城久遺跡は大注目!古代は「南島」中心地だった?蝶舞う喜界島を散策する!

城久遺跡は大注目!古代は「南島」中心地だった?蝶舞う喜界島を散策する!

こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、喜界島(きかいじま)について扱いたいと思います。喜界島はとても良いところですが、あまり知られていません。なんでだろう。アクセスが大変だからかな。

 

◾️喜界島

 


http://imagic.qee.jp/sima4/kagosima/kikaijima.html

 

喜界島はオカリナを思わせる可愛らしい形をした可愛らしい離島です。同じ奄美群島の沖永良部島と形が似てもいます。どちらも隆起サンゴ礁で出来た島ですし。

 

面積は56平方キロ、人口は約7000人(現在)です。

巨大な奄美大島の隣にあるので小さめに感じられてしまいますが、なかなかの規模のある離島なんです。

 

◾️夕方のフェリーで喜界島へと出発!

 

 

つづいて喜界島までのアクセスについて。

喜界島までのアクセスは、フェリーか飛行機か。飛行機は1日3便、フェリーは、日月以外の週に5日、毎日1便出ています。

飛行機の方がアクセスが良いかもしれませんが、趣もあり値段も格安のフェリーを利用してみました。奄美の名瀬港を夕方に出航するやつ。

島に入るには、できれば飛行機よりも船と相場が決まっているんです!

 

こんな綺麗な夕日も見れますしね。フェリーから眺める夕日は格別です。

 

 

喜界島に到着した頃には、すっかり夜に。民宿で一泊して、翌日回ることになりました。

 

◾️喜界島探索開始、民族資料館。

 

 

翌朝レンタ原付を借りて、喜界島島内探索を開始しました。まず最初に目に入ったのは、喜界町立湾小学校!

 

ガジュマルの彫刻が素敵です。

 

 

こちらは、離島にはお決まりと言って良いほどの確率である民俗資料館。

ここを尋ねると、島の伝統が分かるものや珍しいものが見られることが多いので、是非行きましょう!!

 

 

喜界島は中世の一時期は琉球王国の領土だったのですが、17世紀の薩摩侵入以来、薩摩藩に直轄支配されました。

その時に薩摩藩の財政立て直しのために黍(きび)の栽培が義務付けられました。当時貴重だった砂糖は高値で売れたからです。上の機械は、砂糖車(さーたーぐるま)という黍を圧縮して黒糖を作り出すために使われるそうです。

 

今年の大河「せごどん」でも奄美の黒糖の話が出てくると思いますが、薩摩の暴政はとても惨憺たるももだったそうですよ。

米とか主食を一切作らせずに、黍だけを作らせたので、餓死する島民が絶えなかったのだとか。「黒糖地獄」なんて言われたりします。島民は米などとても口にできないので、有毒植物の「蘇鉄(ソテツ)」を毒抜きして主食にしていたりしていたそうです。

 

 

大日本帝国時代の軍服も。沖縄が米軍に占領された頃、喜界島が反抗の基地として機能していたそうです。まさに特攻の最前線が喜界島だったのです!!

 

◾️戦争関連の史跡

 

 

そういうわけで、喜界島には太平洋戦争関連の史跡が色々と残っています。こちらは、戦闘機を隠す格納庫だったそう。

 

 

巨大な空洞です。ここであれば、きっと安全に飛行機を隠すことができたでしょう。隠れ家みたいで面白い。

 

◾️古代はヤマトの「南島」統治の中心だった? 城久(ぐすく)遺跡。

 

 

こちらは、島の中央近くにある、城久(ぐすく)遺跡。

最近話題によく上がっているスポットです。とても重要な史跡。

なぜ重要なのかと言えば、ここに古代(9世紀頃)日本(ヤマト朝廷)の出先機関があったということが分かったからです。

以前はヤマト朝廷の勢力は屋久島種子島くらいまでしか及んでいず、それより南は「日本」の外だったというのが定説だったのですが、喜界島にもヤマト朝廷の権勢が行き渡っていたことが分かりました。

 

 

奄美の海でしか取れない夜光貝を採取して、都の貴族に向けて贈ったりしていたそうです。なんともロマンのある話。

つまり、古代日本ではここ喜界島が「南島」地域の中心だったのです。

このあたりから、沖縄の方へとヤマトの文化や技術が渡って行ったそうです。

現代では沖縄が日本の「南島」の中心で奄美は外れでマイナーなエリアになってしまっていますが、当時はむしろ逆だったようです。面白いですねー。

 

喜界島が本土の人にとっ(マイナーな割に)どこかなじみがある島なのは、そういう歴史が影響しているのかも知れません。

 

◾️蝶の舞う島、道。

 

 

こちらは、蝶ロード。「蝶に超注意!」という標識が面白いです・・・笑

 

喜界島は蝶がとても多い島。奄美群島ではよく飛んでいますが、ここ喜界島では特に多い。なぜ多いのかというと、アサギマダラという蝶が、日本中から喜界島へと渡ってくるそうです。

これは本当の話で、本土でアサギマダラを捕まえてマーキングしておくと、しばらくして喜界島で同じ蝶が発見されるそうです。

 

冬に南下して、春に北上するそうです。渡り鳥ならぬ、「渡り蝶」!! 千キロ以上の海を渡るなんて、小さな体でどんな体力しているんだろうと。

 

 

こちらがアサギマダラ。薄い水色の羽が美しいです。

 

 

本当は他にも何種類か蝶を見かけたのですが、アサギマダラしか撮影できませんでした。申し訳ない。

 

◾️直線道路、百之台公園

 

 

こちらは喜界島北部にある名所、通称「直線道路」(そのままやん!)

 

この大自然を駆け抜ける直線道は、ちょっと北海道ぽい。両脇の作物がさとうきびという違いはあるのですが。

喜界島がそれなりに広さのある島であることを実感できますよ!

 

 

こちらは喜界島一の絶景スポットだと思われる、百之台(ひゃくのだい)公園。その昔、百(ひゃー)と呼ばれる島の支配者たちが集まって会合を持ったことから名付けられたそう。

 

島のさとうきび畑や集落、そして遥かに太平洋が見渡せ、奄美十景にもなっています。

 

 

ちなみに百之台をふもとから眺めるとこんな感じ。喜界島は島の西側から南東に向けて土地が盛り上がっていき、そこからいきなり断崖になっているんです。

だからふもとから眺めると、なんとも不思議な地形です。

 

 

◾️美しい自然が残り、歴史も濃厚な喜界島へと行ってみよう!

 

 

最後に空港近くの絶景ビーチ「スギラビーチ」のご紹介。

 

喜界島はビーチがあまり多くないのですが、このビーチは人工的に造られました。空港からのアクセスも良く、絶景なのでおすすめです。対岸に見えるのは、奄美大島です。

 

以上。喜界島のおおまかな説明でした!

 

喜界島、穏やかな空気が漂い楽園のような空気が漂っています。これまで訪れた島の中でも屈指の良い島だと感じました。あまり知られていないのが不思議なほど。隠れた名所というやつです。

 

また集落もそれなりの規模があり、物資に不自由することもありません。ホットモットのお弁当もあるくらいですし。

 

奄美群島は今年2018年は世界遺産登録は残念ながらなりませんでしたが、とりあえず「奄美群島国立公園」には昇格したことですし、今が行き時ですよー。是非一度訪れてみることを強くオススメします!! 人気が出る前に行くのが、通というものです・・・笑

 

離島ナビ

http://ritou-navi.com

 

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