日本列島を逆さまにしてみよう。なんと日本海が湖に!!
こんにちは。ドクターリトーです。
今回の記事は少し特殊。日本列島を逆さまにしてみましょう!!というシンプルなテーマ。
◾️眺めて面白い日本列島
こちらは、普段よく眺める日本列島、および周辺の地図です。おなじみの地図。北が上になっています。
いつもながら思うのは、日本列島の形は実に美しいですね。南北に長く、弓なりなんて表現されますが、龍のようにも見えます(これもよく言われますが)。
北海道が頭で本州が胴体。九州から沖縄が尻尾といった感じ。房総半島や紀伊半島、四国が足といったところでしょうか。
日本列島の形は良いので、私は時間があるとよくGoogleEarthで眺めていたりします。同じようなことをしている人も多いのではないでしょうか。
◾️逆さま日本列島
さて、今回のテーマ。日本列島を逆さまにしてみましょう!! つまり北が地図の下側になるということ。
http://mode21.s144.xrea.com/12_/post_2.html
どうでしょうか? 逆向きにしただけで、かなり印象が変わりません?
例えば、いつもはあまり意識が向かない日本海に意識が向くのではないでしょうか?
日本海は、現代では太平洋に比べて存在感が薄いのですが、日本列島逆さまの地図では、非常に存在感が強まります。
◾️湖のように見える日本海
そして海というより、湖のように見えません?
サハリン(樺太)、北海道、本州、四国、朝鮮半島、そしてロシアの沿海州が、すっぽりと日本海を取り囲んでいます。
実は、日本海は氷河期の頃には、実際に湖だったようです。日本海は、昔は「日本湖」だったようです。琵琶湖も真っ青の巨大な湖・・・笑 そして、その頃日本は大陸と繋がっていました。
日本列島逆さま地図では、韓国、北朝鮮、ロシアが、同じ海を共有する共同体のように思われ、普段の地図より身近になるような印象があります。
また日本列島が「日本湖(海)」の淵のようにも見え、あたかもユーラシア大陸の一部のように感じられてはこないでしょうか? 日本列島は、ユーラシア大陸から隔絶された孤島のように意識されることも多いですが、そんな感じはしません。
◾️中国から見たら、海にかぶさる蓋?
http://literaselect.seesaa.net/article/370565115.html
こちらは、逆さまというより、日本列島横倒しの地図。
沖縄、台湾、中国までが地図の範囲に入っています。こうしてみると、中国にとって沖縄が目の上のたんこぶのように思われているのも納得できそう。日本列島、そして台湾が、ふたをするように中国の上にかぶさっています。
実はこの日本列島逆さまの地図は、台湾、中国から見た日本観が表現された地図でもあります。太平洋に居座っていて、海にふたをしているような存在です。
◾️逆さまにするだけで世界観が変わる?
なぜ日本列島を逆さまにすると、日本列島の雰囲気が変わるのか。
それは、地図上で強調される海が、太平洋から日本海に切り替わるからだと思います。
普段私たちが海として意識するのは、日本海よりも太平洋の方が圧倒的に多いと思います。
その理由として考えられるのは、まず東京、大阪、名古屋などをはじめ大都市の多くが太平洋側にあること。日本人の大半は、太平洋側に住んでいます。
◾️龍に似ている日本列島
そして最初の方にも書きましたが、日本列島を龍に見立てた場合、龍の頭が太平洋側を向いていることも、日本人の目が太平洋に向く理由かも知れません。あたかも日本列島は太平洋の方を眺めているように見えます。
http://takakuraken.jp/blog-entry-199.html?sp
こんな感じで。
日本にとって、小さな日本海よりは、太平洋こそが彼方までずっと広がるロマンの海であります。つまり日本人は、太平洋の方をずっと見ています。それも理由でしょう。
◾️固定観念から解放されてみよう!
北が上向きの日本地図だけが全てでなく、南が上向きの地図もまた真実の一つです。
学校教育をはじめ、長年あまりにも北が上向きの地図を刷り込まれてきたため、南が上向きの地図には違和感を覚えてしまうというか、別物のように思われるでしょう。固定観念、習慣というものは、恐ろしい一面があると言えそうです。
面白いので是非じっくり眺めてみてください。他にも色々と発見があるかと思います。