石屋根の家、韓国展望台。大陸の文化を身近に感じる対馬!!
こんにちは、ドクターリトーです!!今回の記事では、長崎県の対馬(つしま)を扱います。
対馬の誇る海の神社・「和多都美神社」についての記事もご覧ください→http://ritou-navi.com/?p=1628
【対馬情報】
《アクセス》福岡空港、長崎空港から飛行機。もしくは、博多港からフェリー。長崎の離島ですが、長崎からの航路がありません笑
《宿泊》ホテル、民宿多数あり
《食事》「いりやき」という郷土料理があるそうです。食堂・レストラン多数あり(大きな島なので)。蜂蜜も有名です。
◾️韓国からとても近い対馬!!
ところで対馬といえば、日本の隣国である韓国からすぐ近くにあることが知られています。
これはもう、想像以上に韓国の近くなのですよ。
私が対馬にいった時は、この離島の半分くらいは韓国の要素でできているのではないかと思ってしまったほど、韓国の影響は大きいものを感じました。
http-//tsushima-tokusan.com/shiseki/対馬の位置と対馬までの交通機関
上の地図でも分かるように、実は対馬は日本本土よりも韓国からの距離が近い離島になります。
◾️あちこちにあふれるハングル文字
http-//kageri.air-nifty.com/seoul/2004/08/
たとえば、対馬の地名や店名には、日本語表記と共に、ハングル表記をすることがほとんど前提のようになっています。
なんと、郵便局においてもハングル表記が使われているほどです。
これには理由があって、対馬には韓国からの観光客が非常に大勢やってくるからです。
日本人はあまり対馬に行こうとは思わないですが、韓国人からは対馬は「身近に行ける異国」といった位置づけられていて、新鮮味があって非常に人気が高いのです。
これは日本人がサイパンとかグアムといった離島に行くのと、感覚的には似ているかも知れません。
私が対馬に行った時には、名所では日本人よりも韓国人と出会うことの方が遥かに多かったです。見た目は似ていますが、言葉がでそれで分かります。
韓国人は、ツアーを組んで対馬にやってきているので、グループになっているので、それで分かったりもします。
◾️韓国展望台
こちらは対馬の北の端に位置する、韓国展望台です。
建物が、そもそも韓国っぽいですね・・・笑
私が訪れた時は空が少し曇っていて見えなかったのですが、天気のいい日には、韓国の釜山の建物までもが見える(!)そうです。
ここにも韓国の人々が、わんさかといました。
対馬は日本の領土のはずなのですが、まるで自分が韓国にやってきたかのような、謎のアウェイ感を味わいました。ここは日本なの!?という。
対馬経済にとって韓国人たちの落とすお金は有難いものなので、観光客が来ていただくのは良いことだと思うのですが、何だか少し複雑な心境になりました。
◾️自衛隊の島、海栗島(うにしま)
韓国展望台からは、東の方向に、海栗島(うにしま)という小さな離島があります(写真の右の方です)。
なにやら施設が建てられているのが見えますが、これは自衛隊の分駐基地です。
ここにはレーダー設備があるそうです。対馬は国境の離島なので、万全の防衛体制が敷かれているのですね。
海栗島は自衛隊の管轄なので、一般人は立ち入ることはできません。でも面白そうなので、是非一度訪れてみたいですね!
昔は見学ツアーが組まれていたとか言われますが、今は残念ながらなくなったそうです。
◾️石屋根の家、これも韓国の影響?
こちらは、「石屋根の倉庫」と呼ばれるスポット。
驚くべきことに、屋根が石で葺いてあります!!
普通、日本の昔ながらの家は瓦葺か茅葺が使われますが、ここでは石で屋根を葺いているのですね。日本でも対馬だけに伝わる文化だそうです。
これは正確には家ではなく、食料や備品を保管しておくための建物です。
韓国の伝統的な家屋ではよく石で屋根が葺いてあるそうなので、これは朝鮮半島からの影響に違いありません。
この石屋根の文化には理由があるそう。
対馬では冬に激しい北風が吹き渡るので、風で屋根が飛ばされないように石を使っているということです。また乾燥した空気が原因で火事が起きやすいので、燃えないように石を使うようになったとも。
◾️韓国と日本の文化の混じる島
韓国とは経済的にも文化的にも、切っても切れない関係にある対馬。対馬は、日本と韓国の文化が入り混じる島です。
日本の境界を知るという意味でも、是非足を運んでみてほしいと思います。