小笠原諸島,  世界遺産,  戦跡関連

父島・戦跡ツアーに参加しました!砲台や探照灯、亜熱帯の森に埋もれる兵器たち。

こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、父島の戦跡ツアーに参加してきたので、それについて扱いたいと思います。小笠原はあの有名な「硫黄島の戦い」の舞台でもありますので、戦跡はかなり多いんです。

 

◾️戦跡ツアー

 

 

こちらが、戦跡ツアーに迎えに来てくれた車。実は元々参加する予定はなく、小笠原村返還50周年記念の「沖ノ鳥島ツアー」が中止になった結果、代わりに参加することにした次第です。

ツアーの主催者は、昔はやんちゃだったに違いない(と思った)硬派なおじいさん。私は客なのに、何故か怒られました・・・笑  戦争を知らない若造みたいに思われたのかも知れません。

 

◾️フィリピン沖で撃沈され、父島まで帰ってきた「濱江丸」

 

 

この日は、特別にNHKの記者の方が同行しました! なんでも小笠原返還50周年の特集を放送するそうで、その取材。

実は、私もインタビューを受けました。

「おはよう日本」に登場するかもということだったので、チェックしましたが、カットされていました・・・笑

ツアーでまず訪れたのは、ご覧の境浦海岸。ビロウやシダなど亜熱帯植物が生い茂る中、海に何やら浮かんでいるのが分かりますか? 鉄のかたまりのようなもの。

今では幽霊船のようになってしまっていますが、本来濱江丸(ひんこうまる)という名の船でした。

戦前の船で、中国の大連で建造。フィリピン沖でアメリカ軍と戦いましたが、敗れて破損、なんと、そこから傾いたままの状態ではるばる父島まで帰ってきたというから驚きです。

そして荷物を下ろして修理中、小笠原を通過していた敵機に見つかり、そのまま撃沈されてしまいました。そしてご覧のような有様になってしまったという訳です。

今では鉄も腐蝕して悲惨な状態になっていますが、数十年前は船上でバーベキューができるほどに、状態が保全されていたそうです。

戦跡ツアーが終わって、後ほどシュノーケリングで海の中を眺めにいきましたが、魚も住んでいて、捨てられ船といった感じでロマンがありました。

 

◾️広大な塹壕

 

 

お次は、戦時中に司令部が住まっていた塹壕へ。

とっても広いです。まるでRPGのダンジョンみたい。歩きながら、ワクワクとしてきました。

 

 

こんなものをダイナマイトと人力で造り上げるんだから、戦前の人の根性には脱帽します。

しかしこの暑い小笠原で、湿度の高い洞窟暮らしは居心地はよくなかったことでしょう。この洞窟では、敵軍の暗号解読などもしていたそうです。

 

◾️亜熱帯の森を歩く。

 

 

塹壕を抜けた後は、しばらく小笠原の亜熱帯の森をハイキング。こちらは「マビロウ」

かつては屋根を葺くのに使われていたそうです。あとはうちわとか。

もう一つ、トゲトゲしたビロウもあり、そちらはオニビロウというらしいです。

 

 

こちらは、「マルハチ」。似たような木のヒカゲヘゴが南西諸島にもありますが、あれとは微妙に違うそうです。何が違うのかはよく知らないのですが・・・笑

 

 

ふと足元を見ると、こんな不思議な花が! たくさん落ちています。

これは、「ムニンヒメツバキ」という植物の花。小笠原の森にはたくさん見かけます。

ムニンは無人の事で、つまり無人島=小笠原ということ。

 

◾️駆逐艦の主砲!

 

 

断崖に端っこに、こんないかついマシンが備え付けられているのも見かけました。

こちらは元々は駆逐艦の主砲だったらしいですが(道理で大きい訳ですね!)、離島防衛のために各地に配布したそうです。

 

 

経年劣化が凄まじい。ビンテージですな。

 

 

なかなか見飽きないです。人によったら「ラピュタ」を連想するかも知れません。私は、遺跡を見るとなんでもラピュタになぞらえる姿勢はよくないと思うのですが・・・笑

 

◾️探照灯跡

 

 

こちらの丸い設備は探照灯の跡らしいです。

 

 

この窪みが、兵隊さんたちの休憩所。

当時の陸軍というのは、寝る時に座り姿勢のままだったそうです。夜襲にもすぐに対応できるようにでしょうか?

横にならずに眠るのはさぞ大変だったと思うのですが、慣れたらなんとかなるものですかね。いや、なんとかするしかなかったのでしょうけれど。

 

 

付近には、戦前の陶器が。この星は、大日本帝國陸軍の紋章だそうです! 知らなかったー。このスポットでは約八十年の時間が流れず、戦前のまま止まっているかのような不思議な感覚に陥りました。戦争などかなり遠い世界に平和を満喫する現代では思われていますが、確かに存在した歴史なのです。

 

◾️謎の発電所

 

 

そしてツアーも一周して、いよいよ終わりが間近になってきました。

最後に訪れたのは、この巨大な廃墟。元々は発電施設だったそうです。

 

 

国ではなく、民間の資本で建造されたようで、資金が潤沢なのでどことなく上品で手の込んだ仕様になっています。発電所にしておくにはもったいないくらい。

ツアーが終わり、小笠原のコウモリの写真と、謎の書(おじいさんが書いた?)などをお土産としてもらいました。

結構面白く、そして勉強になったので、父島に行った際は是非参加してみてくださいねー。

離島ナビ

http://ritou-navi.com

Translate »