干潮時には歩いて渡れる?竜宮伝説が残る対馬・和多都美(わたつみ)神社
こんにちは、ドクターリトーです!!今回の記事では、長崎県の秘境:対馬(つしま)を扱いたいと思います!
【対馬情報】
《アクセス》福岡空港、長崎空港から飛行機。もしくは、博多港からフェリー。長崎の離島ですが、長崎からの航路がありません笑
《宿泊》ホテル、民宿多数あり
《食事》「いりやき」という郷土料理があるそうです。食堂・レストラン多数あり(大きな島なので)。蜂蜜も有名です。
◾️とにかく縦に長い巨大な島、対馬!!
対馬、非常に大きな離島です。そして南北に細長い島で、なんと南北に82キロもの距離があります。
私はレンタカーを借りて南北を縦断してみたのですが、道が細くて視界が良くないこともあり、二時間半程度かかりました。
そして道中、無数のトンネルを抜けなければなりません。運転がとてもつかれます。
全島が山がちの地形になっている対馬には、南北を貫く道路は昔はありませんでした。島内移動は、もっぱら海上交通に頼っていたのです。だからこの道路が出来たことは、対馬にとって文字通り、交通革命でした。1960年代、高度成長の頃に完成したようです。
◾️和多都美(わたつみ)神社
そんな対馬ですが、和多都美(わたつみ)神社という、由緒正しい素敵な神社があります。
はっとするほど、美しい神社ですよね。そして複数の鳥居が海に向かって、一直線に並んでいます。
海の神を祀っている神社なので、それゆえに海の上にも鳥居が設置してあるのですね!!
祀っているのは、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)と、その夫に当たる彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)です。豊玉姫命は海の神様で、この神社は竜宮伝説とも所縁が深いです。
この神社の名前ですが、「和多都美」とかいて、「わたつみ」と読みます。
わたつみとは「海神」という字を当てることが多いです。つまりはわたつみとは海の神、ということなのですね。
福岡県の志賀島にも、同じ読み方をする「綿津見神社」という神社があるので、関連があると思われます。
本当に鳥居が一直線に並んでいますね。これも海から神様を招くための工夫です!
私が和多都美神社を訪れたのは満潮時だったのですが、干潮時には上の写真のように海が後退して鳥居が丸出しになるようです。そしてなんと、干潮時には奥の方の鳥居まで歩いて渡ることができるようです。
干潮時に行ったら、また楽しそうだなあと。
◾️浅茅湾(あさぢわん)
そしてこの和多都美神社があるのは、対馬のほぼ中央。多くに小島が浮かぶ、浅茅湾(あさぢわん)の湾内です。
浅茅湾はこんな海です。大きな対馬が抱くようにして、小島がぽつぽつと浮かんでいます。
見事なリアス式海岸!
瀬戸の多島海と似ているようですが、かなり雰囲気が違います。家や耕地が見えず、森に覆われているところなど。
対馬の森が色が濃くて、遠くから眺めていても圧倒されるような感覚があります。
それは対馬が地理的に幾分北にあるからでしょうか。南の島の森とは、雰囲気が大きく異なります。
◾️韓国との境界にある対馬
対馬に旅をするともちろん韓国の近くにやってきたという意識も強いのですが、国境ということで、それだけ「日本」を強く感じる場所でもあると思います。
対馬にやってきた際は、日本を守る海の神・和多都美神社にも是非寄ってみてほしいです。
対馬は本土からアクセスがあまりよろしくないので、観光に行くのはなかなか大変ですが、足を伸ばしてみる価値は十分にあると思います!!
こちらは対馬へのアクセス方法が載っているHPです
→http://www.d8.dion.ne.jp/~sugisato/tushima.htm