船舶関係

流氷経験者は10人に1人!砕氷船「おーろら」でオホーツク網走の海を行く。

こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、網走で見られる流氷について取り上げてみます!!

 

◾️流氷見たことあります? 流氷砕氷船「おーろら」に乗ってみました。

 

 

流氷って見たことありますか? 私は今回オホーツクに訪れるまでなかったです。

流氷を見たことのある日本人は、およそ10人に1人。驚くべきことに北海道民でも約半数は見たことがないというので、結構レアな体験と言えそうです。

(情報元はウェザーニュース2017/02/07「流氷、見に行ったことある?」より)→https://weathernews.jp/s/topics/201702/060105

 

オホーツク地方で流氷を観光することができる主要ポイントは主に3箇所。紋別、知床、そして網走の3箇所です。

そしてその中では網走が一番メジャーな流氷スポットらしいです。たしかに、流氷砕氷船「おーろら」号は、紋別で乗ったガリンコ号に比べてかなり大型の船に思われました。収容人数もかなり多そうです。

 

◾️港で出会った蓮葉氷(はすはごおり)

 

 

港を出るとすぐにこんな感じ。流氷が一面押し寄せています。

丸っこい氷の塊が散見されますが、これらは蓮葉氷(はすはごおり)というようです。蓮の葉に形が似ているから。この蓮葉氷が合体して、巨大な氷原が形成されるらしいです。つまり流氷の卵とでもいったところでしょうか。

 

 

そうして形成された巨大な表現がこちら。見渡す限り真っ白な世界が広がり、壮大な雰囲気を醸し出しています。海面はまるで見えません。流氷の季節はオホーツクの海のうち、八割が氷に覆われていると言いますが、海が見えない海原というのはとても新鮮に感じられました。

 

 

おーろらは巨大な船で、そして砕氷船なので、分厚い氷の板も構わずにぶち壊してひたすら前進していきます。大きな氷が次々破壊される光景は壮観ですよ。表現が難しいのですが、ガリッ、ゴリッという鈍い音が周囲に響きます。

 

 

こちらは氷が細かく砕かれた様子。いろんなサイズの氷たちが入り混じっています。

 

 

水平線までくまなく流氷に覆われていることが伝わってくる光景。本来青いはずの海が真っ白くなっているのは、流氷に慣れない身にとっては異様に感じられました。

 

 

上の写真のような様子で、「おーろら」は氷原を突き進んでいきます。おーろらの後ろには海面が顔を覗かせます。

1日に何回も行ったり来たりしているので、その度に氷原もわずかづつ破壊していきます。港に近いエリアの方が氷は砕かれがちなようです。流氷が砕かれて海が露わになっていく光景は、どこか神秘的な印象を受けます。

 

◾️オオワシに遭遇

 

 

船の近くには、何羽も鳥がやってきます。これは、天然記念物のオオワシ。雄大な姿です。ちなみに絶滅危惧種指定もされているという。

オジロワシというのもいるのですが、見かけませんでした。この二つのワシはよく姿も似ているようです。

 

 

おそらく餌をもらうことを期待して、船の近くを頻繁に飛び回っていました。

 

 

こちらは氷の上でたたずむオオワシ。なんか可愛いです。

 

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こちらは流氷の動画版。よろしければご覧ください!! よりリアルに流氷の様子を感じ取っていただけるかと思います。中国語が入っていますが、流氷観覧は外国人の参加が本当に多かったです。外国人の方にとっても珍しい体験であるようです。

 

◾️氷の張ったサロマ湖も凄まじかった!

 

 

網走に向かう途中に乗ったバスで、サロマ湖も通りかかりました。その光景も凄まじかったので少し紹介しておきます。

サロマ湖には全面氷が張っていてその上に雪が覆いかぶさっているので、湖ですがオホーツクの氷原と同じく湖面が全く見えません。おまけに空も雲で煙っていたので全てが純白の世界というものが現れていました。

あまりにも浮世離れした光景だったので、バスの休憩時間中しばらく見入ってしまいました。

 

 

空に輝く午前の太陽も雲を通して眺めると、異様に大きく見え、そして黄金色に輝いています。真冬のオホーツクを訪れるのは初めてだったのですが、すべてが新鮮で印象に残りました。

 

まだ行っていない方はぜひオホーツクに行って、流氷を眺めてみてください。普段とはかなり違った日本の姿を発見できるかと思います。しかしこれもまた、日本の一風景には違いない!

 

離島ナビ

http://ritou-navi.com

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