奄美群島,  地域の農業・漁業

2月に収穫される南の島のじゃがいも!!春のささやき:沖永良部島

こんにちは、ドクターリトーです!!今回の記事では、鹿児島県は沖永良部(おきのえらぶ)島について取り上げたいと思います。

 

◾️沖永良部島

 

沖永良部島は空から見ると、こんな感じの離島です。

「ひしゃく」とか「オカリナ」の形をしていると言われます。

奄美地方にあり、鹿児島本土よりも沖縄県に遥かに近いです。

 

z-ferry

 

地図で確認できるように沖縄本島から見て、北に二つ目の離島ですね。

面積は約93平方キロ。伊豆大島より少し大きいくらいです。

 

◾️じゃがいもの島、沖永良部

 

ところで、皆さんはじゃがいもの産地といったら、どこを思い浮かべますか?

・・・・

何と言っても北海道ですよね。広い北の大地で生産されているイメージがあります。ジャガポックルなど、お菓子にもされていたり。

生産量一位はもちろん北海道で、国内の8割近くは北海道で生産されています。

しかし二位は長崎県(4%)、三位は鹿児島県(3%)と、意外と南の方でも作られているのですね。

沖永良部島では、こんな畑で作られています。

 

畑

 

北海道とは違って、畑の向こう側には海が広がっています。そして北海道の黒い土とは違って、赤土の畑です。

 

◾️実は離島旅のスタートポイントでした!

 

実は、沖永良部島は、私が離島好きになった島で、思い出深い離島であります。

大学を休学していた時に一ヶ月ほど、島のじゃがいも農家さんに住み込みで働かせていただいたのですね。沖永良部島は農業のとても盛んな島で、農業を営んでいる方が非常に多いのです。

じゃがいもの他に、さつまいも、エラブユリ、フリージア、電照菊、さとうきびなど、多くの品種の農産物があります。

このフェリーの所要時間は実に30時間以上かかり、船の中で2晩を過ごしました。おまけに外洋航海だったので船は揺れに揺れ、かなり船酔いした覚えがあります。

それだけ長時間なのに船には食堂にはなく、自販機だけが・・・! そして乗客も数少なく、半分くらいは外国人。

今でも印象に強く残っている船旅です。※奄美阪神航路は現在は廃止されています。

 

◾️じゃがいもの植え付けをする

 

 

その時は10月で、ちょうどじゃがいもの植え付けの時期でした。

「種いも」というのですが、畑にこれを植え付けていくと、じゃがいもが地下で再生産されます。

じゃがいもは他の農産物と異なり、種から育てていくのではないのですね。

ちなみに種いもは北海道から買ってきます。育てるのは沖永良部島ですが、元々のじゃがいもはまさかの北海道産なのですね。

北の大地からやってきた種いもが、今度は南の離島で育つ。なんだか不思議です。

 

◾️「春のささやき」

 

 

島で作られたじゃがいもは、「春のささやき」というブランド名で高く取引されます。北海道のじゃがいもの二倍〜三倍の価格で取引されるというから、驚きです!!

ちょうど三月頃以降に出荷されるので「春のささやき」というネーミングなのですね。日本で一番早く収穫されるじゃがいもだそうです。

この「春のささやき」、赤土で作られているからか、モチモチとした食感で非常に美味しいのですよ。

本当にグルメです。種いもは北海道産なのに、作物を作る土壌が違うと味まで変わってくるようです。

是非食べていただきたいです。

↓「春のささやき」の応援歌です。 楽しい歌です!

 

 

ritou-navi.com(離島ナビ)

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