うさぎだらけ!瀬戸内海のラビットアイランド、大久野島。
こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、瀬戸内海のうさぎの島、大久野島(おおくのしま)について取り上げたいと思います。有名な島なので、ご存知の方も多いと思います。
【大久野島情報】
《アクセス》JR忠海駅から徒歩にて忠海港へ。そこからフェリー。もしくは大三島の盛港からフェリー。フェリーは本数多し→http://sanyo-shosen.jp/omishima/time.html
《宿泊》「休暇村 大久野島」
《食事》「休暇村 大久野島」内のレストラン
◾️大久野島
http://uta-jima.com/okuno_info
大久野島は広島県の島。忠海(ただうみ)港の先に浮かんでいます。また愛媛県の大三島からも船が出ています。
面積は0.7平方キロと極めて小さく、また人口はわずか22人(!)
島内には民家はなく、施設で働いている人しか住まっていないそうです。
◾️大三島から大久野島へ
こちらが大三島から眺めた大久野島。大三島の本当に近く、目と鼻の先にあることが分かります。見た感じ電波塔なども建てられているようです。
私は大三島の盛港から大久野島に向かいました。フェリーの時刻表などについてはこちらを→http://sanyo-shosen.jp/omishima/
大三島よりも、広島県本土の忠海港から向かうのが一般的な方法らしですが。
◾️うさぎのえさ!
用意周到というか、港ではうさぎのえさも用意されています。お値段はお手頃な100円! これは買うしかないでしょう。
実はこれとは別に、近くのスーパーでもサラダセットを購入しておきました。湿ったサラダと乾燥したサラダ、どちらをうさぎは好むでしょうか? 実験してみたいと思いまして。
◾️うさぎとさっそく遭遇。
大久野島に船が着くと、まずバス(無料)に乗って大久野島のライフライン、ビジターセンターの方に移動します。ビジターセンターの前で降ろされます。
バスを降りるやいなや、さっそく現れたうさぎたち。観光客たちを待ち構えているくらいの勢いです。
うさぎたちはとてつもなく人馴れしていて、えさにめがけて突進してきました。うさぎとは、これほどアグレッシブな動物だったのかと思い知らされました。いや、この大久野島のうさぎが特別なだけなのでしょうが。
人をたぶらかすための(?)、片足だけ膝にのせてくるかわいいポーズも心得ているようで。このポーズを取られたら、餌をついあげたくなってしまいます。
◾️うさぎは乾いた野菜の方を好む
うさぎたちは円になって餌に懸命に食らいついていきます。
まさにうさぎ天国。これは大久野島が人気が出るのも分かるわーと。
ちなみに乾いたサラダと湿ったサラダ。どちらをうさぎは好むのでしょうか?
実験してみた結果、うさぎは乾いたサラダの方を好むことが分かりました。上の写真は湿った野菜ですが、寄ってはきてくれてもあまり食べてはくれませんでした。おそらく乾いた方だろうとなんとなく思っていましたが、実際その通りでした。
◾️うさぎの穴
うさぎは普段はあまり屋外には出ず、ソテツの木の下に隠れているようでした。
この大久野島はうさぎたちの全くの楽園とは言い切れないそうで、カラスという天敵にも時に襲われるそうです。カラスによって空に連れされるうさぎもいるという話もあります。
そしてこのあたりにはうさぎの穴もたくさん掘られていました! 完全に身を隠せる深さではなく、思ったよりも浅い穴です。こんなもので良いのかと思うのですが、ちょっとした防空壕(?)のようなものなのでしょうか。
穴に半ば入りながら、あまりもくつろいだ姿勢のうさぎ。そして尻を突き出しどこか艶かしいです。
それにしても、警戒心解き過ぎではないか?
◾️うさぎのお土産
ビジターセンターでは、大久野島の土産も販売されていました。もちろんすべて、大久野島のシンボルであるうさぎグッズ。
うさぎの菓子が買えるのも、全国でも大久野島くらいではないかと思いました。うさぎが住まう離島なんて、大久野島以外にありませんし。
ちなみに大久野島にうさぎが多く住まうようになったのは、昔島で行われていた毒ガス製造の実験台に使われていたうさぎが野生化して繁殖したという説があります。
しかしこれは都市伝説のようで、実は1971年に小学校で飼育されていた8羽のうさぎが大繁殖をした説が有力だそうです。今では700羽程度に増えているというから驚き。
◾️毒ガス資料館
うさぎの島、大久野島のもう一つの顔。それはなんと「毒ガス製造の島」です。
大久野島では戦前に毒ガス兵器製造が実際に行われていました。離島なので、秘密武器の製造を隠しやすかったことが大きな理由になっているようです。
離島は島流し、病院の隔離などに使われるというダークサイドな面も持っていますが、この毒ガス製造もダークな面の一つ。
こちらの「毒ガス資料館」で当時の有様を知ることができます。
毒ガス製造の際は、こんな万全にも見える服装を着用していたそうですが、それでも後遺症に悩まされる人が大勢いたそうです。毒ガス兵器など造るもんじゃないです。
「風の谷のナウシカ」に出てくる防護マスクを彷彿とさせます。宮崎駿もこれをモデルにしたのかなーと、ふと思いました。
◾️大久野島に行ってみよう!
有名な大久野島でネット上には情報も多いですが、この「離島ナビ」でも紹介してみました。
是非とも島に赴いて、うさぎと戯れてください。話のネタにもなることと思います。
離島ナビ