新船、三代目「おがさわら丸」は凄かった!久しぶりに小笠原・父島を訪れた話。
こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、久しぶりに小笠原・父島へと足を伸ばしたので、その振り返りをしていこうかと思います!
◾️新船、三代目「おがさわら丸」
小笠原に行くには1000キロに渡る長期航路を経なければなりませんが(航空便が現状ないので)、「おがさわら」丸が三代目になり、前より格段に良い船になっていました。
おがさわら丸に乗るには、まずは東京・竹芝桟橋へ!
毎度ながら、船のマストのモニュメントがよく目立っています。時代は帆船なんて遠い昔ですが、やはり航海のロマンは白い帆を張った帆船ですね。
おがさわら丸に乗船へ。2年前に訪れた時よりも船が巨大に感じました。
それもそのはず。
おがさわら丸二代目 全長131m、総トン数 6700トン
三代目 全長150m 総トン数11000トン
長さもサイズもはるかに大きくなりました。ほとんど2倍です。
このおがさわら丸三代目は、2016年の7月から運行開始なので、かなり最近の出来事です。
そして航行時間も、二代目の25時間30分→24時間に短縮されました。つまり、船足が速くなったということですね。
船内に入ると、真っ白い鯨の尻尾がお出迎え。メルヴィルではないですが、まさに「白鯨」ですな。小笠原といえば、ホエールウォッチングが名物であり代名詞の一つであるので、まさに象徴的です。
二代目は一番下のクラスは、大部屋に布団が並べてあり雑魚寝という、かなりひどい環境だったのですが、新船では一席ずつがきちんとセパレートがされ、物置スペースも完備。見違えるようです。
ちなみにこれが、その二代目の大部屋。比較してみると、違いがよく分かるでしょう?・・・笑
ご覧の様に、通路も光輝いていました。海の色にデザインされ、上品です。シックですし。
食堂も、洒落ていました。全てが光り輝いています。
謎のサンゴモニュメント。
一応朝食を注文してみました。
こちらは、エンジンの排気口。船体のカラーリングは、一代目、二代目、三代目共にほとんど変化していません。伝統を受け継いでいます。
船尾から眺める大海原。ここはまだ東京湾内です。
はるかに広がる太平洋。太平洋を眺めていると、雄大な気分に浸れますね。
そして航海は順調に進み、いつしか夕方に。太陽が沈んでいき、海を黄金に染めます。
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一夜が明け、小笠原諸島が近づいてきました。
こちらは、目的地の父島よりもやや北に位置する聟島(むこじま)列島。聟島、針の岩、媒島など。雲と距離から、少々霞んではおりますが、はっきり視認できます。
そして、ついに父島へと到着!! 港付近がエメラルドに輝いています。というのも、サンゴ礁が発達しているので。
◾️あちらこちらで、シュノーケリング
実は今回小笠原へと行ったのは、沖ノ鳥島ツアーに参加するためだったのですが、熱帯低気圧の到来でツアー自体が中止になってしまい、代わりに父島で過ごすことになってしまいました。そういう訳で全くのノープランだったのですが、6月で海に入れるのでシュノーケリングをすることに。
足ひれ、水中眼鏡、シュノーケルの三点セットで¥1000なので、非常に良心的です。
場所は、宮之浜、釣浜、濱江丸が沈む境浦海岸など。
中でも、釣浜は穴場スポットでとてもひっそりしていましたが、サンゴ礁が限りなく発達していて、熱帯魚も豊富にいました。おすすめです。
水中写真を撮っていなかったので、お伝えできず残念です。是非ご自身で見てきてくださいー。
◾️ミクロネシアに通じる小笠原
港付近の父島ビジターセンターにも行ってみましょう。小笠原のことをなんでも知ることができる、便利で役に立つ施設です。
なんともトロピカルな衣装は、小笠原に伝わる「南洋踊り」に使われます。
南洋踊りは、「南洋」、つまりかつて日本の委任統治領であったミクロネシアの島々から伝えられたものだとされています。
小笠原は、はるか南の島へと連なる場所でもあるようです。
■小笠原の魂の居所
小笠原はアメリカ領であったことや、最初に入植したのが欧米人であったことから、素敵な教会も建てられています。
プロテスタントなのでやや簡素な聖堂に思われますが、ここに小笠原の信者達は集い祈りを捧げます。