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和中折衷!?琉球王族と冊封使のみ入れた世界遺産「識名園」へ行ってみよう。

こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、沖縄本島の識名園(しきなえん)について扱いたいと思います。

 

◾️琉球王国の庭園

 

識名園は、琉球王国時代に建造された庭園です。

琉球王国には中国から冊封使(さっぽうし)という、国王が帝位につく際に国王就任を認めるために派遣された使節団がよく訪れていました。

しかし当初、王国には使節団をもてなすにふさわしい施設がありませんでした。そのために敢えて王国の本気を見せて作り込んだのが、この識名園なのです。

 

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識名園は、なんと世界遺産に指定されています。それだけ価値のある遺産ということですね!!

 

残念ながら第二次世界大戦で首里城と同じくアメリカ軍に破壊されてしまいましたが、日本復帰後に往時の様子そのままに復元されました。

場所は、同じく世界遺産に指定されている首里城からほど近いところにあります。首里城と識名園、二つをセットで観光すると良いかも知れません。

 

◾️ガジュマルの茂る森

 

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入り口から中に入っていくと、亜熱帯の植物の生い茂る小道へと至ります。

 

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道すがら、小屋もあります。静寂な雰囲気がとても心地よいです。冊封使をもてなすだけあって、不思議と心地よいオーラにあふれています。

 

◾️赤瓦の建築

 

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そして、小道を抜けると、急に林もなくなり、広大な庭園が目前に広がります!!

このコントラストが、とても印象的です。林を抜けると、そこには別世界!!のような感じで。

 

◾️中華風の六角堂

 

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庭園の真ん中には、大きな池があり、そして池のほとりには六角形の建物があります。これは六角堂(ろっかくどう)と言います。

 

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建築様式に中華の香りがかなり強く漂ってきます。識名園は中国の使節をもてなすために作られたので、中華風の建築が取り入れられているようです。

 

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この階段なんかも、いかにも中国っぽい感じがします。

 

◾️池は日本庭園の影響を受けている

 

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しかし広大な池があるのは、日本庭園の影響のようです。

日本と中国の庭園文化の折衷されたハイブリッドな庭園が、この識名園なのかも知れません。和中折衷というやつです。

 

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この木陰からの景色なんて、とても素敵でないでしょうか!

私は京都に住んでいるので、京都の寺にはよく行くのですが、識名園は銀閣寺の御庭とどこか似ている印象を受けたりします。

しかし生えている植物はソテツやガジュマル、アカギだし、南方の雰囲気が庭園全体に広がっていて、やはり沖縄固有の庭園であるに違いありません。赤瓦の屋敷も非常によく映えます。

 

南国の銀閣寺。それが識名園!?

 

◾️勧耕台(かんこうだい)からの展望

 

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こちらは、勧耕台(かんこうだい)です。首里の街並みが見渡せる、識名園の絶景ポイントです。

ここからだと、絶妙なバランスで海が見えないのです。

冊封使が識名園を訪れた際、ここを案内して、「琉球は海がうかがえないほど国土の大きな国である」と、琉球の大きさを印象付けようとしたらしいです。小国と悟られないための努力です。

 

確かにここからだと眼下に首里の街並みが広がり、とても都会ちっくな光景が広がります。

 

 

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こちらは、池の周囲からは少し離れた、植物園ゾーン(?)。実に様々な種類の亜熱帯の植物があります。名前はわからないですが。

 

◾️エキゾチックな魅力漂う識名園に行ってみよう!

 

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沖縄旅行の際は、是非とも世界遺産、識名園を訪れてみてください!!

琉球王国の面影、そして琉球固有の亜熱帯の庭園に心を奪われることと思います。識名園と似ている庭園は、日本全国どこを探しても他に見当たらないと思います。

本当の良いところですよ。

 

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