沖縄戦で集団自決が行われた渡嘉敷島。新しく「慶良間国立公園」になる。
こんにちは、ドクターリトーです!!
今回の記事では、沖縄県の慶良間諸島、渡嘉敷島(とかしきじま)について取り上げたいと思います。
◾️慶良間諸島国立公園
http://www.rts21.co.jp/tour_options/view/kaisuiyoku
慶良間諸島は沖縄海岸国定公園から外れ、2014年に慶良間諸島国立公園として、国立公園の一つとなりました。
ザトウクジラの繁殖地であること、そして世界でも有数の美しい海(ケラマブルー)を持っていることが、その理由です。
おめでとうございます!!
◾️渡嘉敷集落
渡嘉敷島は、慶良間諸島の中では、最も大きな離島で、人口も多いほうです(700人程度)。
島全体は山がちなのですが、三つの集落が平地に作られています。写真は、渡嘉敷集落ですね。
移動に関しては、山がちで道も細いので、自動車よりも小回りのきくレンタバイクがおすすめです!!
http://www.okinawainfo.net/kerama/tokashikij.htm
◾️渡嘉志久(とかしく)ビーチ
こちらは、渡嘉敷集落とは島の反対側の渡嘉志久(とかしく)ビーチ!
湾内に広がるアクアブルー!! 秘境の、絶景ビーチです!!
言葉が出ない・・・。ここに立って海を眺めると、本当に感動しました。
海の中まで敷いてある道路。海の中への竜宮城へと、誘っているのでしょうか?
◾️阿波連展望所
島の南端にある、阿波連展望所へ行くと、また別の魅力ある風景が広がっています。
ここは、風の気持ちよいところです。
岩場の多い海岸と、丘陵地です。
ビーチも丘陵地も含め、本当にどこまでも美しいのが、渡嘉敷島です。
◾️水田の多い島
沖縄の離島では珍しく、渡嘉敷島には水田もあります。
本土においても離島で水田は珍しかったりするので、沖縄ではなおさらです。さとうきびではなく、水田なのですね。
そういえば、渡嘉敷島では、ついにさとうきび畑を見かけませんでした。美しいビーチといい、お米といい、本当に個性的な離島です。
◾️白玉の塔
ただ、ここ渡嘉敷島には、美しい風景に似合わず、悲惨な歴史も持っています。
時は第二次世界大戦中、1945年3月。アメリカ軍は沖縄攻略の足がかりとして、西隣にある慶良間諸島を襲撃しました。
アメリカ軍の急な襲撃に、戦力において敵わない日本はどうすることもできず、ついに民間人を含めて集団自決をすることになったのでした。
手榴弾なども使用し、壮絶な光景が広がったと言います。犠牲者の数は346人! 毎年自決があった3月28日に、慰霊祭が行われます。
慰霊祭は、上の写真の、白玉の塔の前で執り行われるのです。
渡嘉敷島を訪れる時には、ケラマブルーの美しいビーチと展望台からの眺めを楽しむと共に、是非集団自決の犠牲者たちの無念に思いを馳せ、祈って差し上げるとよろしいかと思います。
◾️本島からアクセスの良い渡嘉敷島へ行こう
沖縄本当からも、非常にアクセスのよい離島です。
泊港(とまりこう)から、フェリーで約1時間、高速船で30分程度です。
渡嘉敷島へのアクセスの詳細です。
→http://www.vill.tokashiki.okinawa.jp/ferry/time