湖の島で日本最大。屈斜路湖の上陸禁止島「中島」!!硫黄山も行ってみよう。
こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、北海道の屈斜路湖の中にある中島について扱いたいと思います。
中島は、日本の湖に浮かぶ島、つまり「湖島」の中でも最大の面積を誇ります。しかし上陸禁止という、とても謎めいた島です。
◾️日本最大のカルデラ湖、屈斜路湖
屈斜路湖は、日本最大面積のカルデラ湖。北海道の道東にあります。阿寒湖や摩周湖の近くです。
カルデラ湖というのは、火山活動の結果形成された窪地に水が溜まってできた湖のことで、摩周湖や十和田湖などもカルデラ湖です。水深が深いことが特徴だそうです(屈斜路湖は最大水深117メートル)。
屈斜路湖の面積はなんと79平方キロもあるので、結構大きな離島でも呑み込んでしまうくらいの大きさがあります。
そして中島は、上のグーグルアースの写真の赤丸で囲んだところです。湖の中でもかなりの面積を占めています。
中島は、面積約5.7平方キロ、周囲12Km、そして標高は355メートルもあるので、かなり大きな島です。
日本の「湖島」の中ではダントツで一番大きいです。この中島を瀬戸内海にもってきたとしても結構大きな島の部類に入るでしょう。さすがは北海道、なんでも大きいです。
◾️中島の周りを歩く
屈斜路湖の周囲を歩くと、もちろん中島を眺めることができます。湖に浮かぶ黒々とした森に覆われた島。
上陸禁止であることからも、もちろん無人島です。なぜ上陸禁止なのかというと、自然保護というのが理由だそうです。
しかしそれはあくまで建前で、実は秘密基地であったり、莫大な財宝が隠されていたり、あるいはもっと突拍子もない理由で上陸禁止がされているのかも知れません。あくまで想像ですが。
一体この島の中には、何があるのでしょうか!? そんなことを考えながら島を眺めるのもまた面白いかと思います。上陸できないだけに、想像の余地はたくさんあります。ただの森しかないだろ、というのはなしで。
屈斜路湖はカルデラ湖であることから、温泉も多くあり、露天風呂からもこうして中島を眺めることができたりします。
◾️硫黄が吹き出る黄色い山、硫黄山!
屈斜路湖の周りには、中島の他にも魅力的なスポットが用意されています。
こちらは、硫黄山というところ。煙がもわもわと立ち上っていますが、これは硫黄なんです。だから硫黄山。
山裾を歩き回ると、いかにも硫黄らしく黄色く変色したエリアが多数散見されます。歩いていると目が痛くなってきます。これは硫黄の作用によるもの。
山頂までの登山は、危険であるために禁止されています(当たり前ですね笑)。
この浮世離れした雰囲気漂う硫黄山もとても楽しいところです。名物として温泉卵もありますし。火山活動の活発な屈斜路湖周辺ならではのスポットです。
◾️コタンアイヌ民族資料館
北海道ならではのスポットとしては、こちらのコタンアイヌ民族資料館も一押しです。
「コタン」とはアイヌの集落のことなので、このあたりにはアイヌの集落があったのでしょう。エキゾチックな装いのアイヌ民族のグッズやアクセサリが展示されています。
こちらの首飾りなんて、とても魅力的です。日本本土とは美的感覚がかなり異なっているのが見て取れます。
カラフルなアイヌ民族衣装。伝統的な紋様も入っています。もちろん試着もできるよ!!
初めて目にする不思議な料理。
鮭の皮で作った靴。デザイン性にも優れています。
◾️砂湯もありました
火山活動が活発な屈斜路湖なので、砂湯もありました。
湖のそばをちょっと掘ると、暖かいお湯が湧き上がってくるんです。これもかなり面白いです。
屈斜路湖。中島をはじめ、面白いスポットが多いのでおすすめです。是非足を運んでみてください。道東なのでアクセスが少々大変ですが。
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