徳島来たなら一度は見るべき!?鳴門の渦潮を見に淡路島へと行ってきました。
こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、有名な鳴門の渦潮(うずしお)を見に行ってきたので、是非ともシェアしたいと思います。渦潮を見たのは初めてでしたが、予想以上にダイナミックだったので、楽しみにしてくださいませ。
◾️渦潮を見に、淡路島へ!
渦潮といえば、鳴門海峡の海流が引き起こす渦を巻いた潮の流れのこと。
狭い鳴門海峡で、満潮と干潮が出会い、ダイナミックな自然造形ができます。渦潮は、海峡であればどこででも見られるわけではなく、鳴門海峡や淡路島の地形が生み出す、稀有な地形なのです。
なぜなら、満潮と干潮が同時に存在できる海峡など、普通はないからです!
渦潮の発生メカニズムについて詳しく知りたい方は、こちらの鳴門うずしお観光協会のHPをご覧ください。
→http://www.naruto-kankou.jp/uzu/
徳島へと短期移住をすることになったのですが、全国にその名を轟かせている徳島の代名詞たる渦潮は見に行かねばならないと思いまして、今回観潮船へと乗ることになったのでした。
渦潮を観潮するには、淡路島もしくは鳴門から船に乗る二通りの方法がありますが、私は淡路島側から乗ることにしました。こちらが乗り場がある「うずしおドームなないろ館」です。ちなみに淡路島の南側、福良(ふくら)港にあります。
「鳴門遺産を世界遺産に!!」の旗が踊っています。
日本各地に世界遺産が登録されるようになってきましたが、四国地方には未だに世界遺産登録されたものはありません。
鳴門の渦潮が世界遺産に指定される日がきたら、とても嬉しいです。是非期待したいところです。近頃は、イギリスなどの渦潮と共に登録を目指しているそうです。その戦略ならば、可能性もきっと増す事でしょう。
観潮船に乗るために、チケットを買います。
この際注意すべきは、「渦潮が観潮しやすい時間帯」を選ぶこと。
一日の中で、渦が大きい時間帯と小さい時間帯があるからです。
ちなみに渦潮は日によっても大きさが違います。いつも同じ大きさではなく、「大うず」「中うず」「小うず」など種類があります。月の引力の影響があるようですねー。なので、できるだけ大うずの日を狙っていきましょう、ということです。大きな渦潮を見たいのであれば。
ちなみに「渦情報」はこちらの観潮船HPに記載されています。行く前には必ずチェックすることをお勧めします。
→http://www.uzu-shio.com/
◾️咸臨丸、日本丸
淡路島側の観潮船のポイントは、なんといっても船が立派なこと。上の写真は、咸臨丸(かんりんまる)という船。
江戸時代末期に勝海舟が太平洋を横断に使用した歴史ある船ですね。もちろんレプリカです。
こちらは日本丸。サンフランシスコ航路で貨物船として使用され、そして日露戦争にも参戦した船です。こちらも歴史ある名船。
観潮船は、以上の二船です。私は時間の都合上日本丸の方に乗ることにしましたが、どちらもわくわくとさせる外観ですよね。素晴らしいです。
◾️観潮船、出航!!
観潮船が出航しました。まだ寒いので、デッキの外ではなく船内で待機している人が多いです。
甲板では、餌を求めて大勢のカモメたちが宙を舞っています。
向こうも慣れたもので、餌をもらえることがわかっているのでした。
観潮船はカモメに囲まれつつ、少しずつ福良港を離れていきます。
港を出てしばらく経つと、他の船と遭遇しました。こちらはもう一方の船、「咸臨丸」です。すれ違うと、なかなか素晴らしいです。
◾️渦潮とご対面
船はとうとう、渦潮のスポットである大鳴門橋の真下へとやってきました!
確かに渦潮めいた潮の流れが見えます。しかし、これは全然本番ではありません。
こちら。いよいよ渦潮ぽくなってきました。
左手遠くに、何か壁のようなものがあるのが見えるでしょうか? これは、まさに満潮と干潮の海面差の現れらしいです。
だからこそ、ここに渦潮が発生しているという訳ですね!
これ!! しっかり渦を巻いているではありませんか。これこそがまさに鳴門の渦潮に違いありません!!
いやー、これが渦潮か。初めて見ました。徳島へやってきた甲斐があったというものです。
すごいパワーがあるように感じられます。まさに海の芸術というべき様相。素晴らしいです。
この渦の中に間違って落ちたら、相当大変なことになるかも知れません。恐怖すら感じるエネルギーを持っています。
◾️船内探検
この日は「大うず」の日だったのですが、船内に飾ってあった写真によると、写真の如き迫力に達するようです。これを目にすれば、さらに渦潮が目に焼き付きそう。
仮に巻き込まれたとしたら、一瞬にして海の底まで引きずり込まれそうですね。恐ろしい限りです。鳴門の渦潮をなめてはいけません。
世界的にも最大級の大きさを誇る渦潮だそうです。それが身近な土地で眺められる幸せ。
渦潮ができる過程のビデオも放映されていました。こちらをみると、渦潮の生成メカニズムがこれまたよく分かります。
潮は外洋から徐々に瀬戸内海に満ちてくるのですが、大阪湾が満潮になる頃には、既に紀伊水道は引き潮が始まっているので、細い鳴門海峡では水位の差が生み出されます。その結果、渦が発生する。それが大まかな渦潮発生のメカニズム。
瀬戸内海、鳴門の稀有な地形が、世界的にも迫力のある渦潮を生み出しているのです。
実際に足を運んでみて、渦潮は見にいくべき価値あるものだと実感しました。まだの方は是非見に行ってください。
世界遺産登録がなされる前に見に行けば、先見の明があったと人に言えるかも知れません・・・笑
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