神の住まう島、大神島!?キノコ形の奇岩・ノッチも面白い。
こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、大神島(おおがみしま)について引き続き取り上げていきたいと思います。前回の記事では、面白いガイドの人にアダンの実をかじらせてもらうことになった話を書き始めましたが、その続き。
http://ritou-navi.com/2017/05/13/ogamishima1/(前回の記事)。
【大神島情報】
《アクセス》宮古島、島尻漁港からフェリーでいくらか。沖合にあるので短時間です。
《宿泊》「おぷゆう食堂」のみ。食堂ですが、宿泊施設も兼ねる。
《食事》「おぷゆう食堂」のみ。カーキたこ丼が名物。
◾️サトウキビのようなアダンの実
こちらが、アダンの実です! パイナップルに似ているというか、いかにも南国のフルーツといった感じです。
しかしアダンの実がスーパーに並んでいるのも見たこともこれまでないし、もちろん食用にはなりません。
これがアダンの一粒をもいだもの。
先端をかじってみると、サトウキビのように甘く、なかなか良いです。これは新発見でした。果物のように食べることはとてもできませんが。
◾️海賊伝説
いったん展望台(標高75メートル)から下山してから、今度はこんな電気自動車(?)に乗せてもらって、島の周囲の道路を案内してもらいます。
まずは、一見なんの変哲もない家も案内してもらいました。上の写真です。
ガイドの方のお話によると、この家はとても由緒がある家であるそうです。
大昔、海賊が大神島に突然上陸して荒らし回り、島の人々を皆殺しにしてしまいました。
しかし男女の子供だけが隠れて生き残りました。その子供たちが住まっていたのがこの家だということです。
現在の大神島に住んでいるのは、皆その子孫たちと言われます。まさに、アダムとイブ伝説そのものですね。大神島のアダムとイブ。
ちなみに大神島には、キャプテンキッドの財宝伝説が残されていて、財宝がどこかに埋められているという言い伝えも。
真偽のほどは分かりませんが、夢のある話ではあります。実際にトレジャーハンター達が訪れたそうな。宝は結局見つからなかったそうですが。
ちなみにこの財宝伝説、同じような話がトカラ列島の宝島にも伝わっています。本サイトでも特集していますので、興味のある方は読んでみてください。
◾️幻の島一周道路と、奇岩ノッチ
島の周囲を走る道路を前進していくと、コンクリートがめちゃくちゃになっているところに行き着きました。
これにはいわくがあり、大神島には元々島一周道路を通そうという計画があったのですが、ブルトーザーが動かなくなったり、工事業者に病人が多発したりして、工事を中止せざるをなくなったそうです。
これはさすがに神の島だけに、勝手な工事により神の怒りを買ったことによる祟りだろうと言われています。
半ばオカルティックなエピソードですが、神と人との距離が近い大神島で聞くと納得してしまう感じがあります。
こちらは、その一周道路から見える、キノコ岩!!
ノッチと言われている奇岩たちです。世にも奇妙なその形。
ご覧のように、下の方が細くなってくびれており、まるでキノコのような外観の珍しい岩です。一つではなく、結構な数がにょきにょきと生えています。
これだけ波に削られていますし、あと数十年もしないうちに根元でぽきりと折れてしまうと推定されているので、眺めるならばお早めに。
ノッチは、期間限定の絶景スポットです。
◾️名物カーキタコ丼
最後に、大神島唯一の食堂、おぶゆう食堂の「カーキタコ丼」について。
大神島で釣れるカーキタコを使った丼です。なかなかに美味しいです。値段は900円。
たこは甘辛く煮られていて、そして歯ごたえも良く、美味しいです。
大神島に寄ったら、是非記念に食べてみてください。宿泊もできるそうですよ。神の島で一泊するのも良いかも知れませんね。
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