海と繋がった神秘の「通り池」。そしてカラフルな建物とお墓(?):伊良部島
こんにちは、ドクターリトーです。
今回の記事では、下地島(しもじしま)の「通り池」、そして伊良部島(いらぶしま)のユニークな集落などについて取り上げていきたいと思います。
◾️まるで一つの島? 伊良部島と下地島
http://www.okinawainfo.net/miyako/irabuzima.html
こちらは伊良部島と下地島の地図です。右の方が伊良部島、左の方が下地島。
間に海峡というか、わずかな裂け目がありますが、ほぼ繋がっているのが分かるでしょうか? まるで一つの島のような感じです。
そしてしばらく前に伊良部島と宮古島は長い橋で繋がれたので、この三つの島は一つの島のようになってしまいました。
http://ritou-navi.com/2017/05/17/irabuohashi/(伊良部大橋についてはこの記事を!)
◾️美しすぎる下地島の通り池(とおりいけ)
下地島には、神秘的な雰囲気の美しい池、「通り池」があることで有名です。私ももちろん見に行ってきました。
こんな様子。不思議な蒼さが漂っていて、どこまで深いのかも分からない。実に神秘的な雰囲気を漂わせた池です。
通り池は名前が示すように、実は海へと向けて「通り」抜けていて、海と繋がっているんです。
だから池の下側は海水、上側は淡水になっているそうな。それもこの池の不思議な色合いの原因になっているに違いありません。
写真ではわかりにくいと思いますが、池の中にはスズメダイとか細長いにょろっとしたナマズのような魚など、熱帯魚の姿がちらほら見られます。池なのに熱帯魚が泳いでいる実に不思議な光景。この魚たちは海から通り抜けて池の中までやってきたのでしょう。
◾️ダイビングの名所にもなっている通り池
通り池は、周りを石灰質の地形が取り囲み、周囲にはトベラなど背丈の低い草たちが茂っています。
池が海と繋がっているのは、この石灰質の地形が波の力で侵食されて、海と繋がったからです。もちろんこの池は海のすぐそばにあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9A%E3%82%8A%E6%B1%A0
空中写真だとこんな感じになります。本当に海のすぐそばです。この通り池はダイビングスポットとしても有名で、海側から潜ってなんと池の中へと顔を出すことができるそうです。
ただかなりの上級者向きということで、参加するのはすぐには難しいかも知れません。私もいつかチャレンジしてみたいと思っているばかり。
◾️伊良部島のカラフルな建物
下地島の隣の伊良部島は、集落が面白いのが印象的でした。
沖縄の集落、家々というと一般的には赤瓦と石垣のイメージだと思いますが、それを根底から覆す斬新な集落。
池間添(いけまぞえ)という伊良部大橋からほど近い集落ですが、ここの家々はどれもカラフルに塗り込まれていて、まるで地中海沿岸のような風景。
そして建物は全て鉄筋コンクリートです。そして四角い家が多い。
こんな集落は日本全体でも珍しいのではないでしょうか。・・・というか、初めて見た。
◾️なんとお墓もカラフルだった!
伊良部島でカラフルなのは、建物だけでなく、なんとお墓まで派手な彩色が使われていました。
沖縄の伝統的なお墓と造りは同じですが、普通はねずみ色をしているお墓が、ここではペンキで塗り込められています。手前の青と黄のお墓なんて、かなり驚きました。
こんなお墓ならば、入るのは楽しい?
伊良部島、下地島、新鮮な発見がある島でした。是非ご自身で訪れて、他にも発見してみてください。
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