九州の島,  ジオスポット

気分はインディージョーンズ?長崎・池島炭鉱をトロッコで観光する。

こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、長崎県、池島(いけしま)の炭鉱(トロッコ)見学について取り上げたいと思います。

【池島情報】

《アクセス》長崎市外からバス、神浦港、瀬戸港から船、など。詳しくはこちらを→http://ritou-navi.com/2017/07/20/ikeshima/

《宿泊》池島中央会館(一軒のみの宿)

《食事》「かあちゃんの店」のみ

 

◾️池島とは?

 

 

池島は知名度がそれほど高くないと思われるために、少し解説します。

池島は長崎県の離島で、かつては炭鉱の島として賑わった離島です。炭鉱が閉山してからは、人口は減る一方で最盛期(1970年頃)は8000人近くいた人口は、今では200人弱にまで激減してしまいました。

それが原因で、池島には廃墟がたくさんあります。かつては人の暮らしがあったところが無人地帯になり、廃墟化しているのです。

これってどこかの島と似ていると思いませんか? そう、同じ長崎のあの名高い軍艦島です!

そういう理由もあり、池島は「第二の軍艦島」とも呼ばれています。軍艦島は今では上陸が観光コースに限り制限されていますが、池島はまだ有人島であることもありかなり自由に散策することができます。だから、逆におすすめかもしれません。

 

◾️池島へのアクセス

 

 

池島は長崎本土からそこまで離れていない離島なので、船に乗っている時間自体は短く、そしてアクセス方法も何通りかあります。

私が解説するよりも、こちらの長崎市の公式HPがはるかにまとまっていると思いますのでご参照までに

http://www.city.nagasaki.lg.jp/shimin/121000/121200/p027560.html

 

◾️ついに池島に上陸!

 

 

ついに池島に上陸しました!

炭鉱の島だけあって、石炭を船に荷下ろしする施設があったり(もちろん今は使われていません)、全体的に廃墟の島にふさわしい雰囲気がもうこの時点でどことなく醸し出されています。

 

池が特にあるわけでもないのに、なぜ「池島」というのか? それはかつてこの島には池があったからです。

 

どこにあったかというと、上の写真の入江が池だったのです。昔は池だったのですが、船の発着に便利なように爆破して強制的に湾の形にしてしまいました。自然地形そのものを変えてしまうとは、なかなかすごいですねー。

 

 

◾️炭鉱見学コースへ!

 

 

池島炭鉱見学コースに参加しました! 価格は約3000円程度。

まずツアーのはじめに、このお弁当を食べる時間がありました。こちらは炭鉱弁当。

見た目は普通の弁当ですが、器が炭鉱で働いていた人が昔使っていたものとほぼ同じらしいです。昔懐かしい金属の弁当箱。ちなみにお値段は800円(!)。お弁当は別売りです。

 

 

お弁当を食べ終わると、次にこちらの炭鉱散策グッズ(?)を身につけます。ヘルメットとヘッドライトですが、これを装着すると次第に探検気分が高まってきます(?)

 

◾️インディージョーンズのように、トロッコに乗って炭鉱内部へ!

 

 

いよいよ炭鉱内部へと入っていきます。こちらのトロッコに乗ると連れて行ってもらえます。

 

 

トロッコが前に進むに連れて、徐々にあたりは暗くなっていきます。このあたりから、インディージョーンズ気分になってきました。あの映画でトロッコで敵から逃げるシーンがありますが、まさにあんな感じです。日本版インディージョーンズ。

 

 

私たちが途中で下されましたが、トロッコはしばらく前の方へと進んでいきました。

ちなみに日本で炭鉱内部を観光できるスポットは、池島が唯一だそうです。

 

◾️炭鉱内を見学する

 

 

地下の炭鉱の世界にやってきました! まさにアンダーグラウンドの世界な感じのワールドが広がっています。

 

 

こちらは前の写真とは違うエリアですが、先の方に見えるのは外です。何だか洞窟探検のようで、楽しいことこの上ない。

 

 

坑道を歩きながら、元炭鉱で働いていた人からレクチャーを受けます。

気になったのはこちらの地図。池島の地下深くに四方に坑道が伸びていて、島の面積よりもはるかに広い空間に渡って採掘が行われていたことが分かります。池島の地下には、無限空間が広がっているかのような、そんな感じがします。

 

◾️石炭を削る

 

 

坑内見学では、こんな不思議なマシーンを見せてもらいました。

 

 

これは、巨大な石炭の岩石を削り出すためのもの。

 

 

最終的にはこんな破片になります。「黒ダイヤ」なんて言われているだけあって、光沢が非常にあります。

もらっても良いそうで、少しばかりいただいてきました。

 

◾️ダイナマイト

 

 

こちらは、坑道を作るために爆破させていたダイナマイトだそうです。現在ではもちろん実際に使われることはなく、代わりに爆破に使われている映像を見せていただきました。

 

 

炭鉱見学ツアー。さらりと紹介してしまいましたが、少しは伝わりましたでしょうか?

 

興味を持たれた方は、是非とも池島に足を運んで実際に参加されてみてください。その際は池島だけでなく、軍艦島も合わせて行ってみると比較もでき、より楽しめるかと思います。

 

離島ナビ

http://ritou-navi.com

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