こんにちは。ドクターリトーです。今回の記事では、青ヶ島の絶景スポット、大凸部(おおとんぶ)について取り上げたいと思います。大凸部と書いて、「おおとんぶ」と読みます。少々変わった読み方ですね。
青ヶ島は伊豆諸島の中では、最南端に位置する離島であり、二重カルデラの独特な地形により有名です。
そして大凸部は、青ヶ島の最高地点423メートルに当たり、まさに青ヶ島を全て見渡せる便利で魅力的なスポットであります。
http://imagic.qee.jp/sima2/tokyo/aogasima.html
大凸部は、島の高台にある集落から少し南下した位置、カルデラの外輪山の淵に当たるところにあります。大凸部へたどり着くには、少しばかり登山をしなくてはなりません。
http://www.vill.aogashima.tokyo.jp/star/coliseum/place.html
青ヶ島は地形の特殊な島なので、立体地図の方がわかりやすいかと思います。青ヶ島で現在人が住んでいるエリアは、南側のカルデラ内部には無く、すべて北側のなだらかな傾斜を描く高台の上にあります。
これには理由がありまして、江戸時代にカルデラ内部にそびえる火山、丸山が噴火して大量に島民が亡くなる事件が起こり、その教訓から高台の上に住むようになったのです。
もっとも人口が多かった明治などにはカルデラ内部にも再び人が住んでいたそうですが、高台の上で電気が通じるようになると、高台の上に移っていったようです。
集落から坂道を登っていくと、不思議な神社の鳥居に遭遇。青ヶ島は絶海の孤島ですが、神社の多いことでも有名です。
だんだんと道が細くなってきました。この藪を抜ければ、大凸部はあともう少しのはずです。
おおっ!!! とうとう大凸部に到着しました。さっそく絶景が飛び込んできます。
青ヶ島の外輪山の淵。そしてカルデラの中央にそびえる丸山が一望できます。そして青ヶ島のカルデラ内部がいかに自然豊かであるかも、はっきりと分かります。
そしてどこまでも広がる太平洋。見渡す限り、海しかありません。絶海の孤島感抜群です。
島の北側(つまり集落の方)もすべて見えます。
カルデラ内部と植生が違って、背の低い植物しかなく草原のようになっています。カルデラの内部は風もさえぎられおだやかで湿潤な気候ですが、高台の上は風も強く乾燥していて、植物の生育条件はあまり良くないようです。
しかし、美しい。ライトグリーンの草原と、大海原。
海を走っているのは、八丈島に帰っていくゆり丸?(あおがしま丸がこの時ドック中だったのでゆり丸に代行でした)。
青ヶ島を訪れたならば、是非真っ先に訪れてみてください。青ヶ島の有り様がひしひしと実感されることと思います。