海外の島,  世界遺産

タオルミーナは天空の楽園都市!エトナ山も映えるシチリア島散策。

こんにちは、ドクターリトーです。

今回の記事では、地中海最大の島・シチリア島について。シチリア島は有名なので皆ご存知だと思いますが、実際に行った人となるとなかなかいないのではないでしょうか?とても大きな島なのでごく一部しか回れませんでしたが、その経験についてシェアできれば良いかと思います。

 

⬛️シチリア島は四国より遥かに大きい!

シチリア島は、イタリアの最南端にある島です。ちょうどイタリア半島の長靴の先が蹴飛ばしているボールのような位置にあります。

シチリア島は地中海最大の面積を誇る島。なんと25,710平方キロもあるというから驚き。日本の四国(18,800平方キロ)よりも遥かに大きいのです。四国の1・4倍です。

地中海は陸地で閉じられた内海ですが、内海に四国より大きい島が浮かんでいると考えたら凄い話ですね!

地中海の広大さを物語るエピソードです。

 

また人口も500万人と相当多いです。都市も州都のパレルモを始め、カターニア、シラクーサなど大都市が多数。

地中海の真ん中にあることから、古代からギリシアやローマの植民地になるなど、古くから歴史のある土地でもあります。遺跡や教会など、見所多数です。

これだけ色々な要素があれば、観光し甲斐がこの上なくある島であることが自ずから明らかであると思います。

 

⬛️富士山のごとき「エトナ山」

 

 

船がシチリアのカターニア港入港間近。街の遥か向こうに立派な山が聳えているのが否応無く視界に入ります。

これはエトナ山という有名な山。

エトナ山はヨーロッパ最大の活火山で、標高は3329メートルほどあります。

山麓はなだらかな曲線を描いていて、山頂には5月でも雪が残っているのが見えます。シチリアの気候は温暖ですが、それでも雪が残っているとは驚きです。

見た目は、まさに日本の富士山とそっくりです。標高も富士山ほどではないにしても3000メートル超。「シチリア富士」とでも名付けるべき山かも知れません。

シチリア島の東側からならどこからでも見えるらしく、それも富士山と似ているかも。「エトナ三十六景」なんて。

 

⬛️カターニアを離れ、「タオルミーナ」へ。

 

 

港に船が入港し、船を降りると日本とイタリアの国旗のクロスがお出迎えしてくれました。

日本の船の入港を歓迎してくれているようです。他の寄港地ではこういう心遣いは経験しなかったので、とても嬉しく感じました。

カターニアはシチリア第2の都市ですが、そこから電車で行ける「タオルミーナ」という街が秀逸だと聞いたので、そちらへ行くことにしました。

 

 

カターニアからタオルミーナまでは電車で1時間少し。ちなみにカターニアは世界遺産の街。

タオルミーナは山の上にある街なので、駅からバスに乗って蛇行する坂道をひたすら登っていきます。写真はバスの車窓からの風景。この風景だけでも素晴らしいですね。

 

⬛️円形劇場

 

 

こちらの「円形劇場」は、タオルミーナきっての観光名所。とても広々として素敵な場所です。

タオルミーナは歴史の古い都市。紀元前には既にギリシア人によって植民が進んでいました。

円形劇場は紀元前3世紀にギリシア人によって建てられたものです。しかし後にこの街を占領したローマ人によって闘技場(コロッセウム)に造り替えられてしまいます。

劇場が闘技場になってしまうとは、まさにギリシア人とローマ人の気質の違いを的確に表しているエピソードにも感じられます。

円形劇場では、夏になるとライブやコンサートが開かれるそう。まさに現代において劇場として復活しているのです。歴史の薫る素晴らしい場所で聴く音楽はさぞ素晴らしい場所であることでしょう。

 

 

こちらは劇場から眺めるタオルミーナの街並み。タオルミーナが「天空都市」であることがよく分かります。タオルミーナは高級リゾート地として名を馳せる街で、「シチリア島=貧しい」という一般的なイメージからはかけ離れています。

 

海が見渡せるスポットも。向こうにうっすらと見えるのはイタリア半島です。

海も地中海特有の濃い蒼で素晴らしい眺望です。遺跡スポットとしても魅力たっぷりな円形劇場。廃墟好きにももってこい。様々な魅力を内包しているので、これは絶対行くべきです。

 

⬛️サン・ニコロ大聖堂

 

 

お次はタオルミーナの街並みをしばし歩いてみましょう。

こちらは「サン・ニコロ大聖堂」。石造りの重厚感のある素敵な建物です。日本では見かけたことはまずない建物です。

 

 

中も厳かな雰囲気になっています。歴史ある教会であることがひしひしと伝わります。

 

 

大聖堂のすぐ前は広場になっていてかわいい噴水も備え付けられています。

こうして眺めてみると、大聖堂という割にはそこまで「大」には見えないですね・・・笑

 

⬛️4月9日広場

 

しばらく歩くと到着するのは、こちらの「4月9日広場」。

奇妙なネーミングですが、これにはエピソードがあるそうです。

1860年4月9日の話。「赤シャツ隊」を率いたガリバルディが、当時スペインに支配されていたシチリアを解放するために上陸するという噂が広がり、タオルミーナの住民たちが熱狂したそうです。それが由来。

当時、シチリアはイタリアではなくスペインに支配されていたそうですね。イタリアは今でこそ統一国家になっていますが、昔は小さな国に分裂していて、まとまった「イタリア」という国はありませんでした。

このエピソードからは、イタリア統一への道のりの困難が伝わってくるように感じます。イタリア統一を切望する市民たちの思い。単なる噂だけで熱狂するくらいですから。

実際にガリバルディが上陸したのは、5月の話だったそうな。

 

 

4月9日に市民が集結していたのは、こちら「サン・ジュゼッペ教会」。

こちらも大聖堂に劣らず美しいです。後ろに見えるのはタウロ山という山。

 

 

広場には、なにやら楽器を弾いている人たちも。ここが高級リゾート地なのだということを改めて思いました。タオルミーナは、気品があって清潔で明るい、天空の楽園都市。本当にそう思いました。

哲学者のニーチェなどもタオルミーナにやってきて、街並みを賞賛したそうです。

 

 

タオルミーナには、潜り抜けて通過する門がいくつもあります。これはその一つ。

今回観光できたのはこの街だけでしたが、シチリア島自体はとても大きい島で歴史もあるので名所いっぱいです。またいつか訪れて他の街も見てみたいなあ。シチリアの魅力はもっと違う角度からも見えそうです。

離島ナビ

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