十津川の「天空の郷」。秘境・果無(はてなし)集落!!
こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、十津川の秘境、果無(はてなし)集落について取り上げたいと思いますもちろん離島ではありませんが、いい秘境だったので特別に取り上げることにしました。ある意味では、果無集落も「陸の離島」と言えるかもしれません。山奥でアクセスがとても大変ですから。
◾️日本最大の村、十津川村
十津川村は奈良県南部の村で、日本最大の面積がある村です。つまり日本で一番大きな村。
ご覧のように、十津川村は奈良県の面積の10パーセント以上は優に占めそうな勢いの大きい村。和歌山県・熊野のすぐ近くです。
◾️果無集落へ向かう
ご覧のように十津川の集落から、橋を抜けて山道を登っていきます。果無集落は、山の上にありますので。
◾️天空の郷
数十分も歩けば、ご覧のような小高いところに到着。こここそが果無集落です。
名前の由来は分かりませんが、山並みが果てしなく続いているので、「果無」かと勝手に推測しています。
「世界遺産」の碑が建っていますが、ここは立派な世界遺産・熊野古道の小辺路(こへじ)です。熊野巡礼に使われた通り道なのです!!
標高は、周囲の山々と同じくらいあります。天空の郷と言われる所以です。この集落は周囲から切り離されて山の中にぽつんと設けられているので、まさに天空の町という感じです。
天空の城ラピュタのようなネーミングですが。
◾️なんと、人も住んでいる!
数件ほどの民家がちらほらと見えます。実際に。現在も人が住んでいる集落なのです!!
こんな隠れ里のようなところに住むなんて、どういう心境でしょうか。
お茶の葉がほしてあったりして、そして人の姿はさしあたり見当たらず、遠野物語の「マヨイガ」に迷い込んだような感覚になります。
◾️なんと水田もある
こんなに標高が高いのに、田畑が作られています。ここには耕作機械とかを持ち込むこともできなさそうなので、全部手植えっぽい感じです。
初夏だったので、稲の成長もまだまだですね。とても美しい、日本の原風景のような景色です。
◾️巡礼の道の通過点
道案内の標識があるので、ここが巡礼の道であることが分かります。そう、この果無集落は、熊野古道の参詣道の真っ只中にあるのです。
近くに家屋があるので私有地みたいに思えますが、通って良いわけです。
桔梗や他の花々の植えられ、手入れが行き届いています。これも今も人が住んでいる証拠。
集落に沿って階段が続いていますが、段差がかなり大きいです。この階段も古びていて、伝統を感じさせていい味出してる。
天空の郷、果無集落に是非行ってみてください。これは忘れられない場所になると思います。
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