瀬戸内海、南西諸島、伊豆諸島、小笠原・・・地域別、離島の特徴まとめ
こんにちは、ドクターリトーです。今回は少し変わった特集をしてみたいと思います。
地域別、離島の特徴まとめです。
◾️地域別に特色のある日本の離島たち
離島というと、どこの地域にある離島かで、おおまかに分類することが可能です。
それぞれの地方の離島に自然、文化の面でオリジナリティがあり、バラエティに富んでいるのが日本の離島の特徴であると思います。
行ったことはないのですが、インドネシアとかフィリピンの離島は、ここまでバラエティに富んではいないと思うのですよ。
日本が南北に長い国土を持っているので、亜寒帯から亜熱帯まで、気候のバリエーションが大きいことも大きな理由の一つになっていると思います。
大きく分けると
・北海道から近い島
・伊豆諸島
・小笠原諸島
・伊勢湾、三河湾の離島
・日本海の離島
・瀬戸内海の離島
・九州から近い離島
・奄美群島・薩南諸島
・沖縄諸島
・宮古・八重山諸島
といった区分けが、とりあえずできるのではないかと思いました。かなり適当ですが・・・笑
それぞれ簡潔に特徴をまとめてみたいと思います!!目的と気分と好みに合わせて、それぞれの地方を使い分けましょう!!
◾️北海道から近い離島
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利尻島、礼文島、奥尻島を中心とした地域です。
北海道から近い離島は、島の数が少ないです。実は有人島は6つしかありません(北方領土を含めればもっと増えるのですけどね・・笑)
ただ寒冷な地方にある離島なので、植物もエゾマツやトドマツが多かったり、そして利尻島や礼文島では、春から夏にかけては高山植物を楽しめたりします。
冬場は雪で覆われたり、海が荒れたりします。訪れるなら夏が良いでしょう。
ウニやいくらなど、北の土地ならではのグルメも充実しています。
南西諸島と比べるとよく分かるのですが、大味の南の自然と比べて、自然に繊細さが目立つのが北海道から近い離島の特徴です。
北海道の離島と沖縄の離島、是非両方に訪れて違いを感じてください。
◾️伊豆諸島
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東京から近い、伊豆諸島です。
伊豆諸島の特徴としては、まず首都圏から一番身近に足を運べる島々であるということ。
関東に住む人が島旅をスタートするとしたならば、この伊豆諸島から始めるのがオススメです。
伊豆諸島は、非常に火山活動が活発な離島で、伊豆大島や三宅島、青ヶ島など、噴火の跡を生々しく残していたりします。
エネルギーが強くて、旅をすると元気を分けてもらえそうです。
伊豆諸島は一つ一つの島がとてもバラエティに富んでいるので、一島ずつ回って、違いを確かめるのも良いでしょう。
そして瀬戸内海にも足を運んでいただいて、瀬戸内海の島々と比較していただくと、更に面白いと思います。
伊豆諸島の火のエネルギーの強さが、余計に実感できますから。
自然の豊かさを感じたい時は、伊豆諸島に行きましょう。
◾️小笠原諸島
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小笠原諸島は、日本の離島において、実に異色な存在です!!
1830年まで無人島だったこと。そして最初に入植したのは、日本人ではなく欧米系の人々だったということ。
文化の面でも、南方系の文化、西洋系の文化、そして日本の文化と、複数の文化が入り混じった不思議な雰囲気を醸し出しています。
タコノキ、マルハチ、そしてカタツムリなど、小笠原にしかない固有種がたくさんあり、ホエールウォッチングなども盛んな、世界自然遺産にふさわしい島々です。
ただし難点は、船しか交通手段がなく、移動に丸一日かかること。そして小笠原に行って帰るのに最低一週間必要なことです。私はその条件を乗り越えてでも、十分に訪れる価値のある場所だと思いますが。
◾️伊勢湾、三河湾の離島
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中京地域から近い島々です。日間賀島、篠島、答志島など・・・。
特徴としては、まずアクセスが都会から良いこと。いずれの離島も港から数十分も待たずにアクセスできてしまいます。
そしてタコやシラスといった、特上のグルメ!!
海鮮グルメを求めに行くべき島々、といっても良いほど。
篠島には温泉もあり、リフレッシュに最適です。
いずれの島も面積はさほど大きくないのですが、最大限に活用が進んでいるようで、とても賑わっています。
気軽にリラックスしながら、週末を楽しみに行く離島。
それが伊勢湾、三河湾の島々でしょうか。
◾️日本海の離島
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隠岐諸島、佐渡島などです。
日本海に浮かんでいるだけあって、海の雰囲気が他の地方の離島とは違います。
わびさびというか、何か風情のある海です。沖縄の明るさとも、瀬戸内海の穏やかさとも違う・・・。
光の当たり方で、緑色に見えることもあります。
隠岐にしても佐渡にしても、昔は離島であるにもかかわらず、一国として扱われ、国分寺も作られました。
それだけに、歴史と文化の積み重なりを一際感じる島であります。京に暮らした文化人たちも多く島流しにされたことから京文化がストレートに伝わり、独特な祭事も残っていたりします。
隠岐なら神社、佐渡なら金山。文化的な見所も充実しています!
自然風景においても、絶景多し。
日本海の離島の静かな力強い魅力。あなたもきっと虜にされるでしょう。
◾️瀬戸内海の離島
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瀬戸内海の離島が他の地域の離島と違うのは、ここが内海だということです。
ヨーロッパの内海、地中海のように雨が少なく、乾燥しています。
そして多島海なので、とにかく島の数が多いです。あちこちに浮かんでいて、ごちゃごちゃしてます・・・笑
関西に住む人が島旅を始めるとしたら、瀬戸内海をまず足を運びましょう。話はそれからです。
ドクターリトーからすると、一番魅力的に映る日本の地域は瀬戸内海です。
淡路島、小豆島のような大きな離島から、名もなき無人島まで、バラエティに富んだ島々を包み込む瀬戸内海です。
しまなみ海道ではサイクリングと絶景が楽しめ、直島などアートの充実した離島もあります。
その魅力は、尽きることはありません。
◾️九州から近い離島
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九州から近い離島とは、九州中部から北部に浮かぶ離島です。
五島列島、壱岐島、対馬など。
これらの島々の特徴は、朝鮮半島など大陸から近く、江戸期に外国との窓口であった長崎も身近なので、異国の文化を歴史的にふんだんに受けていることです。
対馬であれば石屋根倉庫。壱岐であれば元寇関連史跡、五島列島であればキリスト教会。
昭和の生活史がうかがえる軍艦島もあります。
異国気分を味わいたい時に、行くべき島々だと思います。
また小さい島まで合わせれば数え切れないほどあるので、奥が深く、何度も行くべき地域だと思います。
◾️奄美群島・薩南諸島
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屋久島、種子島からトカラ列島、奄美大島から沖永良部島、与論島にいたるまで。
和風のちょっと南の島。そんな表現がぴったりくる島々です。
沖縄と大和(本土)の文化、両方が入り乱れているので、文化も独特な色調も帯びています。
奄美群島は沖縄に比べて観光開発が控えめで、その分生の自然を楽しむことができ、秘境感に満ちています。
薩南諸島は、屋久島は世界遺産、種子島は宇宙ロケット。トカラ列島は秘境中の秘境と、一言では捉えきれない魅力を持っています。
南の風に吹かれながら、島歩きをしましょう。
沖縄の島々との違いを見つけるのも楽しいかも知れません。
◾️沖縄諸島
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沖縄本土周辺の島々です。
琉球王国から引き継いだ王朝文化、独特な食文化、赤い瓦の家々とシーサー。
全てが本土の意味での「日本」とは、一線を画しています。
自然環境も、サンゴ礁の明るい海。ソテツ、ガジュマル。亜熱帯の植物に満ちています。
本土周辺の島々があまり楽しめなくなる冬場も、暖かく旅人を受け入れてくれるのも、沖縄諸島の良さです。沖縄本島の観光とセットで回るのもオススメです。
◾️宮古・八重山諸島
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宮古・八重山諸島は、同じ沖縄県と言えども、沖縄本島の周辺の島々とは、また雰囲気の違う地域です。
八重山諸島は、国境の島々。波照間島は、(有人島として)日本最南端の離島、与那国島は日本最西端の離島です。
宮古島は、神々が未だに大切にされている島です。島の至る所に、御嶽(うたき)という聖地があります。
八重山諸島や宮古諸島は、本土側の日本とは実に異質な地域であり、私としては最もおすすめしたいエリアの一つです!!
「もう一つの日本」を体感して、国内にいながら、異国感をたっぷりと味わうことができますし。最近は格安航空も飛ぶようになり、昔よりもずっと身近になった島々です。
◾️日本各地の離島に旅して違いを味わおう
以上、日本の地域別、離島の特徴のまとめでした。
もちろん紹介した地域以外にも、日本各地に多くの離島はたくさんありますが、少しは参考になりましたでしょうか?
よろしければ日本各地の離島へと足を伸ばして、それぞれを比較して違いを楽しんでみてください。南北に長く、外海から内海まで取り揃え、また火山も多い日本では、本島に多種多様な離島が存在します。