水木しげるのルーツ!?隠岐造りの水若酢神社。伝統ある隠岐島後へ行ってみよう!!
こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、 島根県・隠岐島後(おきどうご)の続きを扱いたいと思います。今回の記事では隠岐造りの水若酢神社や水木しげるについても扱うので楽しみにしてください。実は隠岐は水木しげるのルーツらしいのです!!
【隠岐島後情報】
《アクセス》境港、七類港からフェリー、もしくは高速船。もしくは、大阪伊丹空港から飛行機。東京からなら、まず出雲縁結び空港まで飛行機・・・など色々あるので便利です。
《宿泊》ホテル、民宿、旅館など多数。「民宿 喜兵衛」が食事のボリュームも多くておすすめ。
《食事》結構大きな離島なので、食堂、スーパーなど多数。問題ないです。
◾️落ち着いた隠岐の海
前日と打って変わって天気がよく、少し違う隠岐島後の表情が見られるようです。
透き通った海辺です。一見すると、瀬戸内海の多島海にも見えますが、やはり海の落ち着き方は隠岐独特なものです。一体なんなんだろうなー、この隠岐の海の不思議な魅力は。
◾️海辺に並ぶ船屋
お洒落な船屋です。ずらっと船が収納してあります。
隠岐島後のどこに行っても感じる、独特の静寂さ。一体これは何に由来するのだろう。はっきりとは分かりませんでした。
◾️壇鏡(だんぎょう)の滝
続いてやってきたは、「壇鏡(だんぎょう)の滝」
ここは、日本の名水百選にも選ばれている、価値のある滝なのです。
落差50メートルの滝のようです。迫力が凄まじい限り。
せっかくですので、滝の裏側に回ってみました。シャワーのように、滝が流れ落ちています。
秘境・壇鏡の滝。ここは本当におすすめです。マイナスイオンを体感できる場所。
◾️闘牛場もある隠岐島後
ここはどこでしょうか? 闘牛場です。八朔というところにある闘牛場です。
隠岐では闘牛が盛んで、800年の歴史があるということです。なんでも、隠岐へと島流しにされた後鳥羽上皇を慰めるために始まったのが、起源とか。闘牛といえば徳之島や南西諸島が盛んな印象ですが、隠岐でも盛んであるとは意外でした。
「八朔牛突き大会」毎年、9月1日に開催されるらしいです。全国でも闘牛の文化が残っている場所は珍しいらしいです。
◾️水若酢神社
こちらは、水若酢(みずわかす)神社。重要文化財です。
隠岐にはたくさんの神社があるのですが、最も有名な神社の一つがこちらです。
茅葺の屋根に、出雲大社を思わせる頂上の飾り。
この神社の造りは本土のものにはあまり見られません。「隠岐造り」といって、隠岐独特の建築様式です。この社からは、なんか古代の雰囲気というか、飛鳥時代とかそういう時代の香りが漂ってくるような気がしました。
隠岐島後自体もどことなく古代の香りが漂っているので、それに非常にマッチしていると思いました。
◾️白島(しらしま)海岸
ここは、隠岐島後の最北端に位置する、白島(しらしま)海岸です。
島後で一番の絶景とされています。隠岐には昔から天皇を始め、島流しにされる人が多かったのですが、この絶景を眺めて、慰められた事もあったのではないでしょうか?荒涼とした地形ではあるが、美しい。
日本海といえば、よどんだグリーン色のイメージが強いですが、ここは深みのあるブルーですね。
◾️水木しげる先生のルーツ?
「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる先生のモニュメントです。
実は水木しげる先生の苗字は「武良(むら)」というのですが、隠岐に武良という地名があることを知り、水木先生は、「隠岐が自分のルーツだ」と確信を持たれたそうな。
その発言をきっかけにして、境港の水木しげるロードをはるばる隠岐にまで延長しようという活動が始まりました。現在では、隠岐の島後、島前の各地に、妖怪のモニュメントが設置されています。
隠岐、水木しげるロードについて
→http://www.enjoy-oki.com/area-kitaro.shtml
◾️ワカメ干しに偶然遭遇!
中村(島の北端近くの集落)の海岸近くを歩いていると、わかめを干す老夫婦に出会いました。話しかけてみると、少しわかめを頂きました。
浜に沿って、わかめが干されていました。隠岐では、わかめも盛んに作られているようです。この春先には一斉に干すそうです。何だか楽しそうな作業に思われました。実際は大変なのでしょうが。
◾️さざえ丼
こちらは、近くの食堂で食べたさざえ丼。さざえがたくさん入っています。
岩のりもそうですが、さざえは、隠岐諸島の特産の一つ。是非隠岐にいったら食してみてください。
◾️玉若酢命(たまわかすみこと)神社
隠岐の西郷から近くにある、玉若酢命(たまわかすみこと)神社です。
水若酢神社という神社を中編で紹介したのですが、こちらも独自の建築様式、隠岐造りで造られた、趣のある神社です。隠岐道後で最古の神社だそう。
境内に聳える大きな杉の木は、八百杉(やおすぎ)と呼ばれていて、樹齢は1000年とも、2000年とも言われています。神聖さを感じる、隠岐島後の土地を象徴するような、どっしりと構えた杉です。
玉若酢命神社。これまでの人生で目にしてきた神社の中でも、指折の美しさに思われました。
◾️古代の雰囲気が残る隠岐島後に是非とも行ってみよう!
隠岐島後についてしばらく紹介してきましたが、いかがでしょうか? 私にはこの島は日本の他の島にはもうあまり残されていないものが多く残されている不思議な島であるように思われました。奥深い自然、古代の香り。すべてが貴重なものです。実際に訪れて体験してみてください!!
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