世にも奇妙な地形。北大東島の屏風岩!!
こんにちは、ドクターリトーです。
今回の記事では、北大東島の屏風岩(びょうぶいわ)について取り上げたいと思います。
◾️屏風岩(びょうぶいわ)
北大東島の集落付近を走っていると、このような岩壁が周囲にそびえています。
これが屏風岩(びょうぶいわ)。屏風のように直立した岩壁だから屏風岩です。結構高さがあります。側に寄ると圧迫感も。
◾️空からの風景
空から眺めると、さらによく分かります。屏風岩がぐるりと集落の周囲を取り囲んでいる姿が分かります。
集落は窪地のようになっています。島の周囲部の方が標高が高い。
北大東島の、実に不思議な地形です。南大東島も同じような地形ですが、北大東島の方が高低差がよりはっきりとしています。
◾️もともとはサンゴ礁が隆起した島
この不思議な地形が形成された秘密は、北大東島が隆起サンゴ礁の島であることに由来します。
もともとはサンゴ礁だったのが、この島。
周囲部はもともとはリーフ(縁)。そして凹んでいる部分はもともとラグーン(礁湖)。ラグーンはサンゴ礁の中に形成された湖のようなところなので、標高が低くなっている訳です。
この地形のおかげで、南北大東島では島なのに海が見渡せないという不思議な現象が起こります。これは実に面白いです。