志々島、上陸!
志々島に無事、上陸しました。港に据えてあったのは、ハートのマークが入った素敵な長椅子。カップル用でしょうか?
かかしが据えられている鮮やかな花壇もありました。人口が少ない分、かかしがいると賑わうようで良いのかも知れません。
よく手入れされた離島だなあという印象を持ちました。
途中島の人と遭遇しました。年配の女性。志々島は人の実に少ない島ですが、移住してくる人がちらほらいるらしく、その方も移住者の一人でした。そして志々島での生活は、結構忙しいのだとか。この島の未来に、期待したいところです。
◾️これはドールハウス!? まるで小屋のようなお墓
集落の外れにやってくると、ご覧のように不思議な光景に出会いました。
花がたむけてあります。ということは、これはもしやお墓!?
そうです。このドールハウスのごとき小屋は、なんとお墓らしいのです。
志々島では「埋め墓」という伝統があり、昔は土葬をしていたらしいのです(今はさすがに火葬らしいですが)。
その土葬の上に建てられていたのが、この小屋。
しかしなんとも可愛い仕様ですねー。この墓に死者が住まっているのかと思うと、何だか死後の世界も楽しいものに感じられてくるのは、私だけでしょうか? この小屋の並びは、死者の住まう町という感じがします。
志々島と聞くと、これからは真っ先にこの小さな家々が浮かんできそうにも思います。いやー、このお墓は気に入ったなあ。
小屋は、正確には「霊屋(たまや)」というそうです。死者たちもさぞ居心地が良いことでしょう。
◾️次は、大グスへ!!
しかし志々島には、他にもビッグな見所があります。それは大グス。
志々島には、樹齢1200年を数えると言われる、大きな楠木があるのです。1200年前いうたら、平安時代やん!!
大グスは山の中にあるそうなので、これからちょっとした登山をしなければなりません。
その道中。志々島も過疎化が著しいので、やはり蔦に覆われた廃屋があります。
道は山へと入っていきます。
いよいよ、大グスへと到着! とにかく巨大。大迫力です!!!
大楠神社として祀られているようです。樹齢の古い樹には、神が宿るとかよく言われますね。多分それでしょう。
樹が巨大化しすぎて、枝を支えられないのか、大きな枝を支えるための機具は備え付けられていました。それにしても巨大、そして複雑な構造になっています。樹齢1200年は、やはりたいしたものです。
この楠木も、忘れることはできない光景ですねー。
◾️志々島をさらに散策する
大グスを後にして山を降り、志々島をさらに散策していきます。
こちらは、たこつぼ!? 志々島ではたこ漁も行われているようです。焼き物ではなくプラスチックで出来ているらしいのが、面白いです。
ヤギも飼育されていました。
こちらは十握神社(とつかじんじゃ)。不思議な名前ですが、日本武尊(やまとたけるのみこと)をお祀りしているそうです。
こちらは八幡神社?(少しうろ覚えです)。趣のある佇まいです。
こちらは、昔使われていた港でしょうか。今では係留されている舟も一、二隻であるようです。
志々島の魅力、少しは伝わりましたでしょうか? この島には、足を運ぶ値打ちが十分あります。確かにそう保証いたします。是非とも訪れてみてくださいねー。
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