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赤瓦とフクギの波照間島集落を迷いながら探検しよう!!共同売店も楽しい。

こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、日本最南端の島・波照間島(はてるまじま)の集落について取り上げたいと思います。波照間島の集落は実に素敵な所です。昔ながらの沖縄の雰囲気が色濃く残っています。

【波照間島情報】

《アクセス》石垣離島フェリーターミナルから高速船、またはフェリー(高速船は欠航しやすいので要注意)。

《宿泊》民宿は充実。ホテル多数。私は民宿「うるや家」に泊まりました。食事も美味しく良い宿でした。

《食事》スーパー・コンビニは一軒もなく「共同売店」のみ。食堂はいくらかあります。

 

◾️サンゴ石とフクギと赤瓦の集落

 

 

波照間の集落の通りはだいたいこんな雰囲気。

さんごの石を積んだ「さんご石」の石垣が左右に続いていて、そして防風林としての「フクギ」が並べて植えられています。

 

 

そして石垣の奥には、沖縄の伝統的な建築、「赤瓦の平屋」があります。

こんな景色が、どこを歩いてもずっと続いているんです!!

小道も入り組んでいて複雑なので、波照間島の集落では少し気を抜くと「ゲームのダンジョンのように」道に迷ってしまいます。

まあその迷っている感覚も結構楽しいのですが。道に迷ってしまったら、スマホのグーグルマップで確認したり、人に聞いたりしながら目的地へと向かいましょう。

ただ波照間島の集落では不思議なほど人通りが少なく、人に会う機会はあまりないかも知れません。集落は昼間でもかなり静まり返っています。

この石垣に使われているサンゴ石は接着剤などで固定されている訳ではなく、なんとそのまま積み込まれているのです!

サンゴ石は手で持ち上げることができます。民家の石垣ではもちろんやってはだめですが・・・笑

台風などがやってくると崩れることがあり、その際は再び積み直すようです。昔は石垣を積み直す専門の仕事すらあったと言います。

・・・本土ではちょっと考えられないタイプの塀です。

石垣の内側にあるのが、フクギの樹。葉っぱは丸っこく、堅くて厚みがあり、そして光沢があります。背も高いので防風林にはぴったり。

集落に影を作り出すので、日よけの役割も果たします。またこのフクギ並木によって、集落のダンジョン感も増しています・・・笑

そしてフクギの葉っぱの隙間から日光が木漏れ日のなって降り注ぐのは、神秘的です。沖縄の古い集落には欠かせない樹が、このフクギなのです。

民家の軒先には、「ハイビスカス」を中心に他の亜熱帯の花々も多く植えられ、楽しい風景が生み出されています。この集落の光景も、住んでいる方々の努力の上に維持されているということでしょう。

 

◾️目隠し、「ひんぷん」

 

 

平屋の手前にあるのは「ひんぷん」と呼ばれるもの。

目隠しや魔除けの意味があり、沖縄の家ではオーソドックスに普及しているものです。

 

 

波照間の集落は島のほぼ中央北寄りに集中しています。それ以外のところはだいたいさとうきび畑か草原になっています。

集落の数は五つ。「前」「南」「北」「名石」そして「冨嘉(ふか)」です。

四つの集落は合わさっていますが、冨嘉集落だけは数百メートル西に外れています。

それにしても、波照間の集落の赤瓦率はすごい。沖縄本島では考えられないほどです。沖縄本島では、鉄筋コンクリートに家に置き換わったり新しい建物がどんどん作られ現代的な街並みになっていますが、波照間ではまるで昔のままのような感じ。

保存状態も良いので、とても貴重な存在であるに違いありません。

 

◾️聖なる「何もない」御嶽

 

集落の中には、ちょっとした森のようなところになっている箇所もあります。御嶽(うたき)と呼ばれるホーリースポット。

沖縄の神社のようなところです。といっても、祠のような建物のほかは何もないのですが。聖地なので、家の街並みとはまた違って、落ち着いた雰囲気が漂っています。

本土の神社とかは、きらびやかな建築が作られたりしていますが、御嶽は本当に「ただの空間」といった感じです。

何もないのが、御嶽の長所であると思います。何も無いゆえに、神聖さが強調されている感じでしょうか?

波照間には集落が五つありますが、その全てにひとつずつ御嶽があります。集落の祈りの中心なのです。

 

◾️集落のライフライン、「共同売店」

 

 

こちらは、共同売店。

波照間島にはスーパーやコンビニといった一般的な日用商店がないので、こちらで買い物をすることになります。何が普通の商店と違うかというと、集落が共同で出資して経営しているお店だからです。だから「共同」売店。

営利を目的としたものではなく、生活のライフラインとして用意されています。また情報交換や憩いの場としても活用されています。共同売店も集落ごとに一軒あります。

民間の小売店がないので、共同売店はまさしく波照間島のライフライン。共同売店の存在なくして、日常生活が立ちいかないのです。

 

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集落ごとに共同売店はあるので、島全体で何軒もあります! こちらは「南」集落の売店。

 

◾️共同売店の品揃え

 

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売店の中は、こんな感じ。日用品がずらっとラインナップされています。見た感じ缶詰とか、保存食が多いかも。生鮮品はあrまりありません。

 

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日常生活に必要な代物が、一通り揃います。昔ながらの懐かしい雰囲気が漂い、商売っ気がないのも良いところです。

 

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「ポークたまご」という、おにぎりのような、沖縄の商店によく置いてある食べ物が売られていました。

 

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沖縄限定販売の「沖縄そば」のカップ麺です。これも本土ではなかなか売られていません。

 

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沖縄そばがそのままカップ麺になったもので、なかなか美味です。

 

◾️日本最南端の島の、日本最南端のものシリーズ

 

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波照間島は、日本最南端の有人島なので、波照間島にあるものは、たいてい「日本最南端」だったりします。

波照間島の「日本最南端」シリーズを見ていきましょう。

こちらは日本最南端の郵便局。

 

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波照間小中学校。島の南側にある「日本最南端平和の碑」が壁に描かれています。こちらも日本最南端の学校。

 

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波照間島の泡盛ブランド「泡波(あわなみ)」の製造工場です。貴重な代物で、本土ではなかなか手に入りません。こちらも日本最南端の酒造所かと思われます。

波照間島の集落を歩いている時には、「日本最南端」シリーズを探していくのも面白いかも知れません。

 

離島ナビ

http://ritou-navi.com

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