瀬戸内海・豊後水道の島,  橋で繋がる島,  歴史上の人物

サイクリスト必拝!日本唯一の自転車神社。村上水軍の因島水軍城も楽しい。

こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、瀬戸内海は芸予諸島、しまなみ海道沿いの因島(いんのしま)について少しばかり取り上げてみたいと思います。そんなに時間をとって巡れていないので、本当にちょっとだけですよ・・・笑

 

◾️水軍の城?「因島水軍城」

 

 

因島でも注目すべきスポットは、こちらの因島水軍城。

村上水軍のついて事細かく知ることができ、大変楽しいところです。

 

 

村上水軍の旗印「上」の旗が踊っています。余談ですが、この「上」はただの上の字ではなく、船も表しているそうです。そう思って眺めてみると、船の絵にも見えてきませんか? よく考えられた仕掛けですね!

 

 

村上水軍関連史跡が、「日本遺産」に登録されてから、より一層観光地として整備が行われたようです。以前(8年前)に訪れた時よりも、はるかに整った印象です。

 

日本遺産とは、文化庁が認定する遺産で、「地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリー」を指すそうです(文化庁HPより)。

 

 

水軍城自体は、水軍城?と思うほど因島の内陸部にあるのですが、戦国時代当時はこの近くまで海が迫っていたらしい。江戸時代から海面を埋め立て、今のようになったそうな。

 

◾️水軍の甲冑なども数多く展示。

 

 

村上水軍にまつわる物品が多く展示されています。こちらは兜。水軍の兜は、陸の武士のものとは、どこか雰囲気が違う? 質実というか。

 

 

こちらは甲冑。結構オシャレです。

 

 

水軍の武器など。村上水軍の得意な戦法は、火器を用いた戦い。

 

 

因島水軍において有名なのは、村上吉充(むらかみよしみつ)。戦国時代、毛利水軍の一翼をなして厳島の戦いでも大変な活躍をしたそうです。

 

ちなみに村上水軍の拠点は三つあり、この因島以外に、能島、来島。能島は普段は上陸できないのですが、潮流体験で接近することができます。来島は今治からすぐに行けます。

 

村上水軍が好きな人は3島とも制覇してみてはいかがでしょうか?

 

 

城の外には、村上家のお墓も。草深いですが、せっかくなのでお参りしていきましょう。

 

◾️日本で唯一! 自転車神社に参拝する。

 

 

因島の南部にある「自転車神社」も非常に楽しいスポット。「自転車」と「神社」なんて、関連の全くなさそうな単語がくっついているのが面白いです。のぼりには、自転車のシルエットが描かれています。

 

 

自転車神社は、大山神社の境内に設置されています。神社の人に聞いた話では、もともとは大山神社しかなかったのですが、しまなみ海道がサイクリストに浸透するにつれ、参拝するサイクリストが多くなり、やがて自転車神社が増設されたそうです。

 

ニーズに応じて、新しい神社が創設されるとは、とても面白い話だと感じました。

 

 

神棚の前に自車を置き、お祓いをしてもらうこともできるようです。これは自転車好きならば、何としても行ってみるっきゃない!?

 

◾️因島村上水軍発祥!? 釣島箱崎浦見張台

 

 

大山神社の境内にも、村上水軍関連の史跡がちゃっかりあったりします。こちらは、「釣島箱崎浦見張台」。

 

1377年(南北朝時代)に、この沖で行われた釣島箱崎浦の合戦に勝利した村上師清(もろきよ)は、その子を因島村上氏の初代になったそうです。

 

 

まだ作りたての雰囲気を漂わせる見張台。さっそく「上」ってみましょう(洒落です・・・笑)。村上水軍ブームが起こった時に、地域おこしのために急いで設置されたのに違いありません。

 

 

因島の町並と美しい多島海の海原が見渡せます。近くに見えるのが、鶴島(釣島)。ここで村上水軍発祥の合戦が行われたのかと思うと、興味深い!

 

因島、他にも面白いスポットが多くあるそうです。私もまだあまり行けていませんが、また機会を作って因島を開拓してみたいなあと思っております。

 

離島ナビ

http://ritou-navi.com

 

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