小笠原諸島,  日本の果て,  展望台・空から見渡す島,  歴史上の人物

父島からさらに50キロ南の母島!!ロース石と亜熱帯の森豊かな、輝く島。

こんにちは。ドクターリトーです。今回の記事では、小笠原諸島の母島(ははじま)について取り上げたいと思います。

 

【母島情報】

《アクセス》東京・竹芝港から「おがさわら丸」で24時間。そこからさらに「ははじま丸」で約2時間。大変ですよー。

《宿泊》民宿、ユースホステル

《食事》寿司屋、レストランなど。

 

 

◾️母島

母島。それは同じ小笠原諸島の父島から、さらに南に50キロ向かったところに位置する島です。

 

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ご覧のように南北に細長い島です。2016年現在の人口は、約500人。父島の人口が2000人であることに比べると、かなり人口規模の小さな離島です。母島の住む人々のほとんどは、沖港(おきこう)周辺の集落に住んでいらっしゃいます。

 

◾️母島へのアクセス

 

母島に向かうには、「ははじま丸」に乗船する必要性があります(そのままですね笑)。ちなみに、父島から母島までの所要時間は約2時間。

太平洋。思いっきり外海なので、かなり揺れます。酔い止め対策は必須です・・・笑 私は二時間だし大丈夫だろうと思っていたらひどい目にあったので、特に重要だと思いました。

 

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こちらは、ははじま丸から眺めた沖港(おきこう)周辺。あ原生林の繁る亜熱帯の森が、港のすぐ近くまで迫っているのが分かります。

 

◾️沖港周辺

 

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フェリーは無事に母島に到着(船の揺れがひどくて船酔いにはなりましたが)。

港に降り立つと、こんな風景が広がっています。建物も少ないです。

 

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母島は父島に比べると、数段田舎の気配が漂っています。父島自体もそんなに人が多い訳ではありませんが、母島の秘境感はすごいものがあります。島には小さな集落が一つあるだけ。父島は小笠原のリゾート地として開拓されていますが、母島は全く観光化されていないのです。人口も400人くらいしかいません。

 

小さな集落なので、人間関係が濃密で大変そうなのですね。私は離島に実際に長期間居住したことはないのですが、聞いたところでは、息詰まる面も多いそうです。

 

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集落にあるパパイアの樹。母島では、トロピカルフルーツを多く生産されています。

 

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フルーツは父島まで船で運ばれて、こんな感じで土産物屋で売られていたり。母島だと、そもそも買う人があまりやってこないのでしょう。

 

◾️小剣山からの眺め

 

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集落の近くに、小剣山(しょうけんざん)という、低い山があり、登ると、集落全体を眺めることができます。

こうしてみると、結構高さのある建物が多いような。母島は山ばかりで居住可能地がとても狭いので、限られた平地を有効活用しているようです。

 

◾️ロース記念館

 

 

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こちらは、母島随一の名所。ロース記念館!!ロースさんという方に関係があるからですね。

 

ロースは、1800年代に母島に暮らしたドイツ人。

小笠原諸島は今でこそ日本領ですが、この島々を最初に開拓したのは、はるばる移住してきた欧米人、そしてポリネシア人だったりします。彼らが居住を住み始めた後、明治政府が小笠原を日本領と宣言し、日本に組み入れたのでした。1830年くらいまで、小笠原は全くの無人島だったのでした。

 

だから、小笠原諸島には、欧米系の文化が残っていたりします。また欧米系の血を引く方も(帰化して日本人として)暮らしています。小笠原とは、西洋文化と日本文化が入り混じる、不思議な土地なのですね。

ロースは、母島の開拓に尽力したそうです。そしてロースがこの島で発見したのが、ロース石。

 

耐熱性に優れ、母島で産出されたものが、日本本土にも出荷されたそうです。記念館に使われている石も、もちろんロース石。

 

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中はこんな感じ。エスニックというか、不思議な雰囲気が漂っています。ロース石もいい味出してる。

 

母島にまつわる歴史資料品などが展示されています。

 

◾️原始の森が残る島

 

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こちらは、母島の山の風景。オガサワラビロウなど、特徴的な植物が多く茂ります。

 

母島は父島に比べて開発されていないので、ほとんどが原生林のままです。父島に比べて、一層豊かな森が広がっているように見えます。ガイド同伴でなければ森には入れないとか。ツアーなども、時々催されているそうです。私は日帰りだったもので、港周辺しか歩きませんでしたが、数日滞在すれば、色々な冒険ができそうです。そしての中には、太平洋戦争最中の武器が、そのままの形で多く残されているそうです。母島は結局目立った戦場にはならなかったのですが。

 

小笠原に行く際には、父島だけでなく、その南の「奥座敷」母島にも、是非足を伸ばしてくださいませ。母島まで行く人は少ないので、珍しい経験になると思います。

 

さあ、島旅に出ましょう!ritou-navi.com

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