江戸時代は「流人の島」だった八丈島。八丈富士、裏見ヶ滝温泉などスポット満載!!
こんにちは! ドクターリトーです。今回の記事では、伊豆諸島は、八丈島(はちじょうじま)について書いてみたいと思います。
【八丈島情報】
《アクセス》東京・竹芝港から「橘丸」乗船。。または羽田空港から飛行機
《宿泊》ペンション、民宿など多数。私は「ハッチー・ジョーズ・ホステル」という面白い名前の宿に宿泊しました。
《食事》食堂、居酒屋など多数あり。大きな島なので困ることはないでしょう。
◾️亜熱帯、八丈島
八丈島。それは日本の、「オンリーワンの南の島」だと思います!八丈島について書くだけで、テンションが上がってくる。八丈島とは、そんなところです。
http://www.shikiclub.co.jp/izu/5_hati.htm
◾️オンリーワンの「南の島」
八丈島がなぜ「オンリーワンの南の島」であるかというと、八丈島と類似したキャラクターを持つ亜熱帯性の気候の島は、日本に他にないからです。
日本の南の島というと、南西諸島、つまり沖縄や奄美の島々。そして小笠原諸島の二つが思い浮かびます。
しかし伊豆諸島の南端に位置する八丈島の、年間の平均気温はなんと18度(東京は15度)。
八丈島は常春の、南の島と言えるのです。なので南西諸島・小笠原諸島に次いで、八丈島は一島だけで、第三の南の島という訳です! 八丈島は、「東京都亜熱帯区」というキャッチーなフレーズでも表現されることもあります。
それでは、八丈島の姿を見ていきましょう!!
◾️ハチジョウ・ブルー
見てください!!この磨き上げられたように輝く海を!!これこそ、南の島の海です。色の濃い黒潮の海は、「ハチジョウ・ブルー」と言われることもあるそうです。
この青い海。そして、最果て感。なんとも言えません。
◾️八丈富士
こちらが「八丈富士」です。八丈島はひょうたんのような、真ん中がくびれた形をしているのですが、北の方の山が八丈富士です。標高854メートルです。離島の山としてはかなりの高さです。
良い機会ですので登山を始めました。高度が上がるにつれて、八丈島の形状が見渡せるようになっていきます。実際に登ってみると想像以上に疲弊します。
苦労して山頂に辿り着くと、すり鉢状の地形が広がっており、驚くほどに豊かな森が息づいているのでした。
御鉢巡りもすることが出来るのですが、そこまでの余力がありませんでしたので、引き返していきます。次に来る機会を持てれば御鉢巡りしてみたいなあ、富士山みたいに。
◾️歴史的に、流罪の島でもあった
八丈島は、罪人が島流しにされる島としても、機能してきました。
ここは、宇喜多秀家(うきたひでいえ)の住居があったところです。宇喜多秀家は、関ヶ原で西軍についたために、徳川家康の命で八丈島に流されました。秀家は、この八丈島でなんと49年にも及ぶ流刑生活を送りました。
フェリーも飛行機もない秀家の時代において、八丈島はまさに絶海の孤島でした。八丈島の人々は、そんな秀家を暖かく受け入れたと言います。
◾️八丈島の暖かさ
八丈島を歩いていてひしひしと感じるのは、この離島が持っている、不思議な包容力です。
それは、生い茂る亜熱帯に近い植物の力かも知れないし、常春の気候の力なのかも知れません。
しかし宇喜多秀家が49年もの生活をこの離島で送ることができたのは、この離島が持っている包容力が理由なのだと、私は思いました。この島の自然の持っている包容力が、人間の優しさにもつながっている。そんな気がしました。
◾️大里の玉石垣
美しい石垣です。こちらは、「大里の玉石垣」といって、荒波に削られて角の取れた石だけを積み上げて造られた石垣です。
玉石垣、八丈島のあちこちにあったのらしいですが、この大里の玉石垣が、一番保存状態が良いそうな。
本土では見かけないタイプの珍しい石垣です。
◾️いそざきえん
レンタバイクで通りがかりに入ったお店です。野菜は、全て自家菜園で作ったものらしいです。
これが本当に美味しい食事でした。料理の一品一品を、丁寧に解説してもらえるんですよ。
郷土料理:いそざきえん、というお店です。看板がかかっているガジュマルの木が生命力に溢れてますね。
http://hatijo.com/taberu/isozaki.html (いそざきえんのHPです)
◾️八丈小島
展望台から眺める、八丈小島。八丈小島は昔は人が住んでいましたが、現在では無人島になっています。
それにしてもこの、湧き上がるような生命力に満ちた濃い色の海。沖縄ではちょっと、みかけないタイプの海です。
八丈島が、オンリーワンの第三の南の島である、何よりの証拠でしょう。
◾️ヒカゲヘゴも茂る森
南の島らしい、完全に亜熱帯の森!! 写真の植物は、ヒカゲヘゴですね。恐竜が飛び出してきそうな風景です。
◾️裏見ヶ滝温泉
ここが、おすすめの温泉、「裏見ヶ滝温泉」です。「うらみがたき」と読むので、なんだか不穏な語感に感じますが、「裏から見ることのできる滝」というほどの意味です。この温泉の近くに、実際に裏に回り込んで見ることのできる滝があるのです。まぎらわしいですよねー。
ちなみにこの温泉は無料。ただし水着必須ですが。
◾️底土港には「あおがしま丸」が停泊
これは、底土港に停泊する、「あおがしま丸」
あと一歩南にある、青ヶ島に行くための船が、ここ八丈島から出るのです。青ヶ島もおすすめなので、是非行ってみてほしいです。
こちらは八丈島へのアクセス方法です。参考にしてみてください!!
http://www.hachijo.gr.jp/html/access.html