絶景!!来島海峡大橋と奇跡の民宿「名駒」:大島(愛媛)
こんにちは、ドクターリトーです。
今回の記事では、愛媛県は今治から近海に浮かぶ島、大島(おおしま)について扱いたいと思います。
◾️日本各地にある「大島」
このブログで「大島」について扱うのは、三島目です。
東京都の伊豆大島、香川県のハンセン病の青松園がある大島、そして今回はしまなみ海道が通る愛媛県の大島です。
大島という地名は日本中にあるようで、一体どれだけの数の「大島」が存在するのか知ることが難しいほど多いです。
「大きな島」という、ひねりがなく、真っ先に思い浮かぶようなネーミングであるため、名付けやすかったということなのでしょう・・・笑
◾️しまなみ海道にある島
http://www.jrt.co.jp/tv/ohayo/tyoiki/06/060620.htm
上の地図でみると、一番南にある島が大島です。
しまなみ海道が通る大きな6島の内、愛媛県の今治からしまなみ海道に入ると一番先に通りがかるのがこの島ですね。
そして今治と大島とを繋ぐのが、「来島海峡大橋」というしまなみ海道の中でも、最も立派な橋。全長は4105メートルで、そして三つの橋が連なってできた吊り橋です。
◾️自転車旅行で訪れた大島
私が来島海峡大橋を初めて通ったのは、大学生時代です。
なんと京都から北九州まで自転車旅行をした時です!!連れは友人で、二人旅。
京都から北九州の門司港までたどり着くのに約2週間もかかり、よく無事に帰ってこれたと思うほどにワイルドな旅でした。
尾道の神社の軒先や、広島の原爆ドーム記念館の前で野宿したり、銭湯に入ると事情を察した主人がそのまま宿泊させてくれたり、不思議な思い出の多くできた旅でした。
四国・今治側からしまなみ海道に突入したので、来島海峡大橋がしまなみ海道で一つ目に通る橋でした。
◾️橋の上から眺める絶景
橋の上から見える瀬戸内海。これは本当にもう、感動しましたね!!
天気が良いので、遠くの方まで海が見渡せます。
まさに海の上を走っている気分!!
これは橋から見える、「小島」という島です。瀬戸の多島海を見渡しながら走るサイクリングは、最高。
真下から見上げる、橋の上部。青空に映えます。ビバ絶景!!
◾️民宿「名駒」にお世話になる
そうこうしている内に大島へと入りました。さすがに4キロもある橋だけあって、非常に長く感じます。
大島に入った時には、夕暮れに。通ってきた来島海峡大橋が夕日に照らされています。この光景もまた素敵でした。
大島に入ったのは良かったのですが、自転車旅行なので宿の確保はもちろんしていませんでした。今日も野宿になるのか・・・・と覚悟。
しかし島の中を走っていると、日帰り入浴ができる宿を見つけました。民宿「名駒(なごま)」というところ。
◾️食事も寝床もなぜか用意してもらう!!
名駒。外装はこんな感じでした。民宿に泊まるのはお金が高いのですが、とりあえず温泉に入らせてもらうことにしました。
何しろしまなみ海道を越えてきて、汗まみれだったので。
自転車で京都からやってきました、と宿のご主人に伝えると、何故か500円の入浴料を300円にしてもらいました!!
優しすぎる対応です。温泉はとてもお洒落で、気持ちの良いところでした。
そして風呂から上がってくるとさらに不思議な出来事が!
なぜか「夕食食べていって、余り物だけど」とご主人に言われ、こんな料理をいただきました(!)
上のご飯は鯛めしで、非常に美味しいのですよ。三杯ほど食べてしまいました。
そして食事が終わると、「布団敷いといたから」(!)と言っていただき、何故か寝室に通してもらいました。
自分たちの身に一体何が起こっているのだろうか・・・という感じで、失礼ながら少々怖くなりました。そして、朝起きると、何と朝食までいただいてしまったのです。
朝から豪華すぎます。味噌汁には、鯛のアラも入っていましたし。
そしてなんと宿泊料はただにしてもらいました(!!)
1万円以上のもてなしを、たった入浴料300円でしてもらったという訳です。
◾️サイクリングが縁だった
なぜこんな常識離れした応対をしていただいたのかというと、ご主人が若かりし頃、琵琶湖まで私たちと同じようにサイクリングをされたらしいのですが、その時に同じような対応をしてもらったらしく、その時の恩返し、という意味合いらしいです。
これが今から5年ほど前の話で、何も恩返しできていないので、せめてここでささやかながら紹介してみたいと思った次第です。
民宿「名駒」 しまなみ海道にお越しの際には是非泊まってくださいませ。非常に気持ちの良く、暖かい宿です。ご主人の人柄が良いのですね。
http://www.gambo-ad.com/hotel/index.php?ar=2&id=42(名駒の紹介がされています)
ちなみにこの大島を訪れた時期が、その後の私の全国に及ぶ島旅が始まった時期でした。23歳の時です。
大島で暖かいもてなしをしていただいたことも、離島好きになった要因の一つかと思っています。離島の人たちは、本当に優しい方が多いように思います。