かつては「一支国」の王都だった壱岐島・原の辻遺跡。竪穴住居がたくさんありました!!
こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、長崎県の壱岐島(いきしま)を取り上げたいと思います。
【壱岐島情報】
《アクセス》博多港、もしくは唐津東港からフェリー。もしくは長崎空港から飛行機。
《宿泊》民宿、旅館多数。鮮度の良い魚介類が魅力。
《食事》食堂、レストランも多いです。うにめし食堂、寿司屋など。
◾️壱岐島
http://plaza.rakuten.co.jp/ashbrook/diary/201109140000/
◾️腹の辻遺跡
壱岐島には、原の辻遺跡という有名な遺跡があります。
2000年には、国の特別史跡に指定されました。
◾️一支国(いきこく)
壱岐は、対馬と同じく朝鮮半島と日本本土との間の海に浮かぶ離島なので、大陸と日本を繋ぐ中継地点でありました。
壱岐にはかつて「一支国(いきこく)」という王国があったとされていて、原の辻遺跡は一支国の王都であることが、最近の調査で分かりました。
一支国は「魏志倭人伝」にも登場する王国で、朝鮮半島とも交易していたと言います。
原の辻遺跡は、今では復元されていて、一支国の当時の様子が再現されていたりします。
昔の時代にタイムスリップしたかのような、非常によくできた再現です。
昔の着物を着た人がどこからか飛び出してきても、あまり驚かないかも知れないような、そんなところです。
都会のように周囲に高い建物もないので、余計にそう感じます・・・笑
◾️高床式倉庫
土台の足が高く、建物が宙に浮いているようです。
高床式倉庫、というものですね。
穀物を貯蔵するには乾燥している必要もあり、またネズミなども避けないといけないのでこの形になったようです。
◾️竪穴住居
竪穴住居(たてあなじゅうきょ)というものですね。
なんだか歴史の授業のようになってきました・・・笑
中に入ると、こんな様子です。電気もなかった当時は、家の中は昼でも暗かったのかも知れませんね。
まさに秘境です。
◾️一支国博物館
近くには、原の辻遺跡の出土品や、資料などを展示してある、「一支国博物館」もあります。
ここは面白いところで、壱岐の昔の人々の暮らしがジオラマで再現されていたり、海女の用具など、民具も展示してあり、実際に触ることもできたりします。
また一支国に暮らしていた人の生活を再現した、映画も流れています。これが面白いので、是非みてください。
また博物館の従業員の人たちの制服に一工夫加えられていて、古代の衣装のような感じがあります。
詳しくは実際に博物館に行かれた時の、お楽しみですね。歴史の深い、壱岐島。是非一度行ってみてくださいませ。
一支国博物館のHPhttp://www.iki-haku.jp
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