小ぶりで愛らしいヨナグニウマ。与那国島の暮らしと寄り添ってきた馬たち。


 

こんにちは。ドクターリトーです。

 

今回の記事では、与那国島のマスコット的存在と言える与那国馬(ヨナグニウマ)について取り上げてみたいと思います。

 

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与那国馬は、与那国島で古くから暮らしてきた在来種(つまり日本古来の品種)の馬です。サラブレッドなどと違い、非常に小型の馬です。

 

明治以降、馬の能力を向上させるため、大型の西洋種の交配が国策として進められてきましたが、与那国島ではその範疇を外れていたので、在来種の与那国馬がそのまま残ってきました。つまり全国的にも貴重な存在なのです。

 

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与那国島の牧場では、ご覧のように与那国馬たちが放し飼いにされており、草を食んでいる姿を気軽に眺めることができます。特に「東牧場」にはたくさん暮らしているようです。

小ぶりで愛らしいヨナグニウマたち。テレビのドラマなどで戦国武将が馬に乗っている姿を見ることがあります。演出で大型のサラブレッドが使われていますが、実際に戦国武将たちが乗っていたのは在来種の馬なので、この与那国馬に近いそうです。

 

与那国馬は小型の馬ですが、昔より農耕や運搬に貢献し、生活に必要不可欠な存在でありました。

しかし近年ではトラクター、車などの登場によってその地位を奪われてしまい、暮らしに必ずしも必要な存在ではなくなってしまいました。時代が進むに連れて「労働疎外」が起きるのは人間界だけでなく、馬の世界でも同じようです。

 

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そんなこともあって与那国馬は数を減らして絶滅の危機すら一時期はあったようですが、島には与那国島を保存する活動が起こり、観光用は教育用に活用が始まりました。

 

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私が与那国島を訪れた時は、ちょうど「国際カジキ釣り大会」の最中で、大会に合わせて与那国馬の無料乗馬のイベントが行われていました。写真の馬は「パーカー」という名前。またとない機会なので、乗馬させてもらうことにしました。

 

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非常にゆっくりと歩いてくれ、走ったり止まったりと指示も忠実に聞いてくれました。普段乗馬などする機会もないので、非常に面白かったです。普段も乗馬の取り組みはあるらしいので、是非乗ってみてください。

 

NPOヨナグニウマふれあい牧場(こちらに連絡すれば良いようです)

http://www.yonaguniuma.com/

 

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パーカーに乗馬している時、入江にカヌー(?)、大きな草の舟を漕いでいる人々を発見しました。

 

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これは三万年前に実際に使われていたカヌーの再現で、なんとこのカヌーで実際に西表島まで向かう勇敢な挑戦がこれから行われるようです。そのために練習をされていたそう。国立科学博物館の取り組みだそうです。

与那国島には「渡難(ドナン)」という別名があり、黒潮の流れが早く、文字通り「渡るに難い」島です。大昔はこの小さなカヌーで西表島まで向かったのですから、さぞ恐ろしい思いだったでしょう。プロジェクトの成功を祈っています。

 

詳しくはこちら。国立科学博物館あたらた冒険!3万年前の航海 徹底再現プロジェクト

https://readyfor.jp/projects/koukai

 

 

離島ナビ

http://ritou-navi.com

 


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